現代視覚文化研究会「げんしけん」

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トップのねらえ2! 第3話「トップレスなんか大嫌い」

2005年06月28日 23時27分40秒 | アニメDVD野郎!
 本日は、OVA『トップをねらえ2!』の第3話「トップレスなんか大嫌い」を観させて頂きました。
今作は、トップレス【チコ・サイエンス】がメインで物語は展開して行きます。
まずは、今回の絵コンテ・演出が「平松 禎史」氏なので、キャラクターの描きに関しては良かったです。
もちろん、【ノノ】と【ラルク】も作品全体として、可愛く描けていたと思います。
 今回の本編の見どころは「新型バスターマシンのパイロットは誰か?」と「チコの幼少期の悲しい過去」。
まあ、新型のパイロットは【チコ】で決まりなのは、今回のメインヒロインなので当たり前ですよね。
そうなると、第4話に登場する「伝説のバスターマシン」に【ノノ】が搭乗するかもしれない!
その【チコ】の魅力が多く詰まったのが、この第3話と言って良いでしょう。
【チコ】は、一見、現代っ子で自由奔放な反面、自分を否定的に見る所がある女の子なんです。
その彼女が、劇中でなぜあんなにも【ラルク】をライバル視するのか?なぜトップレスのナンバーワンに執着するか?
を気にしながら観て欲しいですね。そして、いつもしている「三日月のイヤリング」がキーポイントです。
そこに【チコ】がなぜこだわるかの理由があるのです。劇中で【チコ】が宇宙放射線病の検査中に、
病院の子供たちに盗まれたイヤリングを取り戻そうとする必死の【チコ】、その子供たちの前で
【ラルク】のマネをして演説をする【ノノ】に対する態度に怒る【チコ】など、劇中では何かと、
【ノノ】と【ラルク】をライバル視しますが、そこには、【チコ】の幼少期の悲しい思い出があります。
「トップレスは全ての人を助ける」存在であるが、幼少期の【チコ】はトップレスの能力で、
病院で知り合った淡い恋心を少年を治してあげると言ったが・・・治せなかった。
その事がトラウマとなり自分を否定的に見る事をなり、その想いがトップレスへのねじまがった感情へとなったと感じる。
この幼少期の悲しい出来事が、劇中での【ラルク】との対峙シーンにも繋がると思います。
 次に、宇宙怪獣の群れ「木星急行」を撃破する作戦での場面で、宇宙怪獣の数が多過ぎて、
木星の居住区にも攻撃が及び大ピンチの場面での【ノノ】と【チコ】の新型「キャトフヴァンディス」のパイロットを巡る場面での対峙シーンが印象的です。【ノノ】の腕組みしてをして強気に放つセリフに【チコ】は自分自身の過去を受け入れて、自分の為に戦う事を決意して新型バスターマシンに搭乗します。この場面で見逃さないで欲しいのが「三日月のイヤリング」を外した(落ちた?)シーンと【チコ】が幼少期にタイムスリップするシーンですね。【チコ】は新型のバスターラケットでの必殺のバスタースマッシュで理論値を超えた冷凍光線で無数の宇宙怪獣を撃破します。そして、病院の子供たちとの約束(雪を降らせる)をかなえます。その降り積もった雪で遊ぶ【ノノ】が作った雪だるまが良い演出をしています。それは、【チコ】のイヤリングを使用して雪だるまの顔(笑顔)を作る所なんですよ。
それと、その雪だるまを見て微笑む【チコ】の表情がとても可愛くて良かった思います。