現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ひまわりっ! 其の拾 忍びに情けは無用なのです

2006年06月13日 21時35分32秒 | アニメ・映像全般
 鐘の音が響く霧の里。学園は中間試験の真っ最中。【ひまわり】は自分に言い聞かせていた。【ハヤト】を守る為に頑張り良い成績を取る。筆記試験の成績は【ヒメジ】【ゆすら】【あざみ】ともあまり良くなかった。【ひまわり】は毎日の積み重ねが大切だと言う。一方【しきみ】は試験中もつらそうだったが、やはり風邪だった。【ひまわり】はお見舞いに行こうと言うが【ゆすら】は「必要ない」。【ヒメジ】からは「自己責任」。【あざみ】は「他人の事よりも自分の心配」とそれぞれだった。
 夜。【ひまわり】は一人でお見舞いに行く。スタミナがつくお好み焼きを持参する。【しきみ】は咳き込み、かなり悪化していた。その頃、学園では教師たちが明日の試験の打ち合わせをしていた。中間でも容赦なき、厳しい弱肉強食のルールとは?
 翌日。快晴。集合する生徒たち。【しきみ】はまだつらそうだ。そんな【しきみ】を心配してしまう【ひまわり】。中間試験が始まる。まず、仲の良い者同士6人のグループ分け。【ひまわり】【しきみ】【ヒメジ】【あざみ】【ゆすら】。一人足りないと思えば【つきよ姫】が現れた。そして告げられる『今から、その6人は仲間じゃなく敵だ』と。実技内容は6人で密書を奪い合う事。【ひまわり】にとっては過酷な試験になりそうだった。勝者はたった一人。今までも授業で学んだ事を全て使い、ホウライ山の頂上にいる【やつがしら校長】に渡した生徒に筆記意見に+100点が加算。だが、総合得点が低い者が学園を去る事(落第)なると説明された。
 開始。【ゆすら】が先陣を切り走り出す。【ヒメジ】【あざみ】がこれに続く。【しきみ】は熱があり、最悪の状態。【ひまわり】も【ハヤト】の応援を受けて試験に向う。『立派なくノ一になって、ハヤト殿を守る為には落第する訳にはいかない・・・だけど、みんなとも争いたくない』と思う。そして【ひまわり】は岩陰に「解熱」効果のある薬草の花を見つける。
 やつがしら校長が見る。筆記試験の意外な結果とは・・・。【しきみ】は自分の事を見る事ができる。筆記試験の結果、何としてもこの実技を勝ち抜く事を決意する。そんな【しきみ】に「解熱」効果のある薬草の根っこを差し出す。【しきみ】は『甘い。仲間を蹴落としたくないのは、みな同じよ・・・だけど、そこで逃げても、結局は誰かが落ちる事には変わらない。だったら、最初から正々堂々戦った方が、その誰かの為・・・分かったら行きなさい・・・』【しきみ】は【ひまわり】を突き放すが【ひまわり】は、熱が下った【しきみ】と正々堂々と戦いようだ。「薬草の根っこ」を置いて行く。
 【ゆすら】に【ヒメジ】の火器が爆音と共に放たれる。【あざみ】からも攻撃がある。3人が争う展開になっていた。【ゆすら】を行き止まりに追い詰めた【あざみ】だったが【ヒメジ】の手榴弾で【ゆすら】と【あざみ】は崖の下に落ちるが、【ゆすら】は鳥に助けてもらい。【あざみ】はワイヤーを引っ掛けて、それぞれ危機を脱する。この中間試験の最中も【お頭】と【わび助】【さび助】は【ハヤト】の命を狙っていた。
 【ひまわり】は「忍び凧」に乗って上空から見ている。【ヒメジ】は相変わらず【あざみ】のトラップを爆音を響かせながら走っていた。すると【ひまわり】が「凧」の操作を失い【ヒメジ】に直撃する。【ヒメジ】の密書を奪う【あざみ】。【ひまわり】は「凧」にからまり動けない。【ヒメジ】は【あざみ】の後を追うが、今度は【ゆすら】の「モモ太」からの「桃尻攻撃」を受ける。
 【ハヤト】は【ひまわり】を心配し来るが、【あざみ】の仕掛けた罠にはまり、宙吊りになった。この光景を見ていたと思うが【お頭】たちも一緒に捕まってしまう、【ハヤト】はこの罠を脱し【ひまわり】を助けようとするが、【ひまわり】は受験者。【ハヤト】は試験管。【ひまわり】はその立場を越えて「助けてもらう訳にはいきません」と言う。自分の力で、正々堂々と試験を戦い抜きたいと思っていた。その【ひまわり】の言葉と姿勢に【しきみ】。【ハヤト】と【ひまわり】を助けた。走りながら【しきみ】『私も・・・甘いなあ・・・』とどこか笑顔だった。
 その【しきみ】を追う【ひまわり】。【しきみ】も同じ気持ちだった。【あざみ】が先行するが【しきみ】の痺れ薬を塗った吹き矢で「密書」を奪う。【ひまわり】も負けずに手裏剣で【しきみ】の足を止めようとするが【いきみ】に当たらずに、いばらの茂る道へ入ってしまう。とげが邪魔をし先に進めない【ひまわり】。【ヒメジ】はいばらごと火器で吹き飛ばすが【しきみ】が持つ「密書」は「モモ太」から【ゆすら】へ渡る。【ゆすら】を追走する【ひまわり】と【しきみ】。【ゆすら】は「イノシシ」の群で対抗する。【ひまわり】は「イノシシ」の群と一緒にいなくなる。【しきみ】は残り【ゆすら】を追いかける。【しきみ】は「毬栗」をたくさん落とし【ゆすら】と「モモ太」を動けなくした。
 【しきみ】は「密書」を持ちホウライ山で待つ【やつがしら校長】の元へ。しかし病み上がり。薬草の効果もきれてきた所に「イノシシ」の群と【ひまわり】が突っ込んで来た。さすがの【しきみ】も避け切れなかった。【ひまわり】が気がつくと目の前に「密書」があった。『取った!取った!』と喜ぶ【ひまわり】。しかし、彼女の前に【しきみ】の苦しむ姿があった。

 『このまま、走れば勝てる・・・でも・・・』と優しさが出てしまう。

そんな【ひまわり】の気持ちを察している。苦痛の表情をうかべ【ひまわり】に行くように促す。「守る者為に・・・忍びに情けは無用」とも言う。
 【つきよ姫】。「腹が減っては戦はできぬ」と言い、汁物を口にする。突然の突風。【ひまわり】の手には「密書」ではなく「お椀」だった。【つきよ姫】が「密書」を【やつがしら校長】の元へ。【ひまわり】たちは大接戦だと告げられる。先ほどの【やつがしら校長】が見た筆記試験を含めた総合得点ではトップは【ひまわり】だった。したがって【しきみ】たちの誰かが落第する事になるが、全員の悪運と校長の特別のはからいにより、全員合格となった。
 夜。「もんじゃ屋」でお好み焼きを食べる【ひまわり】たち。もちろん話題は【ひまわり】のトップの事。【ひまわり】は【ハヤト】の一般教養が満点だったのが嬉しいようだ。
 その時【しきみ】が言う。

 『油断していると足元すくわれるかもよ・・・』

おちこぼれ忍者【ひまわり】を認めた【しきみ】であった。