photo by yamato
7月16日(月)はキッズ&ファミリーの「川の生きものしらべ」。
巾着田の高麗川です。
photo by yamato
参加者は5家族15名。
久しぶりにやまとが手伝いに来てくれて助かりました。参加者のスナップ写真を撮らせたら、ワンダースクールでは№1です!?
photo by yamato
でも、連日猛暑続きですからねぇ…。
川の生きものさがしは30分で切りあげることにしました。
photo by yamato
10時半には再集合。「川の生きものを調べよう-水生生物による水質判定-」の下敷も使いながら、捕まった生きものたちを見てもらいます。
以下、見るに堪えない写真ばかりですが、証拠写真ということで…。
まずは「Ⅰきれいな水」の指標種から。
このサワガニは、はさみが大きくて左右の大きさが違うのでオス。通常は右のはさみが大きいようです。
裏側を見てみると。
言い得て妙な俗称「ふんどし」の形でもオスだとわかりますね。
ヘビトンボの幼虫は「あるき型(匍匐)」。
以下も「生活型のいろいろ」は、谷幸三『水生昆虫の観察』トンボ出版より。
とりあえずフタツメカワゲラ属までにしておきますが、ヤマトフタツメカワゲラになるのかな?
「カワゲラ類」として「Ⅰきれいな水」の指標種となっています。
次に「Ⅰ、Ⅱ両方でみられる水生生物(指標種ではない)」から。
シロタニガワカゲロウの幼虫は「すべり型(匍匐)」。
チラカゲロウの幼虫は「およぎ型(遊泳)」。
ヒゲナガカワトビケラの幼虫は、「みのむし型(携巣)」ではなく「あみはり型(造網)。
「もぐり型(掘潜)」のコオニヤンマのヤゴは、「Ⅱややきれいな水」の指標種です。
ひろパパが成虫も捕まえてくれましたね。
お顔のほうも。
「川の生きものを調べよう」の下敷には載っていませんが、オジロサナエのヤゴは「A.きれいな水にすむ水生昆虫」(『水生昆虫の観察』より)。
モンキマメゲンゴロウも同様です。
オナガサナエのヤゴは「B.少し汚れた水にすむ水生昆虫」。
水質的には下敷の「Ⅱややきれいな水」と同程度だと思いますが、表現の仕方でイメージが違ってきてしまいますよねぇ…。
まだ小さかったオニヤンマのヤゴも同様です。
カジカガエルのオタマジャクシです。
より小さなアカガエルspの子ガエルを捕まえていた子もいました。
シマドジョウですね。
カジカもけっこう捕まっていました。
オイカワかと思ったら、アブラハヤの幼魚かな?
短時間だった割りにはいろいろ見つかってよかったですねぇ~。
11時前には川遊びモードへ突入!
生きものさがしを続けていた子どもたちもいました。
photo by masapapa
川の水量は少なくて人が多かったので、水は濁ってしまっていますけれどもねぇ…。
photo by masapapa
総合的に判断すると、巾着田の高麗川は「少し汚れた水」(「Ⅱややきれいな水」)の川となります。
photo by masapapa
水質的にはとりあえず、安心して子どもたちを遊ばせることはできる川ですね。
ワンダースクールで使わせてもらっている川では、日本の里の風布川やよしざわ自然農園さんの越辺川が「Ⅰきれいな水」の川となっております。