たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

川の生きものしらべ~キッズ&ファミリー~

2018年07月20日 | 川の生きものさがし

photo by yamato

 7月16日(月)はキッズ&ファミリーの「川の生きものしらべ」。
 巾着田の高麗川です。


photo by yamato

 参加者は5家族15名。
 久しぶりにやまとが手伝いに来てくれて助かりました。参加者のスナップ写真を撮らせたら、ワンダースクールでは№1です!?


photo by yamato

 でも、連日猛暑続きですからねぇ…。
 川の生きものさがしは30分で切りあげることにしました。
 

photo by yamato

 10時半には再集合。「川の生きものを調べよう-水生生物による水質判定-」の下敷も使いながら、捕まった生きものたちを見てもらいます。
 以下、見るに堪えない写真ばかりですが、証拠写真ということで…。



 まずは「Ⅰきれいな水」の指標種から。
 このサワガニは、はさみが大きくて左右の大きさが違うのでオス。通常は右のはさみが大きいようです。



 裏側を見てみると。
 言い得て妙な俗称「ふんどし」の形でもオスだとわかりますね。



 ヘビトンボの幼虫は「あるき型(匍匐)」。
 以下も「生活型のいろいろ」は、谷幸三『水生昆虫の観察』トンボ出版より。



 とりあえずフタツメカワゲラ属までにしておきますが、ヤマトフタツメカワゲラになるのかな?
 「カワゲラ類」として「Ⅰきれいな水」の指標種となっています。



 次に「Ⅰ、Ⅱ両方でみられる水生生物(指標種ではない)」から。
 シロタニガワカゲロウの幼虫は「すべり型(匍匐)」。



 チラカゲロウの幼虫は「およぎ型(遊泳)」。



 ヒゲナガカワトビケラの幼虫は、「みのむし型(携巣)」ではなく「あみはり型(造網)。



 「もぐり型(掘潜)」のコオニヤンマのヤゴは、「Ⅱややきれいな水」の指標種です。



 ひろパパが成虫も捕まえてくれましたね。



 お顔のほうも。



 「川の生きものを調べよう」の下敷には載っていませんが、オジロサナエのヤゴは「A.きれいな水にすむ水生昆虫」(『水生昆虫の観察』より)。



 モンキマメゲンゴロウも同様です。



 オナガサナエのヤゴは「B.少し汚れた水にすむ水生昆虫」。
 水質的には下敷の「Ⅱややきれいな水」と同程度だと思いますが、表現の仕方でイメージが違ってきてしまいますよねぇ…。



 まだ小さかったオニヤンマのヤゴも同様です。



 カジカガエルのオタマジャクシです。
 より小さなアカガエルspの子ガエルを捕まえていた子もいました。



 シマドジョウですね。



 カジカもけっこう捕まっていました。



 オイカワかと思ったら、アブラハヤの幼魚かな?



 短時間だった割りにはいろいろ見つかってよかったですねぇ~。



 11時前には川遊びモードへ突入!
 生きものさがしを続けていた子どもたちもいました。


photo by masapapa

 川の水量は少なくて人が多かったので、水は濁ってしまっていますけれどもねぇ…。


photo by masapapa

 総合的に判断すると、巾着田の高麗川は「少し汚れた水」(「Ⅱややきれいな水」)の川となります。


photo by masapapa

 水質的にはとりあえず、安心して子どもたちを遊ばせることはできる川ですね。
 ワンダースクールで使わせてもらっている川では、日本の里の風布川やよしざわ自然農園さんの越辺川が「Ⅰきれいな水」の川となっております。
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