ニューフェース

　新顔である。長い間、といっても７～８年だろうか、使っていた鞄のチャック、今はファスナーというのだろうか、が駄目になってきたので買い換えてみた。

　適当なものというのはなかなか無いもので、デパート等を歩き回るのは面倒だし、ということでアマゾンで通販である。今時は通販の方が品数が多いので便利である。

　但し現物を見られない事の不安と即日手に入らないというディメリットがある。現物観察という点では電気製品等の機械物が一番不安が無い。仕様が明確だし大きさや使い勝手で悩むポイントが少ない。

　しかし鞄は手触りやら細かなポケットの使い勝手やら一抹の不安が残る。それでもそんなに高価なものでもなし、えいやで買ってみた。まあ、日々使ってみないと不満どころはわからない。これは現物を見て買っても同じかもしれない。

　通販で一番危ないのは靴や服といった身に着けるものではなかろうか。例えば靴のサイズというのはメーカーによって更に靴のデザイン・種類によって定義が違うようある。

　リーガルの最近のビジネス用ゴム底短靴の２５ｃｍは伝統的なタイプの２４ｃｍと同じ大きさであり、リーガルウォーカーという種類では２４．５ｃｍと同じである。

　これ等の違いは履き比べてみないと分からないから不便である。

　昔は靴の大きさを文数（ジャイアント馬場の１６文キックのように）で表示したが、これは靴の裏の外側の爪先から踵までの長さで、少なくとも定義の曖昧さは無かった。

　案外身近なものが近代化されていない。