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西海無農薬やさいの会専用ブログ

配送センターや運営員会からのお知らせなど

 【 カロリーメイトは食品ではありません 】

2012年10月19日 07時37分39秒 | FB(フェイスブック)から

理には社会を変える力があります!【ジャパンローカルフード協会】‎


 【 塩は善か悪か? 】

2012年10月18日 07時30分01秒 | FB(フェイスブック)から
 

     【 塩は善か悪か? 】

厚生省も言うように塩分の取り過ぎは良くないという話は良く聞きます。その一方で、塩は体を温めるから不可欠だと言う話も聞きます。どちらが正しいのでしょう?

...
たとえば、空気中の酸素が無くなれば人間は窒息して死に至ります。その一方で過呼吸などで過剰に酸素を取り込むと意識を失ないます。つまり、適正な酸素濃度であることが重要なのです。過剰も良くないし、少なすぎても良くないのです。

         塩も同じです。

コーカサス地方は100歳を越える長寿の人が多いので有名ですが、そこでの食事は塩分たっぷりなのです。スープでもパンでもすべてにたっぷりの塩を入れます。その代わり、彼らは現役の農業従事者であり、毎日、過酷な労働で汗をかきます。汗で失われる塩分を補給しているのです。逆に日本人の多くは慢性的な運動不足です。そうなると汗をかきませんから、塩分はそれほど必要ないのです。慢性的な運動不足の人にとって、塩分の取り過ぎは好ましくありません。逆に農業や工場で働く肉体労働に従事している人は塩分を補う必要があります。塩分の必要量は個人個人の生活習慣によって異なるのです。

昨年まで住んでいた、香川県の限界集落は19世帯で平均年齢は85歳でした。自給自足に近い生活を送っていました。彼らは現役の農業者であり、日が暮れるまで急斜面で働いています。足腰もしっかりしていて弊社の30歳の若者でも音を上げるような肉体労働です。彼らはみな健康で長寿です。彼らの食生活を調べてみるとやはり塩をたっぷり使った保存食、漬け物が中心でした。必要な塩分とライフスタイルとは密接に関係しているのではないでしょうか?

昔から塩は元気の源と言われます。塩が足りないと元気がなくなって無気力になることが知られています。

高血圧などの疾患がある場合を除き、健康な方は自分の生活習慣に合わせた塩を「適度に」とりましょう。塩は精製塩でなく、自然塩を使って下さい。自然塩には様々なミネラルが豊富に含まれています。たとえば、カリウムはナトリウムを体外に排出する作用があります。それ以外にもマグネシウム、カルシウムなどの微量ミネラルが自然塩には含まれています。

日本人は減塩を問題にする前に慢性的な運動不足を解消すべきです。適度な運動は肥満も防ぎ、新陳代謝を活性化します。休日に子供さんも交えて公園でスポーツをしたり、寒くなったら屋内でできるスポーツ(卓球やインドアテニス、スケートなど)をされてはいかがでしょう。

料理は家族の絆を深める最高のツールです。食事と運動、そして、楽しい家族の会話。これだけあれば医者いらずです。
 

【 子供の野菜嫌いを無くすには? 】

2012年10月15日 12時31分35秒 | FB(フェイスブック)から
 

    【 子供の野菜嫌いを無くすには? 】

子供の野菜嫌いを無くす方法は適切に栽培された美味しい野菜を使うこと、もう1つは一緒に料理をすることです。うちの娘は椎茸が食べれませんでしたが、備長炭で炙ることや様々な加熱方法を教えたらパクパク食べるようになりました。同様の相談を受けたら子供と一緒に調理することをお勧めしています。

...
ただし、子供が小さいうちは鍋(煮物、天ぷらなど)は危ないので使わせないようにしましょう。火傷をして亡くなった事例があります。必ず、親が付いて怪我しないように注意してあげて下さい。基本的な調理を一緒にすることで野菜に興味をもってくれるようになります。

食べさせるという感覚は捨てて野菜を好きになってもらう、興味をもってもらうという感覚が重要です。そのためには野菜に触れる機会を増やすことが大切です。無理強いはしないようにしましょう。
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白砂糖の恐怖

2012年10月09日 22時34分26秒 | FB(フェイスブック)から
NAGAIpuroさんのFBからシェアしました。

 
白砂糖の恐怖
白砂糖は、血液を酸化させ、赤血球や細胞を崩壊させます。
それは、ウイルスや細菌に感染しやすく、病気になりやすい身体を作るということです。

...
アトピーアレルギー、冷え性、頭痛、肩こり、貧血、便秘、虫歯、胃潰瘍、
糖尿病、心臓機能低下、子宮異常、静脈瘤、他の難病の原因の多くが、白砂糖病だと言われています。

また、低血糖症を引き起こし、低体温になります。
甘いお菓子が好きな若い女性などは大半が35度台の低体温!
35度台はガン細胞が繁殖しやすい体温。

これだけではない、白砂糖は精神的な障害も発生させる。
例えば、我慢できいない、直ぐイライラする、カッとなってきれやすい。
直ぐに落ち込む、マイナス志向になる。

不眠やうつ病までも…白砂糖には大きな害があります。



人が1日に必要とする糖分は20g~40g。
しかし、多くの嗜好品にはなんと…


これじゃーガン患者始め、血圧上昇や腎臓病も増えて当然。
絶対に白砂糖の取りすぎには気をつけて。
特に、大切な子どもと妊娠前の女性は。
写真: 白砂糖の恐怖      白砂糖は、血液を酸化させ、赤血球や細胞を崩壊させます。  それは、ウイルスや細菌に感染しやすく、病気になりやすい身体を作るということです。    アトピーアレルギー、冷え性、頭痛、肩こり、貧血、便秘、虫歯、胃潰瘍、  糖尿病、心臓機能低下、子宮異常、静脈瘤、他の難病の原因の多くが、白砂糖病だと言われています。    また、低血糖症を引き起こし、低体温になります。  甘いお菓子が好きな若い女性などは大半が35度台の低体温!  35度台はガン細胞が繁殖しやすい体温。    これだけではない、白砂糖は精神的な障害も発生させる。  例えば、我慢できいない、直ぐイライラする、カッとなってきれやすい。  直ぐに落ち込む、マイナス志向になる。    不眠やうつ病までも…白砂糖には大きな害があります。        人が1日に必要とする糖分は20g~40g。  しかし、多くの嗜好品にはなんと…      これじゃーガン患者始め、血圧上昇や腎臓病も増えて当然。  絶対に白砂糖の取りすぎには気をつけて。  特に、大切な子どもと妊娠前の女性は。

 【 味覚教育は家庭でしかできません 】

2012年10月05日 07時24分54秒 | FB(フェイスブック)から

   【 味覚教育は家庭でしかできません 】

子供たちが大人になったときの食卓は「みなさんの今」の食卓が作ります。機会を見つけて子供さんと一緒に台所に立って調理をしましょう。子供たちの未来のために私たちは「今」を生きています。家庭での食育、おろそかにしたくないですね。

...
家庭料理はありあわせで簡単に作るのがいいのです。塩、醤油、酢、日本酒があればたいがいの料理は作れます。それが日本の家庭料理です。簡単なレシピを1つだけ。


<簡単リゾット>

リゾットは生米から炒めるので手間がかかります。しかし、下記の方法なら簡単にできます。

ニンジン、セロリ、アスパラカス、ピーマンなどの野菜を細かく刻みます。

フライパンにオリーブオイル(大さじ2)を入れベーコン、またはハム、スライスしたニンニクを炒めます。そこに刻んだ野菜を入れ、次に炊飯器から熱々のご飯を入れて適量のお湯を加えます。塩、胡椒してできあがり。トッピングはお味噌で。本来はパルミジャーノチーズを使いますが、常備している家庭は少ないでしょうからお味噌で十分です。イタリアンではチーズはコクと塩味を出すためにつかいます。少量のお味噌で十分ですよ。冷蔵庫にあるもので十分。。

お米を生米から炒めてアルデンテに仕上げるのがリゾットですが時間がかかりますし、日本人にはあまりなじみのない食感です。なので、アルデンテの食感は野菜に任せます。こうすると生野菜をたっぷり食べれますし、調理も簡単なのでお勧めです。


<カツオのたたきを簡単に>

カツオさんは本場で新鮮なものを頂くに勝るモノはありません。

でも、大丈夫。スーパーで買ってきたカツオさんでもとっても美味しくなりますよ。カツオさんは腹側の方が脂が多く、背側は脂がのっていません。店員さんに聞いて好みの方を買いましょう。

まず、カツオさんの表面全体に日本酒を塗ります。その上から塩をパラパラと。これで臭みが消えます。
そのまま5分ほど置いて下さい。(子供さんがいる場合は、焼く直前に水洗いしてアルコールを飛ばして下さい)

高知では藁(わら)で焼きます。家庭ではオリーブオイル(大さじ2)を敷いたフライパンで!

フライパンを強火にして、フライパンが十分に熱くなったら皮を下にして焼きます。身と皮の間の1mmほど色が変わったらできあがりです。好みの厚さにカツオさんを切り分けてお皿に盛って下さい。そして、軽く表面に塩をパラパラして下さい。

ドレッシングはオリーブオイルに醤油を混ぜてお好みでお酢を加えて混ぜて下さい。もし、ニンニクがあればみじん切りにして加えて下さい。

もし、大人だけの場合は、そのカツオさんに日本酒を小さじ1ほど振りかけて下さい。子供さんがいる場合は煮きってアルコールを飛ばして下さい。日本酒の旨味成分である、コハク酸がまろやかな旨味を醸してくれます。ポイントは日本酒の使い方です。

「おまけ」

カツオさんを皮を外してサイコロ状にカットして日本酒をまぶして5分。オリーブオイル(大さじ2)を敷いたフライパンを強火で熱して、カツオさんをコロコロと転がしながら表面に焼き色を付けていきます。1分ほど焼いたら完成です。ソースはオリーブオイルと醤油、マスタードを加えてください。みじん切りにしたニンニクも加えると美味ですよ。アクセントにレタスや貝割れ大根を散らしてもいいですね!
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映画 天のしずく 辰巳芳子 いのちのスープ

2012年09月26日 07時35分01秒 | FB(フェイスブック)から
 

【 映画 天のしずく 辰巳芳子 いのちのスープ 】

料理研究家の辰巳芳子氏の初のドキュメンタリー映画のご紹介です。関係者さまのご厚意で事前に拝見させて頂き、「命を繋ぐこと」の意味を噛みしめました。

...
一人でも多くの方に見て頂ければと切に願います。

      公開は11月3日です。

関係者さまの寄稿とお写真とを頂きましたので、掲載いたします。

引用開始

この作品は料理家で作家の・辰巳芳子(87歳)の世界を描く初映画ドキュメンタリー作品である。辰巳芳子さんは40冊以上の本を執筆する料理界のカリスマ。

そんな彼女を象徴するのが”いのちのスープ”。老若男女、赤ちゃんから命を終えようとする人までこぞって口にするスープに込められたもの。何故、辰巳芳子は人生をかけて“いのちのスープ”を作り続けるのか?何故、人々は辰巳芳子の作るスープを“いのちのスープ”と呼ぶようになったのか?これまで語られる事の無かった辰巳芳子の波乱万丈の半生と、愛する人々と共に向き合った生と死の物語が語られている作品です。


作品は、辰巳芳子のスープを生み出す、高い志を持つ全国の生産者と日本の四季折々の美しき風景、そして、台本には書かれていなかった、遠く離れた瀬戸内海の島から届いた一通の手紙から始まる感動のドラマで構成されています。構想4年、制作2年の歳月で作られたこの作品は、日本人が失ってしまった「大切なモノ」を取り戻すための一つの道しるべとなりました。

「大切なモノ」とは何か?映画に深く感動をしてくださったジャパンローカルフード協会・代表の松田正明様のご好意で、公式Facebookに文章を幾度かに分けて寄稿をさせていただくことになりました。松田正明様へは心から感謝しております。

映画『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』
            宣伝担当:有田浩介


【第1話】

【時間の感覚】

文章:有田浩介<作品宣伝担当>

 あえて、辰巳芳子を“芸術家”と言おう。辰巳芳子が発する端的な言葉には宇宙とも言える壮大で奥深い意味合いが込められている。とある雑誌インタビューで、辰巳芳子は女性編集者に「丁寧に生きるとはどういうことか?」と質問を投げかけた。

 作中でも、料理教室で生徒に突然質問を投げかける場面が幾度かある。「愛情を持つこと」、「相手を想いやること」と答えた編集者に対して、辰巳は「自分の良心に手を当てて問いただすことよ」と優しく答えた。とても短い言葉だった。

 取材部屋には沈黙が訪れた。各々が「良心に問いただす」という言葉の深意を探求した時間だった。その沈黙は分数にすると恐らく1分も無かったと思う。鎌倉の緑豊かな山に囲まれた辰巳邸のリビングルームに差し込む木漏れ日がこの1分弱を悠久の時間へと変えた。辰巳芳子の言葉には時間を止める力がある。


「時間の感覚」。これは現代人が失った「大切なモノ」の一つかもしれない。私たちは今、多様化した価値観とあふれ出てくる情報の収集で日々気付かないうちに時間を“処理”するのに思考を費やしている。ネットサービスの向上でその“処理”速度は日々早まる一方。それと同時に、収集する情報も日々増えている。ウィキリークスのように、国家機密でさえディスクローズするウェブメディアがある今、私たちが入手できない情報はほとんど無くなった。とても便利な社会だと思う。

 しかし、この膨大な情報を流れ作業のように“処理”をする事で私たちは“思考をめぐらせる”という大切な時間を失ってしまっています。“思考をめぐらせない”情報に本当の意味はあるのでしょうか?私たちはいつしか「時間の感覚」が狂ってしまっているのです。

 作中には、「時間の感覚」を象徴する場面がある。それは、辰巳芳子がスープに使う椎茸を「つくりこ」という独自の栽培方法で生産する大分県・竹田市の加藤至誠さんのインタビューにあった。

 「つくりこ」とは、原木栽培という栽培手法で、伐採した森の木に茸類の細菌を施し、山の中という最も自然に近い環境で茸を栽培する手法だ。この栽培方法では天候次第で収穫量は安定しないが、天然条件と変わらない方法で栽培されるため、その食味は天然のものと同じといえる。そんな山の幸を作り出している森は15周年周期で伐採しているという。その1本、1本のほだ木にはまた森の恵みが宿される。役目を終えたほだ木は15年かけて土に返り、新たなくぬぎ林を作るというエピソードがある。

 効率化ばかりが優先されている現代社会では考えられない「時間の感覚」で自然の恵みは生み出されていると作品を通じて知った。

 NHKドキュメンタリーディレクターとして在局40年間で「シルクロード」「エンデの遺言」「チベット死者の書」「アインシュタインロマン」「インターネットドキュメンタリー・地球法廷」「ユネスコ世界遺産プロジェクト」などの知的ドキュメンタリーシリーズを手がけ、国内外のドキュメンタリー賞を多く受賞した知の冒険者こそ、本作の監督の河邑厚徳だ。

 河邑監督は、混沌とした現代社会を生きるためのヒント、もしくはティップを辰巳芳子という料理家に見出し、社会への一つの提案としてドキュメンタリーを完成させた。

 3.11以来、日本人は地に足を付け、実態のあるライフスタイルを求めていくのではと語っている。手や体を動かしながら普通に暮らすことで得られる実態感と幸福感。辰巳芳子は、作中で、「丁寧にものをつくることは、丁寧に生きることと同じ」と説く。

 ごく当たり前の日常をきちんと行うことに理屈ではない心の豊かさが生まれるという。もしかすると、日本は今、忘れていた当たり前の幸せを取り戻せるチャンスなのかもしれない。そのためには、思考をめぐらせる「時間の感覚」が必要なのかも知れない。


映画『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』は11月3日(祝・土)全国劇場公開 http://tennoshizuku.com/

次回は、渡辺然<作品宣伝担当>が食を中心とした愛のサイクルについて寄稿させていただきます。

引用終了
 
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水出し緑茶と熱いお茶、なにが違う?

2012年09月14日 10時26分47秒 | FB(フェイスブック)から
 

  【 水出し緑茶 と 熱い緑茶、なにが違う? 】

福寿園さんの調べによると、緑茶の主な成分のカテキン、アミノ酸、カフェインのうち、カテキン、カフェインは温度の影響を大きく受けます。

...
70℃の熱いお湯で点てた場合と0℃の水で水出しした場合とを比べると、カテキン、カフェインは1/3に減少します。

体を冷やしたい暑い夏のお勧めは水出し緑茶です。2リットルのペットボトルに小さじ3杯の茶葉を入れて軽く振って数時間で水出し緑茶を子供時代から飲んでました。

逆に寒い冬には熱いお湯でじっくり点てたカテキンが多い渋いお茶を飲んでました。

カテキンはインフルエンザを予防する効果があることが知られてています。

       夏は水出し、冬は熱いお茶。

こういった飲み方はとても理にかなっているなぁと思うのです。

夏は体を冷やしたいのでガブガブ飲みますから、熱いお茶だとカフェインやカテキンの取り過ぎになって胃に負担がかかりますから。

冬はインフルエンザから体を守るために緑茶パワーをたっぷりと頂き、夏場は体の負担を軽減するおばあちゃんの智慧だったかもしれません。


私(松田正明)にとって、緑茶は心の原風景です。

自宅の北側にある縁側で祖母と晴れた日も雨の日も田んぼを眺めながら飲む水出し緑茶の甘酸っぱい香りと味の記憶は私の宝物です。おやつは自分でちぎってきたキュウリに自家製のもろみをたっぷりつけて頂くのですが、これも熱中症対策の塩分補給になっていたんだなぁと今更ながらに驚きます。

実家が農家だったので野菜や果物は豊富にとれました。食欲がない日は井戸水に浸けてキンキンに冷やしたトマトとキュウリともろみ

      思い出のレシピです。。

(1)トマト、きゅうりは冷蔵庫で冷やしておく。

(2)出刃包丁でトマトの果肉ときゅうりを叩いて細かくしたものをガラスの器に入れ、同量のもろみを入れてかき混ぜる。

(3)冷やした一番だしを注ぐ。

(4)最後にハチミツをトロリと振りかけて完成!

いろんな味と食感が楽しめて食べ飽きませんでした。今でも夏になると祖母の言葉を思い出しながら頂きます。


<参考文献>
カテキンについて
http://www.e-catechin.com/
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淺漬けと食中毒

2012年09月02日 15時04分23秒 | FB(フェイスブック)から

料理には社会を変える力があります!【ジャパンローカルフード協会】のFBより

 

       【 浅漬けと食中毒 】

北海道で浅漬けが原因の食中毒(O157)で7人の死者がでて、被害は一般消費者にも広がり約130人になっています。浅漬けが原因の食中毒は2005年に香川県でも発生し5人が亡くなっています。

...
皮肉なことですが、減塩、無添加指向が菌の温床となっています。伝統的な浅漬けは十分な塩を使ったり、お酢を添加していたので大腸菌の繁殖は抑制されていました。減塩ブームで塩辛い浅漬けは敬遠される傾向が強く、企業は減塩・無添加をアピールするようになったことが今回のO157事件の背景の1つなのかもしれません。

浅漬けは食感を保つために加熱殺菌をしないので、現在は塩素殺菌が主流です。北海道の事案ではこの工程が不十分だったことが原因とされています。


また、消費期限の表示の法的不備が指摘されています。北海道の事案では300キロを28日に漬け、3日にわたってパックして出荷しています。この場合、最終加工日(パックした日)を基準に消費期限を設定してよいことになっているので、30日にパックされたものは30日から4日後が消費期限として表示されます。現状の法律では合法です。

     この法律は早急に改めるべきです。

現在の漬け物は減塩が主流ですが、昔の漬け物は塩分濃度が倍以上が普通でした。(1960年と比較した場合)。高塩分は保存のための生活の知恵でした。その代わり、醤油はほんの少しで良かったし、少しでご飯が進んだのでトータルの塩分はそんなに変わらないような気がします。


その地方の気候風土、ライフスタイルに適した食文化が地方独自に発達してきました。それは健康にねざしたものなのです。


  おばあちゃんの智慧、見直してみませんか?



<参考文献>
毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000041-mai-soci


漬け物と塩分(愛知県)
http://www.tsukemono.sakura.ne.jp/tsukemono-kenkou.html
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幼児期からの味覚教育が大事です。

2012年08月28日 09時35分50秒 | FB(フェイスブック)から
 
 
 【 幼児期からの味覚教育が大事です 】

昨日のNHK プロフェッショナル仕事の流儀は「糀屋女将 浅利妙峰さん」でした。浅利さん夫妻とは3年前に2時間ほど話し合ったことがあり、懐かしく拝見いたしました。

...
糀(こうじ)という日本の伝統的な食文化をいかに復活させるか、そして、日本だけでなく海外にも広めたいと当時から熱く語っておられたのが昨日のように思い出されます。

浅利さん夫妻だけでなく、行政や専門職など多くの方が賛同して草の根的に支援してきたからこそ塩麹が社会的に認知されたという経緯もあるのですが、なによりも浅利さん夫妻の熱意と諦めない心があってこその成功で、その熱意とたゆまぬ努力と人知れずの苦労をお聞きしていたので涙がこぼれました。

私(松田正明)は醤油の大産地である香川県に生まれ育ち、祖母から「醤(ひしお)」「もろみ」の食文化を教わりましたが、「糀(こうじ)」は記憶にありません。ですから、今も塩麹を使うことはありませんし、今後もないでしょう。幼児期の味覚にないものは抵抗があるのです。あくまでも私個人のことですが。。

幼少期の味覚体験が成人後の食生活や人生そのものに大きな影響を与えることを昨日の番組をみて強く思いました。

浅利さんは「糀の力」を疑うことなく信じることができますが、私はそうはなれません。3年前も同じ話をしたとこを鮮明に覚えています。浅利さんも「醤」「もろみ」に関してはわからなかったのです。

共通して言えることは、本物の「糀」「醤」「もろみ」に囲まれて育ったから、お互いの今があるということです。

子供時代の味覚教育を真剣に考える時期だと思います。なにを食べさせて、なにを与えないか? とても大切なことです。

 「幼いときの食」が人生を変えることがあります。

    子供たちの未来のために、私たち、大人が
      なにをしなければいけないか?


教育問題も含めて、立ち止まって考えてみる必要があるのではないでしょうか?


<番組>
http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0827/index.html
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お米の話

2012年08月26日 12時37分00秒 | FB(フェイスブック)から
 

        【 お米の話 】

お米の約70%はデンプンでできています。そのデンプンはアミロース、アミロペクチンによって構成されますが、問題になるのはアミロースの含有量。アミロースが多いと消化に時間がかかり、血糖値を上げにくくします。逆に低アミロース米は消化が早く血糖値が上がりやすくなります。

...
代表的な低アミロース米は「こしひかり」「ミルキークィーン」「モチ米」になります。高アミロース米の代表格は「ササニシキ」になりますが、生産量は非常に少ないのが現状です。

昔は一汁一菜など、ご飯が主役で薄味だったので消化に時間のかかるあっさりしたもの(高アミロース米)がライフスタイルを支えるために求められてきました。

現在では豊富で濃厚なおかずが主体なので、お米ももっちりして甘みの強い低アミロース米が好まれる傾向にあります。

糖尿病に関係するGI値は低アミロース米で高くなり、高アミロース米で低くなる傾向があります。また、食べ合わせ次第でGI値は上下します。

お酢はGI値を下げるので、日本の伝統的なファーストフードの鮨の鮨飯のGI値は67と目安の65に近く、糖尿病予防には最適です。

逆に赤飯のGI値は105で体への負担は大きくなります。ハレの日の赤飯は「たまの贅沢」だったんでしょうね。

ちなみに日本人の伝統的な味噌汁や納豆はGI値を大きく下げる健康食品です。ご飯と組み合わせた場合のGI値は味噌汁が74、納豆が68です。

日本人の伝統的な食文化である、味噌汁、漬け物、納豆などには健康を守る知恵が凝縮されています。見直したいですね。

<参考文献>

http://www.hokusei.or.jp/cgi-bin/disease/newspaper/d062-20071130.pdf

http://www.naro.affrc.go.jp/tarc/contents/lamy/index.html
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