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世界の覚書

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記者クラブの度し難い閉鎖性

2009年11月25日 | 社会・教育
亀井大臣の「1日2回会見」にニューヨーク・タイムズが…(gooニュース・JAPANなニュース) - goo ニュース

民主党政権で記者会見のオープン化をやるはずだったのが、なし崩しになっていた。詳しくは知らなかったが、金融庁の亀井大臣はなんと1日2回会見(記者クラブ向けと、非加盟社・フリー記者向け)という奇手で対応している。

亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(雑誌・フリー等の記者)(平成21年11月10日(火)10:18~10:57 場所:金融庁大臣室)
問)ニューヨークタイムズのマーティン・ファクラーと申します。記者会見についてお聞きしたいのですけれども、毎回、2回記者会見をやらなければならないという異常な状態で、大臣にとっても、多分、面倒くさいと思うのですけれども…(笑)。

答)いや、そうではないですよ。私はいいですよ。

問)大変お時間もかかるし、貴重な時間ですし、この異常な状態をどのぐらい続けるつもりであるのか、ということと、あとこういうふうに2つの記者会見をしないと駄目だという異常な状態についてのご見解を…。

答)これは、原因はマスコミの閉鎖性。ここ(金融庁)の記者クラブが共同で(会見することを)認めれば良いのですよ。ただ、記者クラブが主催になっているから、私が「一緒にする」と「嫌だ」と言うものは、やりようがない。だから、「それならあなた方との時間を半分にしてここで後でやるよ」ということでやっているわけであって、彼らがいつまでも閉鎖的で分からず屋であればこういう状況を続けていきますよ。何もあの記者クラブに入っている人たちだけがジャーナリストではない。彼らは思い上がったらいけません。
もう少し詳しい事情は上杉氏が書いている。

亀井大臣に同じ会見を2度行わせる、記者クラブの呆れた抵抗
毎週火曜日と金曜日、亀井大臣は金融庁16階にある記者会見場で、新聞、テレビなどの記者クラブメディア対象に大臣会見を開く。(中略)記者会見を終えたばかりのその足で、17階の金融担当大臣室に向かう。そこにはフリーランス、雑誌、ネット、海外メディアなどの記者が待っている。彼はそこで、今終えたばかりの記者会見をもう一度やる

官庁の記者会見は記者クラブ主催のため、出席許可を下すメディアの代表者会議の結論を待っているというのだ。その2日後、金融庁記者クラブは記者会見へのフリーランス記者らの立ち入りを拒否した。そこで怒ったのが亀井大臣だった。「あんたたちはなんという時代錯誤なことをしているんだ。報道の自由や情報公開の見地からしておかしいでしょう。国民の知る権利をメディアが奪ってどうするんですか。それならばね、私は、自分主催の会見を開いて、そこにフリーランスやネット、海外メディアの皆さんをお呼びしますよ」こうやって始まったのが、亀井大臣による世にも奇妙な1日2回の同じ内容での記者会見なのだ。
要するに主催者が記者クラブだから、あれなので、大臣主催の会見を設けた、それも大臣室でという話。

#ここでは余談だが、亀井氏の会見は面白い。人柄だからしょうがない(笑)。そこは別項で。

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