ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

ぼくは猫にはなれない。

2005-09-24 04:01:28 | 日記
 夜を共有してくれる誰かがほしい時がある。
 帰り道、遠回りをして川沿いの道を歩く。新宿の高層ビル群の明かりが見えると懐かしくて安心する。川の上の空はひらけているので、高層ビルがよく見える。
 ねこ発見。激写。


 今日は学生最後の夏休み満喫企画その1として、Y女史と「四月の雪」を見て水上バスに乗った。
 ヨンペがかっこよく見えるようになったら大人の階段をまた一歩のぼったことになるだろうか。ならないかもしれないけど、とにかく、ヨンペはかっこいいという結論に達したのだった。なんか、体がとてもいい。顔を隠してくれれば抱かれてもよいほどに(?)。わたしの萌えベストは、集中治療室の前のイスで、足を組んで座ったまま寝てるとこ。なんかよくわからんが、萌え……! まあ、演技はどうしようもなく大根だったけれども。というか、ヨンペという個性が強すぎて、どれも「演技をしているヨンペ」を見せられているような気持ちになってしまうのだ。ある意味かわいそう。
 で、水上バス。本当は曼珠沙華畑を見に行く予定だったのだけれども、マキアージュのCMのせいでどうしても水上バスに乗りたくなったわたしのわがままで水上バスツアーに変更してもらったのだった。浅草橋から、水上バスで隅田川を行ったりきたり。やっぱり、水は、テンション上がるなぁ……! しかも下町。たまらない。楽しい。あのあたりの、歴史をきちんと積み重ねてる人間パワーの安心感が好き。ただ、今日は祝日だったので、観光客がうじゃこうじゃこいて萎え。日常から一歩だけスライドした場所感が素敵のコツなのに、観光地然とされてしまうと、なんだかぜんぜんその気になれないのであった。今度は絶対平日に来よう。仕事は断然平日休み! と心に決める。小売万歳、本屋万歳。
 最後は上野まで歩いて、バスで学校に戻りサークルに顔を出す。歩く途中、いい感じの歩道橋を見つけてよじのぼり、車たちを眺める。前向きの車は白い光、後ろ向きの車は赤い光が規則正しく並んでいる様は、お行儀がよくてほほえましい。いい景色だ。歩道橋の上で一日すごしてもいいくらいだ。
 東京散策は本当に楽しい。ヒマなうちにもっと見てまわりたい。日常から飛躍しすぎない感じを大事に。吉原を散歩したり、たった600円で動物園を堪能したり。どうってことない住宅街でもいい。東京の街の、人間の密度が異様に濃い感じが好き。


 最近の関心事:乾くのが先か、冷めるのが先か。
 学生時代の猶予はあと半年。どうせだから悔いのないように。試したいことは全部今のうちに試しておく。いざとなったら社会人になった時リセットするさ、という心意気で。
 わたしの気持ちは、乾くのが先だろうか、冷めるのが先だろうか。
 どっちがいいってわけでもない。どっちにしてもやや悲惨だとはおもう。でも、選びようがなかったんだもの。理想を求めるのは、もう限界だった。

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