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本州付近で偏西風分断 これ梅雨入りの兆候!

2013-05-27 23:54:12 | インポート

①5月27日9時の天気図 気象庁HPより引用

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②5月27日9時の気象庁AXFE578図です。日本気象予報士会HPより引用・加工

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日本列島では、先週20日に、気圧の谷が通過後、晴天が広がり、関東以西の各地で気温が上がりました。

これは、日本付近を流れる上空の風(偏西風)が、中国大陸チベット高原で分断されて、日本列島付近で、勢力の強い高気圧が発生、この高気圧に覆われたためですが、この時期、日本列島付近に、この手の高気圧が発生した後、後続の気圧の谷が日本列島に接近すると、この気圧の谷の移動は遅くなってブロッキング気味となり、関東以西の本州南岸の各地では、ぐずついた天気が続き、梅雨入り と言うシナリオを迎えるものです。

引用図②の上側図より、500hpa(上空約5500m付近)の正渦が帯状に分布する箇所 A Bと図示しました。南側のAは、中国大陸から気圧の谷が接近しているため、西日本で北に盛り上がった形となっています。一方、Bの部分では、正渦が大きく蛇行しており、等高度線も狭まり、この付近に、分断された偏西風の北側部分があることが推測され、その南の中国大陸では、上空1500m付近の気温がおおむね12℃以上、一部、15℃や18℃のエリアも見受けられ、偏西風がチベット高原で分断されて、この地域で下降気流が強まったためと思われます。

27日は、九州や中国、四国の各地方で梅雨入りの発表がありました。

28日以降、関東や東海、近畿の各地でも、順次、梅雨入りの発表が出されることは必至でしょう。


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