筆者を1980年から何度も北京へ招待してくれたのは北京鋼鉄学院の周教授でありました。もう故人になってしまいましたが友情の深い、年上の男でした。1945年頃には既に天津の北洋大学の学生だったそうです。学生共産党員として天津を国民党の軍隊から解放する作戦へ参加し、解放後は天津市の行政に参加した時期もあったと話していました。善い共産党員の見本のような人で、何時も北京の貧しい人々への同情を話していました。
よく私を庶民的な北京ダック専門店へ招待してくれました。
そして北京ダックの美味しい店は少し汚くて、観光客の来ない所ですと教えてくれます。彼は北京鴨が自慢なのです。
中華料理店の看板に北京ダックとよく書いてあります。その文字を見る度に周教授のことを思い出します。
年老いた今思い返すと、周さんは友情厚い中国人だったなと頭の下がる思いです。中国や中国人が好きになってしまったのは彼の友情のお陰です。
写真は頤和園にある石の船と北京ダックの写真です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

コメント有難う御座いました。
お父上のことを書いたコメントを頂きましたが、とてもしみじみとした名文なので、今日のブログの本文でご紹介させて頂きました。
有難う御座いました。
敬具、 藤山杜人
私は人についてはどこの国の人であろうと好き嫌いなく平等に付き合い
たいと思います。だから、中国人や韓国人などと蔑視的な言い方をする
のは良くないと思っています。いい人も悪い人も、どこの国にもいます。
しかし、人ではなく国としてみたときには、中国という国は好きではあり
ません。いまから20年前に天安門事件が起こり、何百人という人が犠牲
になりました。自分達の都合のいいように決めてしまう中国政府のやり
方には納得出来ないことが多々あります。
だからといって政府と同じように中国人が嫌いではありません。中国料理
も中国映画も好きです。いま三国志をネットで見ています。
とても内容の深いコメントを頂きまして有難う御座いました。
この内容を土台にして今日の私のブログでロシアと北方領土の問題を書いてみました。
有難う御座いました。 敬具、 藤山杜人