フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

ピアニストの自慢の姪

2012年02月04日 | パリ9区

そして続いてやってきたのは、モンマルトルのピアニスト、彼がご自慢の姪御さんのマリオンと一緒にやってきたのだった。

80歳近いピアニストさんは毎年やってきているのだが、この年は医学生でもあるマリオンさんと一緒ということで、特別な訪問になった。

 

マリオンは厳密に言うと、姪の娘と言うことなので、孫のような年の差になる。

いくら日本が大好きで親せきと言っても、日本ではこのような年の差で旅行と言うのは難しいのではないだろうか?

ましてやピアニストさんは背中が悪く長くは歩けない。

彼女の方がお世話をしているような場面も多かったのではなかろうか。

 

東京でピアニストさんの知り合いのところに泊めてもらったようだが、彼女のことを大層ほめていた。

 

京都で会った時も、第一印象がとても感じが良かった。

日本食も何でも食べるということだったが、ピアニストさんは生魚が駄目なので、定食やさんのようなところで、彼女は生姜焼きを頼みぺろりと平らげた。

 

何度も来日している彼としては、京都の良さをまず彼女に見せたい。

と言うことで、金閣寺へと向かった。見るだけで分かりやすいこともあって、たいていの外国人は感嘆の声を上げる。

本来ならこの後、龍安寺もとなるのだが、彼の足のことを考えるとこれだけで精一杯であった。

タクシーで移動できる祇園へと向かった。

夕刻の祇園で舞妓さんを見られる可能性に懸けた。

彼女は運よく、舞妓さんの姿をカメラに収めることもできて、親日家のおじさんとしては自慢できる京都案内になり、彼もご満悦だ。

 

そして我が家へ向かうことになった。

すぐあった電車は急行だったのでそれに乗ったところ、彼は「いつもの電車と違い、時間がかかるね」と言う。

いつもの電車とは、近鉄特急で特急料金が別にいる。

それをマリオンに自慢していたようなので、帰るときに乗ろうと約束をした。

 

彼が好きなしゃぶしゃぶをと言う希望があったので、しゃぶしゃぶを用意した。「デリシュー」と言ってくれた。

翌日の朝食も和食希望で、中でも鰆の西京焼がとても気に入ったようだった。

 

翌日は一緒に奈良観光である

 

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