日々の逃避

ある大学教員の単なる独り言です。
バイオマテリアルとか高分子とかを研究している・・・かも。

200人超え

2020年07月10日 | 日常

うわー、100人超えちゃった・・・と思っていたら、あっという間の200人超え。しかも連日。

「検査数が増えたから感染者数が増えただけ」と都知事は言うけれど、実はそれほど検査数が増えているわけではない。

よく言われているように、「陽性者数」ではなくて「陽性率」(=陽性者数/検査数)を比較しないと意味が無い、というのは確かに正しい。単純に考えてみると、例えば「陽性者数が100人」だとしても、

(1) 200人を検査して100人が陽性(→ 陽性率は50%)
(2) 1000人を検査して100人が陽性(→ 陽性率は10%)

の二つの「100人」には同じ価値はない。
では「陽性率」に着目して陽性者数を評価しようとしても、

(1) 重症者しか検査してもらえなかった時期の陽性率(検査数が少ない=母数が少ないので、陽性率が高いのは当たり前)
(2) 現在の陽性率

の二つを比較することにもあまり意味が無い。4月のころの方が陽性率が高いのはそりゃ当たり前だろう、と思う。でも逆に言うと、

(1) 「重症者の」200人を検査して100人が陽性(→ 陽性率は50%)
(2) 「軽症者も含めて」1000人を検査して100人が陽性(→ 陽性率は10%)

の二つの「100人」はほぼ同じ価値である可能性も高い。もしそうであれば、現時点の感染者数200人超え(過去最高値)は、非常事態宣言が出ていたとき以上に悪い状況であるかもしれない。

このように考えると、数値の絶対値(要請者数)と比率(陽性率)のどちらを重視すれば良いのかは、正直なところよくわからなくなってくる。でもやっぱり、「連日の200人超え」の数字のインパクトは大きい。大学からの帰りがけに数ヶ所の薬局に寄ってみたけど、マスクコーナーには人だかりができていた(次の入荷日を店員に詰め寄っている人もいた・・・)。なんとなく、身の回りで緊張感が高まってきたように感じる。

うーーーん。。。300人超えが連日続くようになったら、さすがに何らかの宣言が(都か国かはわからないけど)出るのかなぁ・・・予想がつかん。でも、もしそうなったら大学はどうなるんだろう。。。

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100人超え

2020年07月03日 | 日常

最近の東京の新規感染者数は「100人超え」が普通になってきた。

70、80、90あたりをすっ飛ばして、100人。

「検査数を増やしたから感染者数が増えている」と小池都知事は説明するけれど、感染拡大をどうやって防ぐかもっとまともな議論を進めて欲しいなぁ・・・と思う。最近の都知事の迷走っぷりを見ていると、いろいろ不安になる。後手後手に回って、4月以上の感染者数(都内で一日200人以上)になったころに、いろいろな制限がやっと発表されるのかなぁ・・・そんな悠長なことをやっていると、あっという間に数百人まで増えてしまいそうな予感・・・。

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