山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

中央情勢報告⑩「サービス等利用計画と個別支援計画の作成」

2013年10月27日 | 研修会
 第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第55回手をつなぐ育成会秋田県大会(平成25年9月28日(土)~29日(日)・秋田市)に参加してきた。
 その報告。
 第23回目。

 9月28日(土)第1日目の大会は、「式典」「アトラクション」「記念講演」に続いて「中央情勢報告」だった。
 講師は、田中正博氏(社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会常務理事)。
 その講演について、東北ブロック大会資料掲載(p.14~p.25)内容を、少しずつ引用してきた。
 その10回目。

 サービス等利用計画と個別支援計画について、各機関が責任もって、以下のように作成する事になった。

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【引用始め】

(東北ブロック大会資料p.17より)

 サービス等利用計画と個別支援計画の関係

○ サービス等利用計画については、相談支援専門員が、総合的な援助方針や解決すべき課題を踏まえ、最も適切なサービスの組み合わせ等について検討し、作成。

○ 個別支援計画については、サービス管理責任者が、サービス等利用計画における総合的な援助方針等を踏まえ、当該事業所が提供するサービスの適切な支援内容等について検討し、作成。


◎ 指定特定相談支援事業者(計画作成担当)

〈アセスメント〉 
・障害者の心身の状況
・その置かれている環境
・日常生活の状況
・親に受けているサービス
・サービス利用の意向
・支援する上で解決すべき課題
・その他
   ↓
〈サービス等利用計画〉
・生活に対する意向
・総合的な援助の方針
・解決すべき課題
・サービスの目的(長期・短期)
・その達成時期
・サービスの種類・内容・量
・サービス提供の留意事項

 〈障害福祉サービスに加え、保健医療サービス、その他の福祉サービスや地域住民の自発的活動なども計画に位置づけるよう努める。〉

 〈複数福祉サービスに共通の支援目標、複数サービスの役割分担、利用者の環境調整等、総合的な支援計画を作る。〉


◎ サービス事業者

 〈アセスメント〉
・置かれている環境
・日常生活の状況
・利用者の希望する生活
・その他
   ↓
 〈個別支援計画〉
 サービス等利用計画を受けて、自らの障害福祉サービス事業所の中での取組について具体的に掘りさげて計画を作成するよう努める。

【引用終わり】

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 こうした計画作成で重要なことは、「少し先を見て、少し先の希望をもつ」。
 定期的な見直しも大切になる。
 作成したらそれでいいといった形式主義に陥っては、なんの役にも立たない。
 計画を実行し、その実行した中味をふりかえる。
 さらに修正を加え、新たな取組をする。
 よく、いわれるPDCAサイクルのシステムの確立こそ重要である。

 (ケー)