シャドウピッチング

活字が好きじゃなかった私も、なぜか文章を書きたくなってきた。これも歳なのか。。。

泣くという事象について

2016年02月28日 17時51分57秒 | 出来事・思うこと

歳を重ねると、人は「涙もろくなる」と言います。以前見た日テレの「さんま御殿」でも、ゲストで出ていた元NHKアナの住吉美紀さんが、さんまちゃんに会えて嬉しいと号泣してました。最近涙もろくなって、、、と。 確かにそれはありで、自分も40歳を過ぎたあたりからか、何かと涙もろくなった気がします。 「涙腺がゆるくなった」とかも聞きますが、生理的な体調変化ではなく、感情の揺れが影響している気もします。 歳を重ねると、笑いや驚きなどの感情はさほど変化がなく、あの時みたいにバカ笑いしなくなったなあ、とかよく聞きますし、多少のトラブルはびっくりしません。これは積み重ねた経験からくる事象を受け入れる心のキャパが広がった事ねよるものと思います。でも、なぜか嬉しさや悲しさ、感動することへの感情のキャパは敏感になる。。

FBで読んだ記事に興味深いものがありました。 FBの記事 これによると、昔の人のほうが感情が豊かだったと。豊かな感情ってどんなものなのかな?とも思いますが、見るもの、聞くもの、人の話などを真っ直ぐに捉えようとして一生懸命に心を向けられる事かなと思います。現代人は時間もなく、膨大な情報に振り回され、一つの事を落ち着いて考えたりする事が少なくなりました。また、同時に多くの事について真剣に考えないといけない時もあります。 そんな時は必死で走るだけ。心を落ち着かせる時もありません。そのような経験を積んできた後、ふと心休めた時に聞いた音楽や、耳に入ってきた素敵な話、悲しい事や嬉しい事に、振れ幅が小さくなっていた心が大きく揺らされて、つい涙が頬をつたう。 また、疲れ切った心が、些細な事でそのスイッチが入り号泣してしまう。 現代は平和で穏やかな世の中である事で、いろいろな事が出来るようになりましたが、その安心感と忙し過ぎる毎日を送るようになって、喜怒哀楽の表現自体も小さくなっているんでしょうね。 自分も年明けから多忙だったので、ドラマを見て直ぐ泣いちゃう。でも良いのさ!豊かな心を呼び起こしているとも言えますので。