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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

陽賜里工房の恒例の秋のオープンガーデンのご案内

2017年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム
山梨県、北杜市の甲斐駒の麓にある陽賜里工房ガーデンの恒例の秋のオープンガーデンが例年通り開催されます。
庭でお茶をゆっくり飲んで寛ごうという企画です。ホストは原田聖也さんという男性とその母上です。

日時:9月22日(金)と23日(土)の朝10:00時から午後4:00時ころまで、
ところ:山梨県北杜市武川町山高 3567-556の陽賜里工房ガーデンです。

連絡先:原田聖也さん、携帯電話:090-4170-0370 E-Mail: t-taraku@t-net.ne.jp

このオープンガーデンには私も家内と一緒に何回か参加したことがあります。

7年前の春のオープンガーデンの報告記事を以下に掲載いたします。ご参考になれば幸いです。
======花の園の中の喫茶店・・・陽賜里工房というコーヒー店===
戦後に学生時代を過ごした方々にとっては喫茶店という言葉は懐かしいと思います。名曲喫茶とか純喫茶とか歌声喫茶とかいう名前で、コーヒーの香りとともに文化的な場所でした。当時、コーヒーは高価な飲みものだったのです。
それから幾星霜、不思議な喫茶店へ行ってきました。陽賜里工房という名前で、春と秋の2回しか開店しません。
春の花々、秋の花々に囲まれたコーヒー店です。店主は原田聖也さんという男性で、コーヒーの修業を重ね、特別のコーヒー豆焙煎工場のものを仕入れて使っています。食品衛生法を勉強をし、飲食店開業の資格も取りました。
この喫茶店は北杜市の真原桜並木のはずれにある花の園です。庭全体がなだらかな南向きの斜面になっていて満開の桜の木が2本、ピンクのユキヤナギ、水仙、ヒトリシズカ、イカリソウなどに囲まれて店主手造りの店があります。
花園の一番高い所にはロマンチックなデザインの木造の家があり店主が寝泊まりする場所になっています。お客は勝手に花の園を歩きまわり、花々を鑑賞します。そして花疲れしたら洒落た店に入って香り高いコーヒーを頂きます。
コーヒーを飲む場所には女主人が居て、つれづれの話し相手になってくれます。店の主人のお母さんです。上品な日本語を使う方です。花の園の作り方などのよもやま話です。私がカトリックの話をしましたら、ご自分の信仰のバプテスト教会の話を静かにして下さいました。亡くなったご主人はその教会の牧師さんで、ご自分も宣教活動をしながら幼稚園の園長さんもしていたそうです。兎に角、折り目正しい一生を過ごした方なのでお話をしていても晴れた青空を見ているような印象です。
下にこの花の園の中の喫茶店の写真をお送り致します。






国家とは?そして北朝鮮の国家としての特徴は?

2017年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム
最近考え込んでいる問題があります。
一体、国家とはどんな存在なのでしょうか?水爆実験やミサイルで超大国のアメリカを脅している北朝鮮とはどんな国家なのでしょうか?
私は国家というものはヨーロッパの近代国家の概念で理解していましたが、どうもその理解は偏狭すぎるようです。
アメリカ流の民主国家とヨーロッパの民主国家は少し違うようですし、南米の諸国の国家の実態は民主国とは非常にかけ離れているような気がします。イスラム教の諸国は王家に主権がある宗教団体のようです。例えばサウジアラビアはサウド王家の所有する王国です。
ひるがえってアジアの諸国を考えると古代から続く専制王朝の伝統的文化を背負った社会が近代国家の形式をとっているようです。
中国の共産党独裁は清朝の伝統を引き継いでいます。ベトナム共産党はグエン王朝の影響が無いと理解したら間違いではないでしょうか。
台湾は中華民国という国家ですが、日本政府は国家ではないと言います。私は独立した国家だと理解しています。歴史的に広い中国には同時に幾つかの独立した国があったのです。ですから国家の実情を理解するためにはその国の歴史を知らなければなりません。
それでは北朝鮮という国家はどのような歴史を背負った国家なのでしょうか?その国家の特徴はどのようなものなのでしょうか?
それを考えると今後の日本の平和を守る方法が分かるかも知れません。
今日は単なる問題提起であります。間違った記述が沢山あると存じます。読者のご指導を期待しています。

さて国家とは何かを検索すると次のような定義があります。
国家の三要素(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6)
領域(Staatsgebiet:領土、領水、領空)- 一定に区画されている。
人民(Staatsvolk:国民、住民)- 恒久的に属し、一時の好悪で脱したり復したりはしない。
権力(Staatsgewalt)ないし主権- 正統な物理的実力のことである。この実力は、対外的・対内的に排他的に行使できなければならない、つまり、主権的(souverän)でなければならない。
このモデルにおいては、国家とは、権力が領域と人民を内外の干渉を許さず統治する存在であると捉えられているのである。領域に対する権力を領土高権(Gebietshoheit)、人民に対する権力を対人高権(Personalhoheit)という。国際法上、これらの三要素を有するものは国家として認められるが、満たさないものは国家として認められない。この場合、認めるか認めないかを実際に判断するのは他の国家なので、他国からの承認を第四の要素に挙げる場合もある。

以上の定義をご理解できますか?やたら難しい学問的用語とドイツ語が出できて訳が分かりません。こういう文章は学者馬鹿が書いた典型的な文章です。
簡単に書けば、国家は領域と国民と権力機構としての政府や軍隊があるということです。しかしこの定義は曖昧過ぎていろいろな国家の内状や実態が理解出来ません。
そこで今日の主題である北朝鮮という国家の歴史的特徴を考えてみましょう。
北朝鮮が高句麗や高麗だった頃のことは省略して李朝朝鮮の末期から考えて見ましょう。
現在の北朝鮮の歴史で重要なことは日本の朝鮮併合です。その概略を次に示します。
1910年(明治43年)に、韓国併合条約が漢城(現在のソウル特別市)で寺内正毅統監と李完用首相により調印され、大日本帝国は大韓帝国を併合し、その領土であった朝鮮半島を領有したのです。そして1945年(昭和20年)8月15日、大日本帝国の敗戦により正式に朝鮮半島領有は終了しました。
その直後、金日成がソ連の支援で朝鮮半島の北半分を占領して現在の北朝鮮を樹立したのです。
そして1951年に北朝鮮は怒涛の如く韓国に攻め込んで南部の釜山近郊まで占領してしまったのです。これが所謂、朝鮮動乱という戦争でした。
これでは朝鮮半島は全て共産主義勢力になると恐れたマッカーサー軍がいきなり北部の仁川に強行上陸したのです。北朝鮮軍は支離滅裂になり満州国境へ追い詰められます。この時中国共産党軍が人海戦術でアメリカ軍を38度線まで押し返したのです。
朝鮮半島の全てを占領し共産党独裁の国家を作ろうとした金日成の夢はアメリカのおかげで無残にも崩れ去ったのです。現在の金正恩は金日成の孫なのです。
朝鮮動乱以来、北朝鮮はアメリカを憎み、激しい怨念が続いているのです。北朝鮮とアメリカの間には停戦条約はありますすが平和条約が無く戦争状態が続いているのです。
ですから北朝鮮が一番憎んでいるのはアメリカです。そして韓国と日本も激しく憎んでいます。
その憎しみは金正恩の独裁を強化するために常に燃え上がるような運動をしています。北朝鮮には拿捕したアメリカの情報収集船のフエブロ号を現在も宣伝し、公開しているそうです。
このような北朝鮮の歴史を知ると、水爆弾頭のミサイルでアメリカを脅かしている理由が分かるような気がします。韓国や日本も脅している理由も分かります。
こんな状態で将来の日本の平和を守るためには北朝鮮に武力行使をさせない賢明な外交しかありません。中国とロシアの役割が非常に重要なのです。この問題はあまり長くなるので今日はここでお終いにします。

今日の挿し絵代わりの写真は『KITAHO のデジカメ散歩』http://kitaho321.blog25.fc2.com/ からお借りしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

1番目の写真はヒルガオ科サツマイモ属のマルバルコウです。

2番目の写真は小さなガマの穂です。

3番目の写真はキジカクシ科のツルボです。

4番目の写真はヤブミョウガの実です。

5番目の写真はガマズミです。