シャドウピッチング

活字が好きじゃなかった私も、なぜか文章を書きたくなってきた。これも歳なのか。。。

ここ数年多い幕末の女性主人公のお話

2016年02月13日 15時38分46秒 | 映画・ドラマ・本


365日の紙飛行機の歌が耳から離れない日が、秋から冬にかけて続く今のクール。「あさが来た」は昭和初期の動乱の時期に活躍された、白岡あささんこと、広岡浅子さんの生涯の物語。ビックリポンなその発想や前向きさ、行動力で、高視聴率を維持している。我が家も毎朝楽しみにしている。

この時代の実在した女性主人公のドラマ。ここ数年NHKではよく作られている。朝ドラでは、「花子とアン」。「赤毛のアン」の翻訳者の村岡花子さんが主人公で
、白蓮こと加納蓮子さんのダブルキャスト。明治から大正の東京を舞台にしたまだ少なかった女学生の華やかさが印象的。
大河ドラマでは後に新島襄の妻となった新島八重さんが主人公の「八重の桜」。会津藩の男勝りの八重さんが、鉄砲で薩摩長州軍に相対す。旗色が悪くなってからのシーンは悲壮感が強く、辛いシーンも多かった。
その反対側の長州藩の吉田松陰の妹、林文さんが主人公は「花燃ゆ」。維新の戦いの勝ち組ではあるが、改革を進める中での厳しさ、友を失っていく寂しさが描かれていた。ラストで主人公が亡くならなかったのが物凄く印象的だった。

どれも、動乱の時代を生き抜いた女性を、強さとしなやかさ、周りの人の暖かさを描いている。皆味があり面白い。
で、なぜ今この時代の女性をこんなにもドラマにするのだろう。不思議だ。
しかも、大河の二作は、共に視聴率は低迷して失敗作かのように週刊誌で書かれていた。多分、戦のシーンが今時の人にはうけなかったのか。でも実際ストーリーはとても面白かった。八重さんもふみさんも、すっごい人だったよなー。で、同じ時代にいたんだよなあーと。同時期に、京都に八重さん、群馬にはふみさん、東京にはまだ学生の花子さん、そして大阪にはビックリポンの浅子さん。それぞれ、生まれも育ちも、生きてきた道は違えど、その名を後世に残す仕事をされて来て。

しかもそのうち3人は、教育に携わる事にもなる。やはり最後は人づくり。
それもまた、この時代なのかなあ。

さて、次はどんな素敵なヒロインが出てくるのか。楽しみに待つばかり。