議員行政視察で北海道の西の島、奥尻町に平成5年に起きた北海道南西沖地震災害とその後の地震対策について視察に行ってきました。
地震発生後2,3分でこの町を襲った津波は、死者、行方不明者198名、被害総額664億円という大惨事を引き起こしましたが、
全国から寄せられた支援物資、義援金と国、道、町で926億7千万円の事業費で、震災後わずか5年で復興を成し遂げました。
先ず驚いたのが、望海橋、高さ7,7メートル 長さ163メートル 2300人収容の人工地盤から山の手へ続く橋で、斜面に作られた屋根付きのスロープで高台へと避難できるようになっていました。
(避難路は島全体に42ヶ所)
小学校の校舎は1階を空間構造(ピロティ)とし、津波対策が取られ、
集落の海岸は、11メートルの堤防でおおい、集落自体をかさ上げするというスケールで
島自体を改造したのではないのかと、思えるくらいでした。
人口3千人の町を守るため、国 道がありとあらゆる対策を取り町民、島を守る意気込みを感じたが、日を追うごとに住民意識の震災に対する希薄をも聞いてきた。
わが村、飛島において村民を守るため、どう防災計画を立てるのか、現在の時点では、国、県の後ろ盾なく村の財政の中で、総合的に考える必要がある。
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