現代視覚文化研究会「げんしけん」

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陰からマモル! 第10話 「ゆうなの黄金伝説」

2006年03月19日 23時46分39秒 | アニメ・映像全般
 第10話のストーリーは「徳川の埋蔵金が発見されたという新聞記事を見て夢を抱いた【ゆうな】は、家の庭をシャベルでせっせと掘り始めた。すると本当に、石造りの扉が現われる。その扉を開くと、奥には真っ暗な通路が続いていた・・・。」という展開が描かれている。今回は【愛里】【椿】【山芽】【ホタル】の【マモル】を恋する対象として意識した表現が可愛くて良かったですね。【ゆうな】に関しては少しお休みといった感じでしょうか?その中でも特に良かったのが【椿】です。いつもは【愛里】が好きなのですが、今回は【椿】。【愛里】が社会科の先生から聞いた小鐘井城の黄金伝説を聞こうとすると、その先生が【椿】の担任なのでそちらの方が詳しいと言うので、【マモル】が聞きに行く場面での【椿】が良かった。お風呂上りらしくほてった身体をさまそうと窓を開けて、【マモル】も一緒に月を見ているかと言ったり、「陰守・・・」と呟いたり、黄金伝説の事情を聞きたいと訪ねて来た【マモル】にお茶を入れたり、話を聞いてすぐにいなくなった【マモル】に対して「切ないの・・・」と言う所がいじらしいく、【椿】の女の子らしさが出ていた。長い黒髪と奥ゆかしさの日本人的な魅力を旨く惹き出せたと感じております。
 夕方。新聞の埋蔵金の記事に触発されて家の庭を掘っている【ゆうな】。その姿を【マモル】と【愛里】が見ていた。【愛里】にとっては「たかが、10億円程度」らしい・・・。この場面では【愛里】の【ゆうな】のモノマネがかなり似ていた(笑)。社会科の先生が授業で言っていた黄金伝説を【愛里】から聞いた【ゆうな】は影響されている。実に【ゆうな】らしい。もう掘る事が目的化し、財宝の事を忘れている所も彼女の魅力ですね。意外と深く掘れた穴・・・そこにドアの取っ手らしき物を見つける。【愛里】に促されて【マモル】がそのドアを開けようとするが、取っ手が壊れてしまい仕方なくシャベルを使い開ける事にする。その先に広がる闇。3人で覗き込むと「隠し通路?」と【ゆうな】は凄く楽しみにしている様子。【マモル】は家に帰り、先程の壊した取っ手を触ると外装が剥がれ、中から黄金色の物質が現れた。【マモル】は詳しく知りたいと【愛里】に携帯で電話するが・・・。【愛里】も【マモル】からの電話は本当は凄く嬉しいはずなのだが、いつもの照れ隠しと不器用さが出てしまう。そんな素直になれない【愛里】も可愛いです(笑)。どうやら【愛里】はその授業中に居眠りをしていたようで、詳しくは知らないらしく、その先生の担任を受け持っている【椿】なら知っているかもと言われる。
 その頃、【椿】は湯上りで、長湯をしてしまったようだ。身体をさます為に窓を開ける。月の綺麗な夜、【椿】は自分の見ている月を【マモル】も見ているだろうか?と呟き、自分で言った言葉に一人で顔をまっ赤にするのだった。「陰守・・・」とひとり言のように言う。【椿】の【マモル】を意識する場面。すると【マモル】が屋根からいきなり逆さに現れ、【椿】の『斬瀬羅満狗剣』に斬られそうになる。実際には既に【マモル】の洋服は斬られてた。そして【椿】から聞く黄金伝説。小鐘井城の【清大菜明呂之介】の話、地下に眠る巨大迷路、黄金の番人「地底怪獣もぐらす」。【マモル】が聞く度に呆れてしまう位に怪しい黄金伝説のようだ。だいたいの事を聞き席を立とうとする【マモル】に【椿】は、お茶のおかわりを入れようとするが、既にその姿はなく「切ないの・・・」と本当に残念そうな表情をする【椿】。
 翌朝。眠たそうな【マモル】に、母【桜子】から【ゆうな】が見えないとの話を【ゆうな】の母親から聞いた「懐中電灯を持って、庭へ出たきり・・・」。【マモル】「まさか・・・」と庭から出て来たドアに向うと中に『スリッパ』と『懐中電灯』が落ちていた。【ゆうな】が中に入ったと確信し【ゆうな】の名を叫ぶが、暗闇にただ吸い込まれるだけだった。
 【ゆうな】のにおいを頼りに探そうとする【マモル】は【ぶる丸】を呼ぶが、肝心の【ぶる丸】は風邪をひいていた。【マモル】は仕方なく【山芽】の所へ【耳之介】を借りに行く。【マモル】が遊びに来たと思い、目を輝かせて凄く喜ぶ【山芽】。「愛の告白だったりして・・・いきなり、プロポーズされちゃったら・・・マモル兄ちゃん、良いお嫁さんになるね」と一人で盛り上がっているが、見ると【マモル】の手には【耳之介】がいた。がっかりする【山芽】。しかし【耳之介】も風邪をひいていた。理由も詳しく言わずに行ってしまう【マモル】に対するように「はぁ・・・切ないなぁ・・・」と【山芽】。
 【マモル】が次に頼ったのが【ホタル】だった。この場面では【ホタル】の【マモル】の傍に居たい為の苦労が描かれている。【ホタル】はダンボールに囲まれた薄暗い部屋で、薔薇の造花の内職をしていた。【ホタル】のその頑張る姿がまた可愛いですね。【ホタル】に忍びの動物をダメもとで借りに来た【マモル】。残念ながら【ホタル】は持っていなかったが、その必要な理由を聞き【ホタル】は『甲賀秘術 神声術』の巻物を取り出す。決めポーズは良かったが【マモル】とは反対側を向いているし・・・(笑)。どうやら、勘が鋭くなる術のようだ。【ホタル】の言う通りに目を閉じて、【ホタル】の出した指の数を当てる事をするが、【ホタル】は【マモル】が目を閉じている隙にキスを迫ろうとするが、さすがは『神声術』。寸前で分かってしまい慌てる【ホタル】だった。【ゆうな】を探す事に【ホタル】も同行する。
 【マモル】と【ホタル】は巨大迷路の中に入って行く。【山芽】と【椿】も【マモル】の事が気になりやって来る。【桜子】から【マモル】の行き先を聞き、【ホタル】と一緒だと聞く【山芽】は『陰守 マモル 救出作戦』を敢行する。【椿】はただ巻き込まれて行くのだった。
 暗闇の迷路内を行く【マモル】と【ホタル】。勘の鋭い状態の【マモル】を頼りに進んで行く。【マモル】がこの術の効果を疑問視していると『金庫』を大きく書かれた扉の前に着く事ができた。中に入ると高く積まれた黄金の延べ棒の山だった。この状態に引き攣り【ゆうな】が居ないと元気をなくす【マモル】。すると光る無数の目。すると部屋全体を揺さ振る地響きと砂煙。2人の前に「もぐらす」が襲って来る。暗闇ではふりと判断し撤退をするが、先ほどの分かれ道での勘の鋭さは消えてしまい行き止まりに来てしまう。そこで【ホタル】が今朝食べた物に関する質問をするが、【マモル】に掛かっていた術の効果はなくなっていた。しかし、【ホタル】の朝食が『パンの耳』とは本当に苦労しております(笑)。
 2人は「もぐらす」たちに囲まれてしまう。この機に乗じて抱きつく【ホタル】。懐中電灯も壊れてしまい・・・【ホタル】「マモルさん・・・暗闇で2人っきりですね・・・(むにゅっ)・・・あ~んマモルさんったら、大胆・・・」と【マモル】も抵抗できずに【ホタル】のペースにはまって行くが、2人にいきなりライトが当たる。もちろん照らしているのは【山芽】と【椿】だった。【ホタル】と抱き合っている【マモル】を見て【山芽】は怒り気味であったし、誤解する【椿】の気持ちも理解できます。そんな中でも【マモル】は冷静で、その懐中電灯を借り『忍法 もぐらたたき』で「もぐらす」たちを倒してしまう。
 そして、崩れ出す地下迷路。【椿】は脱出を言うが、【マモル】は【ゆうな】をおいて行けないと逃げようとしない。【マモル】のみぞおちに【椿】の刀を使い気絶させ何とか逃げ出す。しかし【マモル】はまだ中に【ゆうな】がいると、助ける為に崩れた穴を掘り返すとする。【ゆうな】の無事を祈って必死に掘り返す【マモル】「大丈夫だぞ、ゆうな!待ってろっ!きっと・・・きっと助けてやるからなぁー!!!」の姿に、ただの幼なじみではない何かを感じ取れ、心がアツくなりました。
 夕方になる。「ゆうな・・・」とそろそろ体力も気力も限界に近づいていた。すると「どうしたの?マモく~ん」と聞き覚えのある声が【マモル】に声をかけた。声のした方向を見ると【ゆうな】が座って【マモル】をじっと見ていた。【ゆうな】は穴には入っていなかった。【マモル】から言われた事をちゃんと守っていた。真相はこうだ。入り口に落ちていたスリッパは【ゆうな】の缶蹴りをした夢で寝ぼけて飛ばした。一緒にあった懐中電灯は探しに行って転んで無くした物だったと分かる。朝に【ゆうな】がいなくなった騒ぎは、トイレに行って寝てしまった事が原因。【マモル】の苦労が報われない一瞬だった。【ゆうな】がさっきの地震に対してビックリしていると【ゆうな】の携帯から「バナナ~バナナ~」の着信が入り電話に出ると、何とさっきの地震で【愛里】の家が崩れたらしい。しかし、あの地下財宝の上が【愛里】の家だったとは・・・。
 学校の屋上。【ゆうな】は【愛里】の載った新聞記事を見ながら羨ましい様子。【ゆうな】はまだ他に黄金伝説がないかなと【マモル】に聞く。そんな【ゆうな】に【マモル】は冗談で「この学校のどこかにすっごいお宝がある」と嘘をつくが【ゆうな】は目をキラキラさせて探しに行ってしまう。しかし、【愛里】が再び社会科の先生の話で、先代の理事長の残した隠し財産の話をする。それには続きがあり「地下軍隊 ありだす」が守っているとか・・・と。その事を【愛里】と話していると【ゆうな】「マモく~ん、助けて~なんか~なんか変なもの見つけちゃったよ~」と「ありだす」に追われていた。【マモル】「もう勘弁してくれよ~」と【愛里】と汗ジトだった。