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伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ジャズ・ファンの多くが1950、1960年代のジャズに執着してしまう心理の原因は何故かについての考察した・・

2022年06月04日 | JAZZ・ボサノヴァ

1960年代当時は筆者も詳しくは知らないがアメリカ産ALTECの604Eにユニットが収まる銀色の箱が特徴的な鉄仮面とマッキンの真空管アンプでジャズを聴く事が最高とされていた時代でした、一般的にはセパレートタイプのステレオ装置が高級とされていた時代であった。筆者の子供時代は蓄音機から一般的には電蓄(電気蓄音機)全盛時代となっていった懐かしい時代でもある。

筆者も含め最近古いジャズを良く聴く、ジャズを歴史的に思うに70、80年代にジャズの低迷期が有りジャズの歴史に断層がある為、ジャズ音楽が見失った物は何であろうか?60年代でジャズは終わっているという認識の人が多くいる様です。
1960年にはモードジャズ"が目立つようになり、すこし古風な雰囲気が漂う音楽になる。次のフリー・ジャズに取って変えられることに、目まぐるしい流行の波そしてフリー・ジャズは聴かなくなってしまった。今愛聴するジャズはモードジャズ以前のジャズが好きだ。常にジャズは進化し続け、古いジャンルを打破し続ける 常に進化するジャズ音楽のいったジャズの歴史であるが、やはり懐かしいブルーノート音階のジャズが一番にお気に入りになる。
当時定期購読していたスイングジャーナルも最後は廃刊してしまった。



ある程度の演奏方式がエレクトリックやフュージョン・ブームが有り、人気ジャズ・アーティストも、そちらのほうへ行ってしまいました、(Miles Davis、Sonny Rollins)等。

人気のあったジャズ・アーティストが、麻薬や事故や病気で多くの有名な演奏者が早死にしたり、リタイアしました(Art Pepper、Bud Powell)、事故:Clifford Brown、他殺:Lee Morgan等。
安定しない60年代のフリー・ジャズなどの台頭などによる混乱。表現が出尽くしてマンネリズムに陥った面が大きい事でした(此れは錯覚であった様だ)。1963年に登場した英国(リパプール)出身のビートルズを初めポップス、ロック系が活気ずき特に若者の興味がロック系統に移ってしまった面があります。

ジャズの全盛と言われた50、60年代の名盤伝説も、それは80、90年代あたりの価値観です!マイルスだコルトレーンだのと、バカの一つ覚えみたいに70〜80歳代が未だ吹聴する、確かにジャズ喫茶も少なくなっている。揃える音楽は当然の50、60年代の名盤伝説ばかりである。と言いながら聴くのは勿論1960以前のジャズが圧倒的に多い、捜せばあるであろう、好きなジャズ演奏が!

と同時にオーディオ愛好者が少なくなったと言うが、ヘッドホン等の売上は年々上回っているそうである、同然真面目にオーディオ機器を作る会社の売上も伸びているとも伺う。



確かに当時のジャズファンからすれば、目ぼしいアーチストも知らない人達ばかりと嘆くのである。例えば筆者の好きな日本のジャズアーチスト北村英治さんも未だスイングジャズの演奏を楽しんでいらっしゃる。此のような問題は趣味の範囲であり、50年前の時代と現在は大きく変化し、趣味の範囲も広がり、此れが良いと、押し付けることを嫌う時代に変化したことに年寄りは気づいてない様である。注意深く探れば未だ新しいジャズが聴こえて来るはずである。

但しオーディオ機器については不満が一杯ある、勿論オーディオブームの頃と比べ売り上げは落ちて、また嗜好もエンクロージャーからイヤホンにレコード、CDのソフトが今やスマホ等のアプリからのダウンロードに変化したことの影響も大きい変わりようである。勿論世の中は日進月歩でテクノロジーも常に変化している、昔ソニーのカセットデッキ(ウォークマン)が飛ぶ様に売れた時代、日本人はその先が見えなかったのであろうか、なん度もチャンスはあったと思うが、残念なことに見逃していたのであろう。
移動のため交通機関に乗るが、今や車中で当たり前のようにスマホからイヤホンで配信音楽等を利用して聴きながら移動している、筆者も時々電車の中で聴くがこれが意外と良い音楽を聴かせる。確かにどの様な音楽を聴いているのか解らないが、確かに手軽に音楽を楽しんでいるのです。

最近マニアの間に話題を振り撒きネット上ではたいへん話題となって、人気も高い支那製の(ラインアンプ)デジアンプ(AIYIMA TUBE T-7)だが、オペアンプをダブルのオペアンプに増設と真空管の交換でより良い音質に良好に変化すると言われています。筆者も現在モノーラルにて使用しています。
勿論真空管はジャズ系統には良いと思うGE-5670Wに変更しました。



実は昨日所用で東京に行く、よせば良いのに小一時間ほど余り時間に秋葉原に立ち寄る、気になる店舗に立ち寄ると現在使用中のパワーアンプのチューブがある、VALLOのECC85の球が並んでましたので、つい購入・・・本日テストと相なる訳である。この様ないわゆるヴィンテージ的な商材は見つけたら買わないと直ぐに無くなる、ウエスタン(WE)のケーブル等もその様な状態である。

LUXKIT A3500のパワーアンプのサブチューブを日立製からSIEMENSに交換である。実はE L34も交換したいのでがお財布の中身不足が災いして購入できないことは残念です。一度は使ってみたいと思うは以前聴いたがGEのチューブはジャズ系統にはかなり優れている様に思う。

現在使っている球は松下製で此の球も意外と定評ある安定した物と雑誌等にて紹介した記事を読んだ事もある。



我が家でジャズを聴くにはLS3/5aを使用することが多いが、テスト的に購入したVALLOのECC85に変更して試聴する、音質は若干だが粘り強い様子で打楽器のキレがアップしたのかの様な感じ、勿論エンクロージャーはLS3/5aとSpendor/SP3/1Pで行ったが、昔風味の音が漂い、良い意味でのヨーロッパ的ジャズを聴く様でもある。

聴き方は千差万別であろうが、筆者には丁度良い塩梅な味がする、勿論Spendorもよく似た古い感じの響きに感じた。しかしこのSpendor/SP3/1PはLS3/5aと比べ独特の若干優しい音がする、これは聴く人の好みであろう。
筆者はLS3/5aの余分な音がしない音が好みである、それと違う点は低音の鳴り方がLS3/5aの音が素直で良い、バランスの良い音楽に夢中になれる事の素晴らしさは大きい。カメラに喩えると音楽にピントが合う様である。

現在使用するLS3/5aは約1年6ヶ月ほどかけて改良したが、今思うはLS3/5aは只者では無いと感る、最終的にはこの個体だけなのかも知れないが欠陥箇所の改修で現在HA真面に鳴っている。



確かにこのLS3/5aについては購入時の音質は最悪で随分改良し、最後に欠陥箇所を見つけ全て補修した結果素晴らしい仕上がりになったことです。
以前のLS3/5a改良時のブログです参考にしてください。

昨日秋葉原にて通り掛かりで流れていたアメリカンタイプの音とは随分違う音がしていたが、勿論流行りのエンクロージャーの中でのアキュレット過ぎる音と比べ、筆者の自宅の音は随分古いタイプの音と感じた次第である。

まあ主に好んで聴くのは、宗教音楽(カンタータ)、バロック音楽をメインに聴くので此の方向の音がよかろうと思っているが・・・・。



その様な時代、古い装置にも合う現代に筆者がお薦めするジャズ演奏者を2名紹介します。
先ずは最近お亡くなりになりましたビージー・アデールです。60年にわたり米ナッシュビルのジャズ・シーンで尊敬を集めたジャズ・ピアニスト、ビージー・アデールが、2022年1月23日に自宅で逝去したことが公式HP、SNSで発表された。享年84歳だった。
米ケンタッキー州のケーブシティで育ったビージーは、5歳のときにピアノを弾き始めた。ウェスターン・ケンタッキー大学にてピアノを勉強するとともに音楽教育を専攻し、大学を卒業後、音楽教師として3年間働いた後、1961年に米ナッシュビルに移住し、セッション・ミュージシャンとして活動をスタートした。
WSM-TV(米NBC系列)とラジオ、また米ABCの『ザ・ジョニー・キャッシュ・ショウ』(1969から71年)に出演。ジョン・スチュアート、J.J.ケイル、ドリー・パートンほか数々の人気ミュージシャンと共演した。

メロディの美しさをそのままにエレガントで洗練されたアレンジが、日本でもジャズ・ファンから、ポップス・ファンまで幅広い層を虜にし、2010年に「いい日旅立ち」をボーナス・トラックとして収録したアルバム『マイ・ピアノ・ロマンス』で日本デビューを73歳で果たした。今作は年間ジャズ・アルバム・チャート1位を記録する大ヒットとなった。同年続いてリリースされた『マイ・ピアノ・ジャーニー』、『マイ・ピアノ・クリスマス』、2011年の『マイ・ピアノ・メモリー』もジャズ・チャート1位を記録した。キャピトル東急ホテルのオープニング・セレモニーでの演奏を含む2回の来日公演を果たしている。



美しいメロディをシンプルかつ優雅に、てらいの無いサウンドで聴かせてくれることで人気の女流ピアニストBEEGIE ADAIRの新作が到着。各アルバムごとに作曲家なりテーマなりを選んで聴かせてくれる彼女ですが、今回は1950年代にヒットしたポップソング集。あの"MISTY"をはじめとしたスタンダードとなっているナンバーもあれば、今やほとんど聴かれなくなったものもあり、しかしそのどれもが美しいメロディで、ふいに50年代にタイムスリップしたかのよう。50年代を知らない人間をもノスタルジックな気分に浸らせてくれる一枚です。

「MOMENTS TO REMEMBER(BEEGIE ADAIR)」
 1.SECRET LOVE
 2.BECAUSE OF YOU        
 3.CANADIAN SUNSET
 4.MISTY
 5.OLD CAPE COD
 6.STRANGER IN PARADISE
 7.NEVERTHELESS
 8.HEY THERE
 9.TEACH ME TONIGHT
 10.SO RORE
 11.TWIGY
 12.YOU BELONG TO ME
 13.MOMENTS TO RTEMEBER

深く深い悲しみと共に、ビーギーが今日、彼女を愛し、彼女を最も愛した人たちに囲まれて亡くなったという悲しいニュースを共有します。 彼女が平和に亡くなるまで、彼女は知性とユーモアを無傷で善戦していた。
世界は真のアメリカの宝を失ったが、彼女の球体に入り、彼女が創り上げた音楽の喜びを味わうことができたことは、どれほど幸運なことか。
彼女の人生は、彼女の絶妙な才能を教え、楽しませ、インスピレーションを与えるために使われた。 彼女が創り上げた作品の体と、生徒、同僚のファン、友人の団体を通して、ビーギーの音楽は後世にわたって共有され、聴こえるようになります。
安らかに眠れ、そして神のスピード、可愛いビーギー。このようなピアノトリオジャズには紹介した音響機器が力を発揮しピアノの高音部のピンキーな美しさは英国のエンクロージャーが勝るようである。



そして次の一枚がスコット・ハミルトンとパオロ・ビッロ・トリオ円熟の名テナー スコット・ハミルトン Fone Jazz録音のスタンダードバラード集が有名だが、筆者の知るのは1982年当時はチョビ髭が目立った存在であり最近年老いた感じガス様である。筆者のブログにもアンドレア・モティス & ジョアン・チャモロとの共演を掲載したが、ご存知の如く、エディ・ヒギンス、北村英治との共演は有名です。
スコット・ハミルトン(Scott Hamilton)1954年9月12日生まれアメリカ、ロードアイランド州プロヴィデンス出身のジャズ・テナーサクソフォーン奏者。
フュージョン全盛の70年代後半からオールド・スタイルのテナー・サックス奏者として高く評価されている。

イタリア音質系レーベルFONE JAZZから『I Could Write a Book』、『Who Cares?』『Bean And The Boys』に続くスコット・ハミルトンの2017年最新作がリリース!近年はイタリアに移住し、ヨーロッパを拠点に活動。Stunt、Blau、Organic Musicなど様々なレーベルで精力的に録音を行なっているアメリカのベテラン・テナー奏者スコット・ハミルトン。こちらは、『I Could Write A Book』、『Who Cares?』、『Bean And The Boys』に続く、イタリアの高音質レーベルFone Jazz録音の4作目、サックストリオによる前作『Bean~』と同じく、ビル・エヴァンス系のリリシズムを汲むピアノ名手パオロ・ビッロやドラマーのアルフレッド・クレイマーを迎え、さらに今回はマッシモ・ファラオとの共演でも知られるベース職人アルド・ズニーノを加えたカルテット編成。おなじみのスタンダードから、アントニオ・カルロス・ジョビン&ヴィニシウス・ヂ・モライスの名曲「Se Todos Fossem Iguais A Voce」まで、スコットの真骨頂ともいえるバラードプレイをたっぷりと堪能できる1枚。


「Ballads For Audiophile」
  Scott Hamilon(sax)
  Paolo Birro(p)
  Aldo Zunino(b)
  Alfred Kramer(ds)
 1.Everything Happens To Me
 2.All Or Nothing At All
 3.The Gypsy
 4.Moon River
 5.This Is All I Ask
 6.Hey There
 7.The Shadow Of Your Smile
 8.Baby All The Time
 9.Setodos Fossem Iguais A Voce
 10.Goodbye
イタリア音質系レーベルFONE JAZZから『I Could Write a Book』、『Who Cares?』『Bean And The Boys』に続くスコット・ハミルトンの2017年最新作がリリース!
今回はPaolo Birroのピアノ、Aldo Zuninoのベース、Alfred Kramerのドラムス・・・といった絶妙なメンバーにより、スコット・ハミルトンの懐深いテナーをより味わい深く聴かせてくれる逸品です。

ここで昔のジャズの紹介です。



コールマン・ホーキンス、完全なコールマン・ランドルフ・ホーキンス(1904年11月21日生まれ、ミズーリ州セントジョセフ、1969年5月19日、ニューヨーク州ニューヨークで死去)、アメリカのジャズミュージシャン。以前はノベルティに過ぎないと見なされていたテナーサックスの即興の習得は、ジャズで最も人気のある楽器の1つとして確立するのに役立ちました。彼はジャズの歴史の中で最初の主要なサックス奏者でした。
4歳でホーキンスはピアノを、7歳でチェロを、9歳でサックスを学び始めました。彼は10代でプロのミュージシャンになり、1923年から1934年にかけてフレッチャーヘンダーソンのビッグバンドで演奏している間、芸術的に成熟し、偉大なジャズアーティストの1人として認められるようになりました。



ホーキンスは、複雑なコード進行を完全に理解した最初のジャズホーン奏者の一人であり、スウィング時代の偉大なサックス奏者の多く(特にベンウェブスターとチューベリー)や、ソニーロリンズなどの現代ジャズの第一人者に影響を与えました。とジョンコルトレーン。レスター・ヤングが登場するまで、ホーキンスの深みのあるフルボディのトーンと素早いビブラートは、ジャズテノールで期待されていたスタイルでした。、そしてヤングの登場後も、多くのプレイヤーがホーキンスのアプローチを吸収し続けました。ジャズの歴史の中で最も強力な即興演奏家の1人であるホーキンスは、リスナーの注意を必要とする緊急性と権威を備えた調和のとれた複雑なラインを提供しました。
彼はまた、彼の不機嫌な攻撃とより速いテンポでの攻撃的なエネルギーとは対照的に、親密な優しさでアルペジオのラプソディックなラインを作成できる有名なバラードプレーヤーでした。
ホーキンスは何十年にもわたってインスピレーションを得たパフォーマンスを披露し、若い頃からずっと彼の作品に火を放っていました。1940年代から、彼は小グループを率いて、頻繁にレコーディングし、フィルハーモニーや他のツアーでジャズを使ってアメリカやヨーロッパで広く演奏しました。彼は何年にもわたってジャズで起こった変化を喜んで受け入れ、明らかに最も初期のビバップ録音(1944年)でディジー・ガレスピーとマックス・ローチと遊んだ。やがて彼はまた、彼の芸術に新たな凶暴性を明らかにした厳しい低音で、傑出したブルースの即興演奏家になりました。アルコール依存症と体調不良にもかかわらず、彼は1969年に亡くなる直前まで遊び続けました。



ベンジャミン・フランシス・ウェブスター(Benjamin Francis Webster)、1909年3月27日-1973年9月20日)は、強い影響力を持った、アメリカ人のジャズ・テナー・サックス奏者。ウェブスターは、ミズーリ州カンザス・シティに生まれ、コールマン・ホーキンス、レスター・ヤングとともにスウィング期の3大テナーの一人と考えられている。愛情を込めて「ザ・ブルート」と呼ばれ、堅く、とがっていて、すごくいかした音色でストンプのリズムを刻む(彼自身の明らかに他人とは異なったうなるような演奏によって)。しかし、バラード曲では、温かみと情趣あふれる演奏をもこなすのである。スタイルの点から見れば、ウェブスターのそれは、ジョニー・ホッジズに負うところが大きい。ウェブスターによれば、ホッジズこそが彼に、サックスをどのように演奏したらよいか教えてくれた人物だということである。



ウェブスターはピアノとヴァイオリンを幼少の頃から習っていた。サキソフォンの演奏について学ぶのはその後のことになるのだが、それでも彼は時々、ピアノに立ち帰っていた。時にはピアノで録音に参加することもあったのである。ある時、バド・ジョンソンがウェブスターにサキソフォンの基本的な演奏法について教えたことがあったのだが、それ以来、サキソフォンをヤング・ファミリー・バンド(当時、メンバーの一人にレスター・ヤングがいた)で演奏するようになった。
筆者も好きな、天才と言われた盲目のピアニスト『アート・テイタム~ベン・ウェブスター・クァルテット』、1957年の『ソウルヴィル』がある。彼のテナー奏法は、ジャズ・テナー・サックスの父といわれたコールマン・ホーキンズの影響を受けているが、エリントンが重用したように独特の音色とフレージングを持っている。特に、サックスの音に呼気を巧みに融合させ、かすれたようにも聞こえる「サブ・トーン」と呼ばれる技法を使っての表現力は、右に出るものはない。
1920年代前半から活躍、ジャズ・テナー・サックスの父として尊敬を集めたコールマン・ホーキンス。1930年代のジャズ界で頭角を現し、ホーキンス系のプレイでスターの座に君臨したベン・ウェブスター。
スター同志の共演だけあって賑やかなテナー・バトルが飛び出しそうなものですが、演奏曲は意外にもミディアム・テンポのスタンダード・ナンバーが主体。まさしく大人のテナー・サックス・プレイを聴くことができます。若きオスカー・ピーターソンを始めとするサイドメンも手数を抑えて巨匠たちをサポート。聴けば聴くほど旨みが出る味わいが良い。コールマン・ホーキンスを始めアート・テイタム(p)ジェリー・マリガン(brs)等大物との共演が凄い何も名演奏となっている所は聴き逃せない。



Coleman HawkinsENCOUNTERSBen Webster
 コールマン・ホーキンスColeman Hawkins(ts)
 ベン・ウェブスターBen Webster(ts)
 オスカー・ピーターソンOscar Peterson(p)
 ハーブ・エリスHerb Ellis(g)
 レイ・ブラウンRay Brown(b)
 アルヴィン・ストーラーAlvin Stoller(ds)

 1.BLUES FOR YOLANDE
 2.IT NEVER ENTERED MY MIND
 3.LA ROSITA
 4.COCKTAILS FOR TWO
 5.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
 6.PRISONER OF LOVE
 7.TANGERINE
 8.SHINE ON,HARVEST MOON
 Recorded in Los Angeles
 October 16, 1957

メンバーを見ても大物で揃えLA ROSITA等は今聴くも新鮮さ、さえ感じる此の様なアルバムはやはり貴重な一枚になるのであろう。
1920年代前半から活躍、ジャズ・テナー・サックスの父として尊敬を集めたコールマン・ホーキンス。1930年代のジャズ界で頭角を現し、ホーキンス系のプレイでスターの座に君臨したベン・ウェブスター。この2人がVerveに残した歴史的な共演セッションが復刻されました。スター同志の共演だけあって賑やかなテナー・バトルが飛び出しそうなものですが、演奏曲は意外にもミディアム・テンポのスタンダード・ナンバーが主体と嬉しい組合せだ。まさしく大人のテナー・サックス・プレイを聴くことができます、若きオスカー・ピーターソンを始めとするサイドメンも手数を抑えて巨匠たちをサポート。聴けば聴くほど旨みが出る味わいが良い。
何故か最近ジャズを聴く事が増えた様である、今も昔も変わらないスタンダードジャズは不滅ですね、ブラボー!