最悪の独裁国家

ウイグル族、数千人暴動　中国・新疆　漢族に反感　死者１００人超(産経新聞) - goo ニュース

背景には広東省の工場で先月２６日に発生した漢族とウイグル族の衝突があると指摘した。広東省韶関市の香港系玩具工場で、「ウイグル人が漢族の女性を乱暴した」とのうわさが広がり、１００人以上の漢族労働者が鉄パイプなどでウイグル族労働者を襲い、２人が死亡、漢民族を含む１００人以上が負傷した。今回の暴動は、広東省での襲撃事件にからんだウイグル人の漢族に対する「報復」ともみられ（中略）「世界ウイグル会議」（本部ミュンヘン）の日本全権代表イリハム・マハムティさんによると、中国新疆ウイグル自治区ウルムチでの５日の暴動で、武装警察部隊の車両が突入し、ウイグル族男性１７人が下敷きとなって死亡した。

死者数については、新華社が140人以上と伝えたようだ。

CNN：中国ウイグル自治区の騒乱、新華社は１４０人以上死亡と

広東省韶関市の玩具工場では先月、ウイグル人従業員と漢民族従業員が衝突し、ウイグル人２人が死亡した。今回の騒乱はこの事件を受け、区都ウルムチ市内でウイグル人が行っていた抗議活動が発端。目撃者がＣＮＮに語ったところによると、抗議活動が５日午後５時頃に始まった後、参加者は女性や子どもを含めて１０００人以上に膨らんでいた。現場に駆けつけた警官隊が道路にバリケードを築いて参加者らを抑え込もうとしたものの、参加者らが警官隊を圧倒し、「通り過ぎる車やバスに投石していた」とされる。騒乱がエスカレートすると何百人もの武装警官が出動し、催涙ガスや消防車の放水で参加者らを排除。この時トラックや救急車、戦車のような装甲車が目撃され、散発的な銃声が聞こえたという。

死者が140人を超えるには、なかなか人力では届かないだろう。装甲車の突入や銃撃による殺害が大規模に行われたのではないか。こういう事態は現代中国では珍しくもないが、度をはずれた人権侵害であり、現代世界の基準では最悪の独裁国家の部類のはずだ。しかし、世界の反応は薄い。