マレー半島にあるマレーシアは、人口の6割をマレー系、3割を華人系、1割をインド系の国家です。3つの主要民族と地域の歴史が複雑に入り混じって並存するマレーシアは、民族構成がきわめて複雑な国のひとつであり、多民族国家であります。しかし熱烈な親日国です。
首都はクアラルンプールで工業と農業が主な産業です。
まず首都はクアラルンプールと農業地帯の写真を示します。
さてこの国の政治と経済を簡略に書きます。
マレーシアのマハティール元首相が「日本に手本にした国造りをする」という「東方政策」を長期間推進してきました。そのこともあり世界有数の親日国家です。 また日本製品や日本食に対する信仰も高く日本に対する信用は絶対的なものです。
マレーシアの領土はマレー半島南部およびボルネオ島北部です。立憲君主制国家です。
1980年代以降はマハティール首相の主導するルック・イースト政策で工業化を遂げることに成功しました。
歴史的には13世紀 に アラブ商人やインド商人と共にイスラム教が伝来し、仏教とヒンドゥー教の時代が終わりました。そして1400年 に マラッカ王国が成立したのです。
政治と経済については下記からの抜粋です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2
日本との関係
対日関係については、「ルックイースト政策」を掲げたマハティール政権とそれを継承したアブドラ政権の下で緊密な関係が維持されました。トヨタや日本航空、イオンなどの日本企業のマレーシアへの進出し密接な関係を築いてきたのです。
日本が事あるごとに太平洋戦争の謝罪外交をすることについて「いったい、いつまで謝罪外交を続けるのか。自信を取り戻し、アジアのため世界のためにリーダーシップを発揮してほしい」と日本を励ましていたのはマハティール首相でした。
中国との関係
マレーシアは東南アジア諸国としてはシンガポールに次いで華僑の割合が高く、中国文化の影響が強いために中華圏扱いされること多いのです。中華料理店がよく見られ、多くの中国系マレーシア人が芸能人として中国・香港・台湾・シンガポールなどの中華圏で活躍しています。
近年経済台頭する中国に対しマレーシアは国内に住む華僑住民とのつながりを生かして中国に接近しています。
マレーシアと中国は伝統的な友好国です。2014年にはマレーシア軍は中国と初の合同演習を始め2015年、2016年にも行いました。
経済
IMFによると、マレーシアの2013年のGDPは3,124億ドルであり、一人当たりの名目GDPは10,548米ドルでした。2015年の1人あたり国民総所得(GNI)は10,570米ドルであり[、世界銀行による高所得国の基準である12,476ドルにはわずかに及ばず高・中所得国に位置づけられました。日本(2015年1人あたりGNI36,680ドル)、シンガポール(同52,090ドル)、香港(同56,878ドル)、ブルネイ(同37,320ドル)などには遠く及ばないものの、一人当たりのGDPが10,000ドル以上という数値は、アジアの熱帯地域の中では珍しく高い方であり、東ヨーロッパのロシア(同11,400ドル)やルーマニア(同9,500ドル)、クロアチア(同12,690ドル)などと同水準です。
工業化の成功
マハティール首相時代にさまざまな分野において国産化を推進する政策を打ち出しました。なかでも国産車 (National Car) については、日本の三菱自動車の技術を導入した自動車メーカー「プロトン」や、同じく日本のダイハツ工業の技術を導入した小型車メーカーのプロドゥアを設立し、政府の手厚い保護もあって国内シェアの約6割を両社で占めるようになります。またアジアやヨーロッパ諸国への輸出も行われています。
ほかにもルノーやデルコンピュータなどの外国企業の工場の誘致、港湾の整備、空港や鉄道などの各種交通インフラの充実など、主にインフラ整備と重工業の充実を中心とした経済政策を積極的に行い成果を上げています。
食文化
イスラム国家ですが多民族であることから非ムスリムの華人や外国人は飲酒も可能であり、豚肉も食べたりと非常に食の自由度が高いのです。特に中華系移民の間から発祥したマレーシアでしか味わえない食べ物もあり、中でも肉骨茶であるバクテーは人気が高い料理です。
南国なので果物は非常に多彩であり特にドリアンはもっともポピュラーな果物のひとつで、屋台などで売っています。
今日はマレー半島にあるマレーシアの文化と経済をご紹介致しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)
首都はクアラルンプールで工業と農業が主な産業です。
まず首都はクアラルンプールと農業地帯の写真を示します。
さてこの国の政治と経済を簡略に書きます。
マレーシアのマハティール元首相が「日本に手本にした国造りをする」という「東方政策」を長期間推進してきました。そのこともあり世界有数の親日国家です。 また日本製品や日本食に対する信仰も高く日本に対する信用は絶対的なものです。
マレーシアの領土はマレー半島南部およびボルネオ島北部です。立憲君主制国家です。
1980年代以降はマハティール首相の主導するルック・イースト政策で工業化を遂げることに成功しました。
歴史的には13世紀 に アラブ商人やインド商人と共にイスラム教が伝来し、仏教とヒンドゥー教の時代が終わりました。そして1400年 に マラッカ王国が成立したのです。
政治と経済については下記からの抜粋です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2
日本との関係
対日関係については、「ルックイースト政策」を掲げたマハティール政権とそれを継承したアブドラ政権の下で緊密な関係が維持されました。トヨタや日本航空、イオンなどの日本企業のマレーシアへの進出し密接な関係を築いてきたのです。
日本が事あるごとに太平洋戦争の謝罪外交をすることについて「いったい、いつまで謝罪外交を続けるのか。自信を取り戻し、アジアのため世界のためにリーダーシップを発揮してほしい」と日本を励ましていたのはマハティール首相でした。
中国との関係
マレーシアは東南アジア諸国としてはシンガポールに次いで華僑の割合が高く、中国文化の影響が強いために中華圏扱いされること多いのです。中華料理店がよく見られ、多くの中国系マレーシア人が芸能人として中国・香港・台湾・シンガポールなどの中華圏で活躍しています。
近年経済台頭する中国に対しマレーシアは国内に住む華僑住民とのつながりを生かして中国に接近しています。
マレーシアと中国は伝統的な友好国です。2014年にはマレーシア軍は中国と初の合同演習を始め2015年、2016年にも行いました。
経済
IMFによると、マレーシアの2013年のGDPは3,124億ドルであり、一人当たりの名目GDPは10,548米ドルでした。2015年の1人あたり国民総所得(GNI)は10,570米ドルであり[、世界銀行による高所得国の基準である12,476ドルにはわずかに及ばず高・中所得国に位置づけられました。日本(2015年1人あたりGNI36,680ドル)、シンガポール(同52,090ドル)、香港(同56,878ドル)、ブルネイ(同37,320ドル)などには遠く及ばないものの、一人当たりのGDPが10,000ドル以上という数値は、アジアの熱帯地域の中では珍しく高い方であり、東ヨーロッパのロシア(同11,400ドル)やルーマニア(同9,500ドル)、クロアチア(同12,690ドル)などと同水準です。
工業化の成功
マハティール首相時代にさまざまな分野において国産化を推進する政策を打ち出しました。なかでも国産車 (National Car) については、日本の三菱自動車の技術を導入した自動車メーカー「プロトン」や、同じく日本のダイハツ工業の技術を導入した小型車メーカーのプロドゥアを設立し、政府の手厚い保護もあって国内シェアの約6割を両社で占めるようになります。またアジアやヨーロッパ諸国への輸出も行われています。
ほかにもルノーやデルコンピュータなどの外国企業の工場の誘致、港湾の整備、空港や鉄道などの各種交通インフラの充実など、主にインフラ整備と重工業の充実を中心とした経済政策を積極的に行い成果を上げています。
食文化
イスラム国家ですが多民族であることから非ムスリムの華人や外国人は飲酒も可能であり、豚肉も食べたりと非常に食の自由度が高いのです。特に中華系移民の間から発祥したマレーシアでしか味わえない食べ物もあり、中でも肉骨茶であるバクテーは人気が高い料理です。
南国なので果物は非常に多彩であり特にドリアンはもっともポピュラーな果物のひとつで、屋台などで売っています。
今日はマレー半島にあるマレーシアの文化と経済をご紹介致しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)