(駒形神社入り口)
(石橋から見た渓谷のせせらぎ)
(岩村田宿3)
「旧中山道を歩く」も121回目になってしまった。京都に到着する頃は、何回目になっているのであろうか?
定額 蘇民寺の妙楽寺を出て、民家のまばらな田んぼ道の
旧中山道を西に進む。しばらくすると右側にこんもりとした森が見える。
近づくと駒形神社の石碑があり、深い流れに石橋がかかっており、
橋を出たところに三基の道祖神がある。
橋の向こうにある階段を登ると平坦地があり、石の鳥居の奥に
小さな神殿が見える。
(三基の道祖神)
(階段と鳥居)
(この地方はいわゆる信濃牧の地であり、
神体は馬に乗った男女二神体が安置されていることから、牧に関連した神社と推定される。
再建は文明18年(1486)と伝えられるが、
形式手法から見て、その頃のものと考えられる。)(佐久市教育委員会)
神殿をのぞいたが社殿は堅く閉ざされ、
男女の神体を見ることができなかった。
平坦地は深閑として、鳥のさえずりとせせらぎの音が聞こえるのみで、
東京の喧騒からは想像することもできない静寂である。
(平坦地と神殿)
帰り道、神社の階段を下りるところに、
女と男をあらわす石造物に出会い、
神殿が堅く閉ざされている理由がおおよそ想像できそうである。
(神格化された?シンボル/正面女性、右/男性)
駒形神社を出ると道は下り坂になって、これを駒形坂というが、
坂を下りきったところにある信号の左側に「塩名田」の
標柱と道祖神の碑が並んで建っていた。
ここから「塩名田」である。
(「塩名田」の標柱と道祖神)