【 ここに あるもの いるもの いきものがたり 】 矢ばなの里

「カタクリと生き物3Dの森」桜が教えてくれたカタクリの群生地が広がり、そこにはフクロウムササビといった生き物がいる。

荒島岳と平家平 ブナの森の話

2007年08月13日 | 森の話
昨日は平家平を愛する会の行事で平家平に行ってました。
下界は猛暑ですが、平家平は涼しかった。
気温は20度ちょっとぐらいだったでしょうか。
ブナの木立かの木漏れ日も暑くなく、
のんびりと昼寝をしていたら、
いくらでも眠れそうです。

昨日気が付いたのですが、
平家平のブナの木は葉の込み具合、
枝振りの密度が薄い。
見上げたときの青空の透け具合が
荒島岳のブナの森より
はるかに多い気がしました。

荒島岳のブナの森はもっと
うっそうとしたブナの森です。

ここでオウレン栽培をしている
地元の人の話では
オウレンを収穫までには13年が丁度いい栽培期間
収穫する頃にはブナを間引き枯らして青天井にしたそうです。
今はそんなことは出来ません。

マスコミとかで報道されるブナの一斉林
大野市がこの平家平を購入して
一度も収穫はしていません。
手入れも追いつかない状態です。
ブナはこのオウレンとの共生を守るために
枝張り広げず、葉の密度を落として
オウレンを守っているのかもしれません。

今後、このままではオウレンは
消滅する運命かもしれません。

ここでも大野市の亀山と同じように
はっきりとした理念、コンセプトを持っていません。
平家平を買った状態の人工林で維持するのか、
自然林として保存するのか、見えてこない。

いずれ、平家平も市の重い
お荷物になるような気がします。


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