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台風3号伊豆諸島の南を通過 今後の日本列島はさて?

2012-06-06 12:44:47 | インポート

①6月6日9時の天気図 気象庁HPより引用

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②6月6日9時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

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※なお、本記事内で風速値記載は、毎秒値となります。

昨日から台風3号が沖縄近海から本州南海上を北東へ移動して、6日9時には、伊豆諸島の南海上に達しています。

このため、伊豆諸島の八丈島では、午前7時50分に、最大瞬間風速32・0m(北東風)を観測して、一時、10分間の平均風速でも20mを超えました。

引用図②より、台風3号を取り巻く雲の集団は、勾玉型 となってきており、シベリアから、上空(500hpaの谷、正渦度が移流してきています。)の谷が北日本へ近ずき、台風3号を取り巻く雲の集団のすぐ西側では、水蒸気画像上の暗域(上空3000m付近の下降流域)が広がっています。

このため、台風3号自体、本州から次第に離れるようになるものの、段々と温帯低気圧へと変わり、温帯低気圧として発する兆しがあります。

これから、明日にかけては、北日本や東日本の海上では、高波には充分な注意が必要かと思います。

さらに、大陸には、B(各種実況図より、上空5500m~10000m付近では強風軸となっている箇所のすぐ赤道側となっています。500hpaの正渦度として表現されています。)がみられ、引用図には明示していませんが、日本列島に向かって東進中です。

今後、引用図②での、Bの部分が、日本列島付近で、前線(梅雨前線)として解析されるものと、私は考えています。

本州の各地でも、うっとおしい梅雨が、すぐそこまでやってきていると言えそうですね。