フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

着物姿に感無量

2012年02月06日 | パリ9区

京都の次は、奈良観光である。

 

観光の前に東京へ戻るときの切符を買いたいというので、それならと近くのチケットショップに案内し、割安な切符を買えたと、喜んだ。

 

タクシー移動で東大寺へ。残念ながら彼は長く歩けない。

東大寺を歩きながらも何度か休憩を取らないといけない。

マリオンのペースとは明らかに違う。しかしマリオンは根気よく合わせている。

 

 

 

鹿せんべいをやり、大仏殿を見学した後は本来案内する二月堂を諦め、能楽堂ホールを訪れ昼食をとった。ここでは洋食、と言っても日本のカレーなのだが、彼らにとっては日本オリジナルカレーといったところで結構評判がいい。

そして春日大社へ向かった。ここで運よく結婚式の模様を写真に収めることが出来て、また「運がいい」と二人は大喜びだ。

タクシーで興福寺、猿沢池を周った後、駅の近くで「楽譜を買いたい」と言うことなので、探しに行く。

シャンソニエには日本人観光客も多いので、日本の唱歌を演奏するためのものだ。

「花」や「ふるさと」は特に喜ばれるそうだ。「荒城の月」などもレパートリーに加わっているのではないだろうか。

 

夜はピアニストさんがたっての希望でフランス料理をご馳走したいというので、前年も訪れたピアノのあるレストランを希望された。

マリオンに日本で演奏したと話していたらしく、またそれも彼の自慢の一つだったのであろう。

 

 

その前にマリオンに着物を着せることにした。

マリオンはもちろん、ピアニストも今までで一番と言うくらい喜んだ。ただこの時「汚してしまうのではないか」と気にする彼女のため、濃い色の紬にしたが

本来なら、友禅のようなはんなり系もよく似合ったことだろう。

 

 

 

この後、汚れても気遣いいらないように、リサイクルや骨董市で探したものをお客さん用に何枚か用意しようと、この経験で気づかせてもらえた。

 

レストランでも着物姿のマリオンは「可愛い」と声かけられ、嬉しそうだった。

食事をし、最後にマリオンの前で演奏も披露し、レストランのマダムとの連弾もあり、楽しい夕べは過ぎて行った。 

 

明日はいよいよ最終日、再び京都である

 

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