シャドウピッチング

活字が好きじゃなかった私も、なぜか文章を書きたくなってきた。これも歳なのか。。。

ここ一番の試合に勝てない今の阪神タイガース

2010年10月17日 22時15分29秒 | スポーツ
クライマックスシリーズの阪神-巨人の第2戦。
6回を終えて6-2とリード。流れも完全に阪神に来ていたので、ここから久保田-藤川でまず問題ない勝利。と日本中の多くの阪神ファンは感じた事でしょう。


結果的には、ここから両ピッチャーとも打ち崩され、6-7の逆転負け。
屈辱的な敗戦で2010年のペナントレースを終えました。

この5年間、何度目の屈辱でしょう。

思えば2005年の日本シリーズでロッテに4戦合計で4-33の歴史的敗退から始まりました。連日の10点差の大敗に(実際は9点差の日もありましたが気持ち的には毎試合10点差でした)、熱狂的なファンではないうちの奥さんまで「最後に一回くらい勝たせてよ・・・」とテレビに訴えていた事を記憶しています。

2007年はシーズン後半に強烈な追い上げをし、球児が連投連投で10連勝。一時は首位に立つもののスタミナ切れ。。。。8連敗を喫するなど、結果的には3位。クライマックスシリーズも敗戦。

追い上げは大変なので、シーズン最初から突っ走るしかないと、2008年は序盤から突っ走り、一時は2位に13ゲーム差。7月にはマジックも出る快進撃をするも、北京オリンピックで主力が欠け、後半はこれまた屈辱的な巨人直接対決の連敗連敗で大逆転。13ゲーム差をひっくり返される歴史的な敗退。当然クライマックスシリーズも勝てず、岡田監督責任を取って辞任。。。

もうこの辺から負け癖と言いますか、悲壮感を漂わせるムードが染み付いてきた感があります。。。。



今シーズンも一緒です。チームの色になっています。
ここ一番に弱い阪神タイガース

見ていて違いますよ。落合ドラゴンズと原ジャイアンツとは明らかに。
負けているから余計にそう感じるのでしょうが。。

まず、明るくない! ベンチが盛り上がってない。楽しくないのか?誰かいないの!盛り上げる奴。ジャイアンツはみんな立って見てるよ!うちはベンチで座って見てて、余裕?


次。勝ちたい試合を勝ちに行かない。高校野球のほうが・・・とか比較されることもありますが、その通り!!今日この試合に勝つ!と言うのに勝てない事が続きすぎているのか、勝ち方が分からないのかと思うような事が起きる。

今日。平野は2度エラー。そりゃエラーもするでしょう。選手ですから。でも2度のエラーの後に失点5。こりゃ無いでしょ。
その前6回裏の攻撃。その平野のタイムリー3ベースで6-2とリードし、さらに1死3塁。バッター鳥谷。昨日と今日で1安打のみ。どうやってもう一点取る?6点取ったからとりあえずオッケー??結果ボテボテのピッチャーゴロ。何がしたかったの?鳥谷に一任?新井は? この場面、落合監督はスクイズしたね。取れるときはなんとしても点を取る。なんとしても点を取るということをやると、自軍も相手もその雰囲気が伝わる。仮に失敗しても流れは相手に行かない。それどころか、チケット代を払ってもらって観戦してもらうプロ野球で4点リードの場面で3番バッターがスクイズするはずが無い。それをやるチームは、相手にしてみたらそれは嫌なチーム。(そう、落合中日はすっごい嫌なチーム)


真弓監督の続投が決まったそうですが、申し訳ないですが監督交替でしょ。シーズン中には野手全部使って投手の西村を苦し紛れに外野を守らせるようなマネジメントをしたり、昨日も負けてる試合でホームラン期待のブラゼルを途中でベンチに引っ込め、NHKの解説(今中さん)に「なんで守備固めしているんでしょ・・」とコメントされてしまうし。
今日の試合後のコメントも来期への課題を饒舌に話されていたようですが、評論家じゃないんだから。。。。今日は敗戦の将。悔しさに無言で去る。「選手を攻めないでほしい」とか、そう言う話しじゃないっすかね。


いま、テレビ東京で評論家・小宮山氏も語ってましたよ。
『阪神は、今日負けたら明日が無いという雰囲気が全くなく、淡々と試合をしていた。』
お祭りに強い城島でさえ、そんなムードに勝てず最終回のセンターへの大飛球はあと1メートル届かず。最後のバッターは浅井か・・・・あそこは金本でしょ。だめもとで。


マートン、ブラゼル、城島、スタンリッジ、秋山・・・・昨年いなかった選手がこんなに活躍してもまだ勝てない。
この病気は相当重症。最後の球児の表情がそれを表現してました。
星野SDは楽天へ。 来期はぼろぼろのシーズンになる予感しかしません。