日々の逃避

ある大学教員の単なる独り言です。
バイオマテリアルとか高分子とかを研究している・・・かも。

著作権

2020年04月20日 | 日常

大学におけるオンライン講義の推進に向けて、今年度に限り(ただし4/28以降)、著作物を無償で使えることになっている。

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00555344

https://univ-journal.jp/31592/

簡単に言うと、この改正著作権法は、「大学が補償金を払えば、個別の使用許諾を得る作業をやらなくても、オンライン講義で著作物を使っていいですよ」という話だ(ちなみに現行の著作権法では、「対面式講義」であれば使用許諾は不要だけど、「オンライン講義」では使用許諾が必要になっている)。しかも今年度に限り、この補償金が0円になる。オンライン講義を急に指示された大学教員たちにとって、とてもありがたい話だ。

この話が適用できるのは、授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS、サートラス)の構成団体(日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本放送協会・・・など)が発行・製作している著作物に限る、らしい。

今日は、自分のオンライン講義(3年生向けのバイオマテリアルの講義)で使う予定の画像・写真が掲載されている複数の本や資料がこの条件を満たすか、一応念のため調べてみた。その結果、ほぼ満たしていることがわかった(一部の資料は満たしてないから、使うことはできない・・・差し替えればいいから困らないけど)。まぁ大丈夫だろうな・・・とは予想していたけど、とりあえずひと安心。バイオマテリアルの講義では多くの材料・機器・製品を紹介しているので、画像や写真が使えなくなるとかなり痛い。

さてと、あとはオンライン講義用の資料を地道に作りますかね。。。大変だけど。こんな事態になるなんて、1ヶ月前にはまったく予想できていなかった。。。

ところで、今日ニュースを見ていたら、

「新型コロナウィルスの感染蔓延が年内に終息しない可能性もある。そうなると、教育機関における年内の授業再開は無理かもしれない」

という意見を出している専門家がいた。うーーーん、もしそうなってしまったら、とても困るなぁ。インフルエンザウィルスと同じように季節性があればいいんだけど・・・夏の暑さによってウィルスが弱って欲しい。

研究室はいつになったら再開できるんだろう。。。

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