ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

月見ながら考えると落ち着く。

2005-09-18 01:56:26 | 日記
 ここのところやたらと月がきれいで、そういや中秋の名月とかそろそろだなーとおもっていたけれど、調べてみたら今日らしい。
 こんなにきれいな月がかかっちゃあ、そりゃあ空を見上げちゃうよね。わが身一つの秋にはあらねどなんて気持ちにもなっちゃうよね。と、おもう。

 一人でいるのは気楽なことだ。人に合わせるのは苦手だから。でもさびしい。でもどうしてよいかわからない。「人は人、自分は自分」の考えで一匹狼をするか、あるいは生活全部をべったりすり合わせるか。人間関係が器用でないわたしに残された、他人と関係を持つ場合の選択肢はとても極端なものだ。
 本当は、一人でいるのはとてもすごくさびしいので、べったりと人生共有できるような人が世の中にいてくれたらこれ以上のことはないのだけれど、残念ながら出会ったことがない。結局、一人で生きてくしかないのだな。と、ここのところ月を見ながら考えていて、ようやく割り切れたような気がする。割り切ったらとても楽になったような気がする。
 もう、無理に誰かと一緒にいようとするのはよそう。そうやって期待しても、結局もっとさびしくなるだけだ。もともと、充分に一人の時間が持てないとパニックになるタチなのだし。そのかわり、人生の中のいろいろな場面でたまたま行き逢った人との時間は大切にしよう。わざわざ一人になる必要はない。わざわざ誰かと一緒にいる必要もない。流れに身をまかせる。風に吹かれるように生きる。全部、自分のためにそうする。誰かのためでもない。誰かと比べるためでも、あてつけるためでも。もう、人のこと考えるのよそう。他人の目もなるべく気にしないように。

 寂しさがマヒすればいいのになぁ。いっそのこと、誰かと一緒にいたいなんて思わなきゃいいのに。くうきになりたい。あるいはそらになりたい。雲でもいい。