Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

Bob Marley

2006-01-18 | 今日の「この音」
数年前、あるバンドでパーカッションを叩いていた折、在日スリランカ人(と言えばいいのかな?)の皆さんが主催する、当時内戦中だったスリランカに救急車を送るためのチャリティコンサートってのに出たことがあった。
場所は茨城県の守谷。
まかないは当然セイロンカレー、お客はほぼスリランカの人々。
やった曲はそのバンドのオリジナルが半分、女性VoのR&Bが半分くらい、あとはなぜかサザンやらJポップが数曲。
ところが!

オリジナルがまったく受けない。
客はほぼスタンディング、我々の出番前にはDJがご当地のダンスチューンで会場を躍らせまくっていたにもかかわらず、水を打ったように静かだ。
そこで急遽、R&Bに切り替えたところ、いんやぁ、踊る踊る!

でも、休憩はさんでスリランカから呼び寄せたミュージシャンの出番になっても、まだどこか不満そう。
仕方がないのでコンガで乱入したら、喜ぶ喜ぶ!

そして前の方の男たちが叫びだした。

I wanna listen Bob Marley's songs!
We want raggae music!

…うっそぉ~?
スリランカでレゲエかい?

宇都宮から来たというスリランカ人によると、Bob Marleyは第三世界のシンボル、彼の音楽は反植民地主義のアンセム、なんだそうだ。

そのスリランカ人はこう言ってその場を去った。

「宇都宮の Nesta というバンドを知ってますか?私はそこでディジリドゥを吹いています。」

Bob Marleyの本名は、Robert Nesta Marleyだ。