後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

孤独な生活を幸せに過ごすためのチョッとした精神的訓練法

2010年03月09日 | うんちく・小ネタ

3月7日に、幸せな孤独と不幸な孤独ー老境を楽しく過ごす方法 という記事を出しました。その終りの方で、幸せな孤独というものの説明を続編でしますと書きました。

そこで、今回は「幸せな孤独」を作るためのチョットした精神的な訓練法をご説明致します。

老境に入ると子供は独立して家を出て行きます。夫あるいは妻が早くから亡くなって心ならずも独りで暮らす場合もあります。恩人や知人も一人、二人と亡くなり、気が付いて見ると独り取り残されたような感じになります。このような状態を孤独な生活と言います。一般的には悲しい、淋しい灰色の生活と思われています。

そうです。自分の不幸な境遇を嘆き悲しんでばかりいては何時までも暗雲に包まれた暗い日々を送ることになります。

そこでチョットした精神的な訓練をしましょう。

(1)亡くなった方々へまず感謝の気持ちを持つ訓練です。それには声を出して、「お母さん、いろいろ優しくしてくれて、有難う!」と言います。そのように他の数人の人々へ対しても、お礼を声に出して言います。

これで訓練の第一歩は終りです。暗雲に少しだけ雲が切れ、光が見え始めます。

(2)現在の家族、子供や嫁や孫との関係をもっと緊密にしようとしてはいけません。そのための精神的な訓練をします。嫁に、「Y子さん、私の息子と結婚してくれて有難う! 子供を作ってくれて有難う!お陰で孫が出来て嬉しいよ!孫の面倒をみて忙しいから、こちらのことは心配しなくて良いよ!」と声を出して言うのです。

これで訓練の第二歩目は終りです。暗雲が切れ、少しだけ青空が見え始めます。

(3)炊事・洗濯・掃除を楽しむための訓練をします。料理は一気に複雑な料理に挑戦しないことです。フランパン一丁で出来ることから始めます。ゆっくり、次第に複雑な料理方法へ進んで行きます。時々は外食をして美味いものを食べます。

洗濯・掃除も少しずつ前進して行きます。思い余ったらダスキンという会社へ頼んで掃除のプロに来て貰い、掃除の仕方を見て覚えます。

自分独りだけで生活をして行ける自信がつき、気が軽くなります。

これで訓練の第三歩目は終りです。暗雲が無くなり、雲の多い青空になります。

(4)淋しくても独りで出来る趣味を見つけ、それに打ち込みます。淋しいからといって知人、友人としょっちゅう一緒に酒を飲んではいけません。たまには良いのですが、月に1回ぐらいにします。その他の時間は独りで出来る趣味を楽しみます。精神的な自立心を養うための訓練になります。

私の場合は独りで湖に出て行って、セイリングを楽しむことにしています。精神が自立して、健康な心になります。下にその様子の写真を示します。

これで訓練の第四歩目は終りです。すこし白い雲の流れる青空になります。

(5)全ての人間関係や身の回りの物事に執着しない、自由な精神を作るための訓練をします。「度を過ごして美味しいものを探しません!」と声を出して言います。

憎しみのある人には、「@@さんを許します。もう執着していません。忘れてしまいました!」と言うのです。ボロ家でも、建て直そうと執着しません。「このボロ家を終の棲家とします!」と声を出して言うのです。

孤独で幸せな生活をするにはこの(5)の境地が一番重要です。(1)から(4)までは(5)に至る為の階段なのです。

いかがでしょうか?楽しさで輝く老境をお過ごしでしょうか?

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人

012 003


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。