第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会(9月28日~29日、秋田市)の報告をずっと続けてきている。
1日休んで、別な話題を取り上げる。
映画の話題。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2013(平成25年10月10日(木)~10月17日(木))が開催中。
http://www.yidff.jp/2013/program/13p1.html#t10
「パンクシンドローム」という映画が「インターナショナル・コンペティション」部門にノミネートされている。
応募総数は、117の国と地域より1,153作品の中から15作品が選ばれ、上映される。
「パンクシンドローム」は15作品の中の一つ。
本部門は、長編ドキュメンタリー映画の最高賞が選ばれる。
作品の概要は次のとおり。
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【引用始め】
「パンクシンドローム」The Punk Syndrome
フィンランド、ノルウェー、スウェーデン/2012/フィンランド語/カラー/85分
監督:ユッカ・カルッカイネン、J-P・パッシ Jukka Kärkkäinen, J-P Passi
フィンランドの、知的障がいをもったトニ、サミ、ペルティ、カリの4人で構成されたパワフルなパンクロックバンド。パンクに魅了された彼らの音楽は、自由への欲求や社会への怒りをシンプルかつ力強く表現し、多くのパンクファンに愛されている。カメラは彼らの日常に寄り添い、バンドの練習、リハーサル、ライブの成功、楽曲発売に至るまでを中心に記録する。4人それぞれの際立った個性と魅力、彼らの間に生まれる感情の揺れ動きが、軽やかに描き出される。
【引用終わり】
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上映日程は、次のとおり。
10月12日(土)19:30~20:55山形市民会館大ホール
10月13日(日)16:30~17:55山形市中央公民館6F
15作品の中からこの作品が「賞」をとれば、再上映(平成25年10月17日(木))されることになる。
注目の一本。
私は二日間とも予定がいくつか重なっている。
見に行くには万障繰り合わせないと無理。
知的障がい者のパンクロックバンドというのも興味深い。
私にとってロックそのものに興味があるわけでない。
知的障がい者がどんなロック調の音楽表現するものか見てみたい。
ハチャメチャ度がどの程度のものか。
それが受けているんだろうと思うが。
実際見てみないとなあ。
バンドメンバーは4名。
学習障がい、自閉症、ダウン症の障がいがある。
彼らの日常生活に対する不満がパンク音楽で爆発するのを、映画で描写している。
不満は、グループホームでの生活のこと、コーヒーが飲めないといったささいなことだが、彼らにとっては深刻だ。
ロックといえば、政治色の強い反体制的な色彩が定番だが、障がい者の立場を訴える異色のバンドを描いている。
この映画、国際的にも様々な賞をもらっている評判の映画だ。
主な賞は以下のとおり。
http://www.ds21.info/?p=6024
・タンペレ映画祭 観客賞 2012
・フィンランド映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞 2013
・ビジョン・ドゥ・リール スイスニヨン国際ドキュメンタリー映画祭 最優秀イノベーションフィルム賞 2012
・SXSW映画祭 観客賞 2013
「パンクシンドローム」が、山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナルコンペティション部門で、最高賞に輝くかどうか。
審査が見もの。
(ケー)