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台風5号は5日午後和歌山県北部へ上陸 台風から離れた山梨県東部で局地的豪雨 流れ込み異なる暖湿流同士の収束で発生!

2017-08-10 01:25:09 | 日記
①8月7日15時の天気図 気象庁HPより引用



観測史上3番目の長寿となる台風5号ですが、7日15時過ぎに和歌山県北部へ上陸しました。

この頃、台風から東へ離れた山梨県東部の大月市や都留市などでは、局地的に雨雲が非常に発達し始め、7日夜にかけて、1時間で100㍉を超す豪雨の見舞われて、
土砂崩れや、低地の浸水など発生し、JR中央線や中高自動車道など、一部区間で通行止めとなりました。


この、山梨県東部の局地的豪雨発生のカラクリですが

②8月7日15時の全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用



③8月7日 ⅰ:16時40分 ⅱ:17時の 山梨県周辺レーダーエコー合成図 気象庁HPより引用
ⅰ:





引用図②より、7日15時、台風を取り巻く反時計回りの気流が、東海地方より分布していますが、
この気流とは別に、関東地方から山梨県周辺には、上空1000㍍から3000㍍まで、南寄りの気流が卓越しております。
これは、台風の外縁部を廻るようにして流れ込んできた暖湿流と、太平洋高気圧の外縁部を廻るようにして流れ込んできた暖湿流の存在を示すものですが、山梨県周辺の目を向けると、河口湖の上空3000㍍付近では、南寄り風で風速20㍍以上と周辺より風速が強めです。これは、前記した暖湿流が、富士山の東側斜面でぶつかり、南北方向に収束している状態を示すものです。

③ⅰ.ⅱより、7日16時40分、と17時には、この、上空3000㍍で、南北方向に帯状にに暖湿流が収束していると推測される山梨県東部地域で ほぼ帯状になった非常の発達した雨雲の集団が形成されて停滞気味となっています。

上空3000㍍で、富士山東側で衝突し、南北方向に収束した結果、帯状に雨雲を非常に発達させてしまったため今回の山梨県東部の豪雨は発生した原因思われますね。


山梨県東部には、7日15時頃より、帯状に発達した雨雲が、21時頃までかかり続け、ところによっては総雨量が300㍉を超す豪雨となりました。、

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