何故か私は水の流れる風景が好きです。今日も野川の写真を撮って来ました。
ミサの時間を間違えて行ったのでミサはありませんでした。教会にはクリスマスの飾りがありました。静かにお祈りしました。家内が写真を撮りましそた。小春日和の穏やかな日曜日です。
今日は日曜日なので、キリスト教のアーミッシュ宗派をご紹介します。
アメリカの東部や中西部には自動車、電気、ガス、水道を拒否して、中世のヨーロッパの農村生活を現在でも続けているアーミッシュという人々が住む村が散在しています。ルターの宗教改革で生まれた純粋原始キリスト教の一派で絶対平和主義の信仰を守っている人々です。
その生活ぶりの写真をお送りします。
私はオハイオ州にあるアーミッシュ村の民宿に泊ったことがありました。
アーミッシュの村に入ると、「路上で黒塗り箱型の馬車が近付いたら徐行すべし」という意味の絵看板が増えてきます。
周りは一面の実り豊かな麦畑。その間に牛馬がのんびり草を食む牧場が散在し、素朴な木造一階建ての農家が栃の大樹の木陰に見え隠れしていました。
看板通り、黒塗りの箱形馬車が近付いて来ます。慌ててブレーキをかけ、徐行しながらすれ違います。手を挙げて挨拶をすると、黒いシルクハットをかぶり、襟の小さな黒い背広を着た老人が目を上げないで、手をわずかに振って挨拶を返すのです。
麦畑では刈り取った麦束を馬車に積み上げています。農夫はさすがに上着を脱ぎ、黒いチョッキ姿で汗を流しながら一心に働いています。
アーミッシュに車で観光に行った場合のマナーを大学の同僚が教えてくれました。
「御土産店、喫茶店、民宿の前以外の道端に絶対車を停めないこと。馬車が見えたら急いで減速し徐行せよ。必ず挨拶をすること。しかし相手の目を見たりしない。もちろん話し掛けてはいけない。女性は黒い長い服を着ているが、車と馬車がすれ違う時、前から覗き込んではいけない。アーミッシュ専用のスーパーマッケットがあり、黒い馬車がたくさん止まっているが、スーパー店内へ入ってはいけない。ソーッと遠方から眺めるだけにすること」「御土産店では村への入場料のつもりで多めにチーズやヨーグルトを買って上げなさい」・・・・・
そんな村の民宿に泊って来たのは1990年の事、もう30年も前の事だが鮮明に記憶しています。こんなキリスト教の一派もあるのです。
今日は日曜日なので、キリスト教のアーミッシュ宗派をご紹介しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)