明の高啓は僕の好きな詩人。徒然想で以前にも引いたことがあるかもしれないが、好きな詩なので再度引く。
偶 睡
竹間門掩似僧居 竹間 門は掩(とざ)されて僧居に似たり
白荳花開片雨余 白荳(はくとう)花開き 片雨の余(よ)
一楊茶煙成偶睡 一楊(とう)の茶煙 偶睡を成し
覚来猶把読残書 覚め来たれば猶お把(と)る読残の書
(竹林の中に、ひっそりと門のとざされている家のたたずまいは、まるで僧の住いのようだ。
通り雨のあと、白い豆の花が咲く。
茶を煎る煙をみているうちに、長椅子でついうたたねをした。
目がさめてみると、読みさしの本をまだ手に持っていた。)
ごく普通の田舎家。穀雨の頃、竹林の豆の花を舞台にしている。悠々自適の生活の一コマ。こんな暮らしをしたいと思うのは、まだまだ早いのかもしれないが、いつかこんな生活ができるのであろうか。ただ、うたたねはお薦めです。
(こんな悠長なことを言っておれない状況が今日もタイやイラクなどで続いている。)
偶 睡
竹間門掩似僧居 竹間 門は掩(とざ)されて僧居に似たり
白荳花開片雨余 白荳(はくとう)花開き 片雨の余(よ)
一楊茶煙成偶睡 一楊(とう)の茶煙 偶睡を成し
覚来猶把読残書 覚め来たれば猶お把(と)る読残の書
(竹林の中に、ひっそりと門のとざされている家のたたずまいは、まるで僧の住いのようだ。
通り雨のあと、白い豆の花が咲く。
茶を煎る煙をみているうちに、長椅子でついうたたねをした。
目がさめてみると、読みさしの本をまだ手に持っていた。)
ごく普通の田舎家。穀雨の頃、竹林の豆の花を舞台にしている。悠々自適の生活の一コマ。こんな暮らしをしたいと思うのは、まだまだ早いのかもしれないが、いつかこんな生活ができるのであろうか。ただ、うたたねはお薦めです。
(こんな悠長なことを言っておれない状況が今日もタイやイラクなどで続いている。)