謹賀新年
今年も宜しくお願いします。
年末は何かと忙しく、やっと年明けは寝正月・・・疲れが出て起きなかった。
表はすっかり穏やかな晴天です。
やっと何時もの筆者に戻り、31日迄仕事続きの身体を睡眠の世界にただより、久しぶりに音楽を聴く、友人は年末N響の第九を聴きに行ったと言っていた、やはり日本では年末に第九を演奏することが多いようです。
確かにあの雄大な合奏を聴きながら忙しい時期に聴く第九こそふさわしいのか?
筆者は、新年にはふさわしい、筆者はあえて、『音楽の捧げもの』を選んでみた。又拙宅の TANNOY IIILZ in Cabinet( Chevening)の低域不足の原因は マグネットの自然放電が原因かも知れなく、早速マグネットコイルの充電為IIILZ を発送此れで少しは低域が良くなるといいのですが・・・・・・・?
今年の正月はサブ機KEF で聴き始めになるようです。KEFとの相性の良いノイマンのRCAケーブルに変えて聴く筆者の装置にはこの様なアンサンブル、とバッハの晩年の傑作を年末に聴くのも良いのかも知れない。
KEFも同様に、何れも我家の装置では低域不足は十分承知して聴くが、後少し低音が出ればと聴くたびに悩む?
J.S.バッハが1747 年に作曲した9 曲からなる対位法的変奏曲(BWV1079 )。
ポツダムの宮殿を訪れた際にフリードリヒ大王から与えられたテーマをもとに作曲、献辞を添えて大王に献呈された。
伝統的な対位法の技法を存分に駆使した音楽で、時代の流れに背を向けてしまった晩年のバッハの代表作であり、とくに「六声のリチェルカーレ」は対位法音楽の最高峰と高く評価されている。歳の初めの曲には心改められる。
バッハの最晩年期にあたる1747 年、62 歳の時の作品BWV1079 は、1 つの主題に基づく16 の作品からなる曲集だ。
J.Sバッハが1747 年に作曲した9 曲からなる対位法的変奏曲(BWV1079 )。
ポツダムの宮殿を訪れた際にフリードリヒ大王から与えられたテーマをもとに作曲、献辞を添えて大王に献呈された。
伝統的な対位法の技法を存分に駆使した音楽で、時代の流れに背を向けてしまった晩年のバッハの代表作であり、とくに「六声のリチェルカーレ」は対位法音楽の最高峰と高く評価されている。
大王の主題が全曲を通して用いられたこの曲集はその後「音楽の捧げもの」として知られている。伝えられるところによれば、王の与えた主題を用いて即興演奏を求められたバッハは3 声のフーガを演奏した。翌日6 声のフーガの演奏を求められたが、さすがに即興では難しく、自作の主題による即興演奏を行った。のちにその場で果たせなかった6 声のフーガを含むこの作品を王に捧げたと言われる。
この曲は「管弦楽曲」に分類すべきか「室内楽曲」に分類すべきか迷うところですが・・・バッハが晩年,息子エマニエルが仕えているフリードリッヒ大王を訪れ,音楽好きの大王の前で即興演奏し,大王から課題を与えられ,その回答として,この曲を献上したのでした。
この曲は,バッハの器楽曲における到達点であると同時に,ポリフォニーの極致であると思っています。バッハの器楽演奏曲の中でも完成度の高い此の曲は是非聴いていただきたい一枚であろう。
この曲の面白いところは,研究家や演奏家によりその中の曲順や,楽器の選び方などに解釈が違い,普段はチェンバロで演奏される機会が多いリチェルカーレを弦楽合奏で演奏している盤(ミュンヒンガーなど)もあります。
とにかくこの曲は、一枚で,チェンバロ独奏,トリオソナタ,各種カノンとバラエティに富んだ演奏形態を楽しめるのが魅力です。
特にJ.S.バッハの作品の器楽曲は真剣に聴いても、リラックスして聴いても違う感動を与えてくれる、一般的にはカール・リヒター(チェンバロ、指揮)の物が良いとされるが、筆者お勧めは少し古いが、パイヤールのバッハは素晴らしい。
私は楽器編成がどうとか細かいことはわからない。また、古楽器の演奏は、原版には忠実で当時の音を再現しているのかもしれないが、楽しさに欠けると思うこともある。
音楽の捧げものでいうと、巷間評判の高いクイケン盤などはあまりいとは思わない。 リヒター版は謹厳実直で速いテンポでぐんぐん進めていく。それでいてトリオソナタの深い味わいは魅力的。
マタイなどでは圧倒的な名演を聞かせてくれるが、相手に緊張を強いるところがあるそこに比べると、このパイヤール盤は特に、少しくつろいだ気持ちで、音楽に浸らせてくれる。
パイヤールは疲れたときに癒されたい、ちょっと時間があるときにバッハが聞きたい、そんな聴き方ができる。勿論 彼の振ったブランデンブルグ協奏曲と並ぶ私のバッハの愛聴盤の一つである。
やはり、音楽鑑賞はこの様なリラックスモードで楽しめる感覚は大切である。
YouTubeでの配信はありませんが、代わりにバッハ: 音楽の捧げもの BWV1079 カール・リヒター
VIDEO
ヴァイオリンのジャリ、フルートのラリュー等のソリスト達が洗練された演奏を聴かせます。
フランスを代表するアンサンブルならではの典雅を極めたバッハです。名プロデューサー、ミシェル・ガルサンが制作に加わった仏エラートとの共同制作によるもので、74 年から始まったデンオンのヨーロッパPCM録音の記念すべき第1弾となった記念碑的作品です。
バッハの「音楽の捧げもの」には我々の世代が親しんだ名演盤が多く本盤パイヤールをはじめミュンヒンガー、リヒター、レーデル等最近の古楽器演奏とは異なり現代楽器の良さを最大限に引き出した見事な各演奏があります。
個人的にはレーデル演奏盤が何気ない即興的趣味にも満ちていて好きなのですがクラシック音楽演奏には「正解」がある様でなく、ない様でありの世界・・・各人実際に先ず聴く事でしょう。
それぞれ聴き処が微妙に違うのですがパイヤールのものはヴァイオリンのジャリ、フルートのラリュー等のソリスト達がフランスを代表するアンサンブルならではの典雅の極めた洗練されたバッハ演奏を聴かせます。
パイヤールは二度この「音楽の捧げもの」を収録しておりようです。
まぁ、とにかくこの「音楽の捧げもの」は楽器の指定なし、主要部だけしか書かれていない楽譜、演奏家自身で完成させねばならないカノンなど、フリードリッヒ大王にまつわる逸話とともに謎に満ちた曲集ですが器楽曲好きな方は、是非どの演奏盤でも良いので聴かれる事をおすすめします。
最近重宝して愛用しているオールドジャンパーです、年寄りには、かなり派手ですが、実に着ると温かい、
少し重量があり重いのが気になりますが・・・・・ブラボー!