日々の逃避

ある大学教員のひとりごと。某大学の准教授みたいです。バイオマテリアルの研究をしている・・・かも。

大量の鼻血が止まらなかった。。。

2015年09月07日 | いろいろ

朝。大学に来てしばらくしたら、左の鼻の穴から鼻水がたれてきたような気がした。風邪気味でもないのになぁと不思議に思って、ちょうど近くにあったティッシュで鼻をふいてみた。「鼻水が出た」と思ってから「鼻をふく」まで、その間おそらく1秒程度。ほんの一瞬。

そしてティッシュは ・・・ なぜか赤く染まった。しかも、結構大量に。

うわぁ、鼻血だぁ・・・と思って、鼻にティッシュをすぐに詰めた。

これで押さえつけておけば、2、3分で止まるはず。これが今まで自分が経験してきた鼻血だ。鼻血ってそんなもんでしょ、普通。でも、どこにもぶつけてもいないのに鼻血が出たのは生まれて初めてなので、ちょっとへこんだ。まぁいいや、すぐに止まるだろうし。でもなんで鼻血が急に出たんだろう。。。不思議だ。「ぶつけていないのに鼻血が出るのって、あんまりよくない気がする」とぼんやり考えていた。

2、3分後。

もういいだろう。

鼻からティッシュを取ってみた。

すると、血染めのティッシュとともに、新しい血がまたどんどん出てきた。

あれれ・・・。

次のティッシュを詰めた。

これを繰り返すこと十数回。

血が止まる気配はまったくない。ちょっとへこんだとか悠長なことを思っている場合じゃないかも、これ。

その昔、医学部の社会人コースに通っていた時に、耳鼻咽喉科の教授が、

「ぶつけたわけでもないのに急に出てくる鼻血、しかも鼻の入口手前じゃなくて、奥の方から出てくる感じの鼻血はやばいことが多い」

って言っていたのを鮮明に思い出した。

あの時、あの先生は他に何か言っていたっけなぁ・・・そうだ、たしか、

「急な鼻血の裏には糖尿病とか白血病が隠れていたり、薬の副作用だったり、そんないろんなことが潜んでいる・・・」

そんなことを言っていた気がするなぁ・・・俺ってば授業内容を結構覚えてるじゃん ・・・ あの医学部の社会人コースは楽しかったなぁ・・・ってなつかしがってる場合じゃないや。あれ・・・薬の副作用・・・?

・・・心当たりが一つ。

実は、土曜日の夜から初めて飲み始めた薬がある。研究室旅行中に咳がひどかったので、帰りがけに薬局で市販の某せき止め液を買ってみたのだ。

自分には、数年に一回ぐらい「せきがひどい時期」がある。その多くは、花粉がのどに付着したことによるアレルギー性のせきだ。そんな時にちょっとだけ使っていた某社のせき止め液があったんだけど、最近それが販売停止になったらしくてどこにも売っていない。そこで、仕方なく、今まで手を出していなかった、他社の某せき止め液を買ってしまったのだ。この某せき止め液は、「効果はすごい強いけれど、人によっては副作用も強い」という評判を聞いていたので、今までは買っていなかったんだよなぁ・・・でも今回は買ってしまった。あまりにものどが痛かったので。この某せき止め液の「重篤な副作用」として、「のどの渇き」や「鼻血」と書いてあった。

土曜の夜から飲み始めたんだけど、日曜日には朝から夜にかけてかなりのどが渇いてきたから、

「この薬の副作用かなぁ・・・もう少しだけ飲んだらもう飲むのやめようかなぁ」

と思っていたところだった。せきはだいぶ減ったから、飲んだ効果はあった。今日の朝もそのせき止め液をちょっと飲んでおいた。一日それで調子よかったらもう飲まないでおこうと思っていたところだった。のどの渇きの違和感があったから。副作用ってやっぱり怖いし。

あの飲み薬が原因かなぁ・・・とぼんやり考えながらティッシュを何回も変えてみた。なんだか、イスから立ち上がると鼻血がさらに出そうな気がして、座りながら鼻を押さえていたんだけど、もう少したっても血が止まらなかったら、学生さんに声をかけて病院に行くタクシーを呼んでもらおうと思い始めていた。鼻血が出すぎてぼ~っとしてきた頭で、なんとなく、

「学生さんに声かけても鼻血が止まるわけじゃないしなぁ・・・実験の邪魔になっちゃったら迷惑だし、まぁそのうち血は止まるだろうから一人で対処すればいいかな~。どうせ止まるだろうし、心配かかけるのもなんだしなぁ・・・まぁ止まるまで押さえておけばいいや」

と考えていた。まぁ、鼻血が止まらない状況で、学生さんの実験の邪魔になっちゃわないかなんて考えている場合じゃないんだけど。

すると、ずっと押さえること50分ぐらいで、やっと鼻血が止まった。50分もかからないと止まらない鼻血。。。生まれてこのかた42年、「じわじわ」と出てくる鼻血しか経験がなかった。こんなにドバドバと出てくる鼻血は初めてだった。

50分押さえたことによって、鼻血はもう無事に止まっている。もう鼻血は止まったし、そこまで急がなくても今日早く大学を出て病院に寄ればいいかなぁ・・・とも考え始めていた。ネットで「鼻血 大量 原因」「鼻血 救急 病院」とかを調べてみた。

すると、鼻血が止まってから40分ほどたったころ、また鼻の中がちょっとじわじわしてきた。

あれれ、さっきの止血が足りなかったか。

・・・と思った次の瞬間、また「ドバッ」と鼻血が出てきた。

もう、「ドバッ」。

ドバッ。

これ、もうダメじゃん、かなり重症。

ネットでも「だらだらと続く鼻血が30分以上止まらない時は、救急車で病院に行ってもいい」って書いてあったじゃん。今の状態って、重症なんじゃないの、これ。。。

今回は20分程度の止血で鼻血は止まった。

短くてよかった。

・・・って、思っている場合じゃない。

一日で50+20=70分も鼻を押さえていないと大量の鼻血が止まらないって、どう考えてもおかしい。

これはもう、今からすぐに耳鼻科に行こうと決意して、近所のいくつかの耳鼻科に電話をかけて病状を説明してみた。すると、どこの耳鼻科でも答えは、

「その症状だと、うちだと対応しきれないかも・・・」

だった。そのうちの一つの耳鼻科が、耳鼻咽喉科の救急対応が可能な大きな病院を教えてくれたので、そこに電話してみた。すると、

「すぐに対応できるから、いつでも来てください」

と言ってくれた。というわけで、タクシーに乗ってその大きな病院に行ってきた。タクシーで2000円ぐらいの距離にこんな救急病院があるんだ。初めて知った。

午前の診察受付時間はもう終わっていたけど、診察してくれた。まず、止血剤を染みこませたガーゼを4つ鼻に詰められて、ロビーで30分様子を見ようという指示だった。鼻の奥ってそんなに長い棒を入れても大丈夫なんですか?ってぐらい、奥の方まで突っ込まれた。いつ鼻血がまた出てもいいようにね、と言われて、ビニール製のエプロンを首からかけられた姿でロビーで座っていた。先週土曜日に、研究室旅行の2日目にジャムを作った時に着たエプロンと、形状・素材ともにほぼ同じだ。まさか数日の間にこれを2回も着ることになるとは・・・。30分待った後にガーゼを取り出して、カメラで鼻の中を観察された。出血箇所は確認できたらしい。出血理由は、「状況から考えるとその薬の副作用である可能性がかなり高いけど、大人の急な鼻血の原因はわからないことが多いので断定はできないかなぁ・・・でももうその薬は飲まない方がいいですよ」とのことだった。

このあとどう処置するの?また出血するかもしれないしどうするのさ?・・・と思っていたら、鼻に詰め物(ガーゼ)を3つ入れられた。

「やっぱり止血は圧迫がいいんですよね~」

とのこと。確かに。

この詰め物は、金曜日まで入れていなければいけないらしい。「土曜日に詰め物を取りに来て下さい」と言われた。ん~・・・土曜日は、ドクター学生たちの発表会(学科が主催)があるから無理なので、金曜日に変更してもらった。金曜日までお風呂はシャワーしかダメらしい(血管が広がってしまうから、湯船にゆっくりつかるのは禁止)。血管が広がるという意味では、お酒もダメなんだろうな ・・・ お酒って確か血管を拡張したり収縮したりどっちの働きもするって聞いたことあるけど、まぁ、ダメなんだろうな。というわけで、しばらく禁酒。少なくとも、治療完了をお医者さんが断言してくれるはずの金曜日までは禁酒。誰にどんなに誘われても禁酒。

大学に戻ってきたのは15時ごろ。

それにしても大量に鼻血が出たなぁ。病院から帰ってきた後に、心配して部屋に来てくれた助教のTkくんがゴミ箱の赤いティッシュの山を見て、「鼻血の血の量じゃないですね~・・・」と言っていた。でも実は、ゴミ箱の中には、彼が見た「赤い山」の軽く10倍の「赤い山」があることを彼は知らない・・・ふっふっふ。

なんだか疲れたので、今日は21時ごろには大学を出た。

今回のことで、着ていたTシャツに鼻血がポタポタとついてしまった。1cm×1cmぐらいの血の跡が4ヶ所だから、多いわけじゃないけれど。仕方ないからそのまま帰りの電車に乗った(一応、上からシャツは羽織っておいたけど)。ドア近くに立っていたら、目の前に座っていたおばちゃん2人組に、

「ちょ、ちょっとおにぃさん、おなかから血出てるわよ!」
「だ、だいじょぶ!?」

と心配された。いや、今出ているじゃなくて、もう出尽くしたんです。。。ご心配かけてすみません。。。

これを書いている23時の時点で鼻の中を見てみると、詰め物の表面には血がにじんできてはいないので、血は止まったような気がする。鼻の中の炎症が激しいからか、昼間からよくタンがからむ。異物をからめて外部に捨てる人間の防御反応が機能している証拠だ・・・すごいな。でも14時に止血してからはタンがまったく出なかったんだけど、23時ごろに急にタンがからまってはき出してみたら、べっとり血からみついていた・・・ん~・・・鼻の奥にたまっていた昼間の残りがのどの奥に落ちてきたのか、まだ完全に血が止まっていないのか・・・どっちなんだろう。でも0時ごろにまたタンが出たけれど、それは黄白色っぽい普通の「のどに炎症があるときのタン」だった。つまりもう出血はしていないことになる。場合によっては明日また病院にちょっと行こうかなぁ。水曜・木曜日は会議とかが多いから、明日しか行けないしなぁ。

もう、この某せき止め液は、今後絶対に飲まないことにしよう。うん、決めた。いや、まぁ、これが原因とは100%言い切れないけど、もう飲まない。「大量の鼻血が2時間近く止まらない」なんて、怖すぎる。生まれてこのかた42年間で過去最大級に近い恐怖体験だった。

(この某せき止め液が原因とは100%断定できないから商品名はここでは書かないけど・・・でもどう考えてもこれが原因だと思うんだよなぁ・・・)

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6 コメント

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Unknown (ぶどうジャム)
2015-09-08 08:50:14
あらら~お大事に!
たぶん、副作用ですから、薬を止めれば大丈夫ですよ
心当たりのない鼻血は本当に怖いです
白血病等を疑われ、検査続きになりますし、不安がいっぱいです
それにしても、血のついた衣服で帰るなんて
自分は良くても、まあ感染症キャリアじゃなくてもやっぱり公共の場を経由して自宅に帰る時は、周りの人にもびっくりするし、感染の不安もあるし、迷惑なので、まあもうこんなことはないでしょうけれど、着替えたり、しみ抜き位はしてください
いちお (yoshi)
2015-09-08 09:39:48
着替えがなかったから少し染み抜きして上からシャツを羽織ったんですけど、染み抜きしきれなかった血がシャツの隙間から見えたみたいです。これ以上は限界です

薬を飲むのをやめてもまだ完全には止血できていないです
全く同じ症状でへこんでいます。 (Sayuri)
2018-03-02 12:49:41
はじめまして。海外在住者です。大量の鼻血で検索してこちらを知りました。
1週間前に、突然大量の鼻血が出てから、なかなか鼻血が終わりません。興奮したりすると、すぐ出ます。両方から大量に出て止まらないので救急に行ったのですが、鼻血が出る=血圧が高い 落ち着くと血圧が下がる なので、高血圧の薬をもらうことが出来ません。毎晩又鼻血が出るんじゃないかと不安で仕方ありません。どうやって鼻血が完全に出なくなりましたか?念の為今日、血液検査、尿検査、心電図検査をして結果待ちです。鼻血なんて無縁だっただけに、これはものすごいストレスですね。。。不安で仕方ありません。
お察しします・・・ (yoshi)
2018-03-03 00:16:21
私も大量の鼻血が止まらなかった時はへこみました。1時間ぐらい止まらなくて、病院で処置してもらっても、夜にまた大量出血しました。こんなに鼻血が出たのは生まれて初めてだったので、かなりストレスでした。私の場合は、大きめの病院の耳鼻科に行って、鼻の中にガーゼを詰められました(鼻の中にはこんなに空間があるんだ!ってびっくりするぐらい詰められました・・・)。完全に止血できたのは1週間後ぐらいでした。出血後は2週間ぐらいは(念のため)ティッシュ(大量)とビニール袋を持って外出していましたし、お風呂もシャワー(短時間)だけにしていました。その後、数ヶ月はまた出血する恐怖におびえていました。血液検査の検査結果が気になりますね・・・
ありがとう御座います。 (Sayuri)
2018-03-05 00:15:59
早速のお返事有難う御座います。1時間位の鼻血が2回、10分位の鼻血が2回と計4回ありました。先月27日、救急車で運ばれて以来は今のところありません。しかし、また鼻血が出るんじゃないかと、いつも止血どめのスプレーとタオルを持ち歩き、寝る時は横に置きと、精神的に疲れます。大量の鼻血=ストローク、高血圧、糖尿病等色々考えましたが、検査結果は、異常なしでした。鼻血が出る時は必ず血圧がとても高くなり、その後平常値に戻ります。なので、本調子で生活しようと思えなく、気分は老人生活です>_<
このまま鼻血が二度と出ない事を祈るばかりです。私の様な症状があった方がいた事にとても救われました。ブログに書いて下さって有難うございます。まだまだ恐怖ですが、この事により改めて健康がとても大切だと痛感しました。アメリカ食での健康管理は難しいけど、自分自身の為に頑張りたいと思います。有難うございます!
よかったですね (yoshi)
2018-03-05 17:40:37
大量出血は大変だったと思いますが、検査結果が異常なしだったことはよかったですね(それはそれで、何が原因かわからない不気味さは残りますが・・・)。このブログに書いた体験談が少しでもお役に立てたのであれば、うれしく思います。

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