たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

川の生きものしらべ~キッズ&ファミリー~

2017年07月04日 | 川の生きものさがし


 7月2日(日)は、キッズ&ファミリー「川の生きものしらべ」で巾着田へ。
 いい加減なたか爺ではございますが、今回は一応「全国水生生物調査」として、『川の生きものを調べよう』に定める指標生物の調査にチャレンジしてみました!?


photo by syuuichi

 川底の生きものたちが中心になるため、採集方法から。


photo by syuuichi

 シロタニガワカゲロウの幼虫だらけです。
 ヨシノボリやまだ小さなシマドジョウも網に入りました。


photo by syuuichi

 まずは生きものたちを捕まえてみてもらいます。


photo by syuuichi

 外環の事故渋滞にはまって途中から参加となってしまったご家族もいましたが、参加者は4家族14名。


photo by masapapa

 アシスタントはまさパパ、キッズアシスタントはしゅういちです。


photo by masapapa

 カジカガエルの子ガエルを見つけたところだったかな。


photo by masapapa

 生きものさがしは早めに切りあげ、11時には再集合してもらいました。


photo by masapapa

 捕まった生きものたちを見てもらいながら、解説も少々。

 以下、公益財団法人河川財団発行『川の生きものを調べよう 水生生物による水質判定』に基づく水質階級順に。写真はまともに撮れていませんけれどもねぇ…。



 「Ⅰきれいな水」の「カワゲラ類」は、フタツメカワゲラ属の一種の幼虫がかなり見つかっていました。



 帰り際に、たまたま見つかった成虫です。



 「Ⅰきれいな水」の「ヘビトンボ」の幼虫は2頭。
 今回は見つかりませんでしたが、「Ⅰきれいな水」の指標種としてはこれまで「ヒラタカゲロウ類」のエルモンヒラタカゲロウの幼虫、「カワゲラ類」のカミムラカワゲラの幼虫、「サワガニ」等も見つかっています。



 「Ⅱややきれいな水」の「コオニヤンマ」のヤゴは、まだ小さなものが何頭か見つかっていました。



 指標種ではありませんが、サナエトンボの仲間のヤゴは他にももう1種類。左側のヤゴです。



 「Ⅱややきれいな水」の「ヒラタドロムシ類」の幼虫です。
 今回は見つかりませんでしたが、「Ⅱややきれいな水」の指標種としては「カワニナ類」も多い川ですよね。



 「Ⅰ、Ⅱ両方でみられる水生生物(指標種ではない)」の「タニガワカゲロウ類」のシロタニガワカゲロウの幼虫は、個体数では№1でした。



 「Ⅰ、Ⅱ両方でみられる水生生物(指標種ではない)」の「チラカゲロウ」の幼虫も何頭か見つかっていましたね。



 「Ⅰ、Ⅱ両方でみられる水生生物(指標種ではない)」の「ヒゲナガカワトビケラ類」の幼虫です。



 ガガンボ類の幼虫は、「川の生きものを調べよう」には載っていません。 



 「ユスリカ類」の幼虫は、「Ⅳとても汚い水」の指標種ですね…。



 ヨシノボリ。以下、対象外の生きものたちも載せておきます。



 シマドジョウです。魚類ではオイカワやカワムツの幼魚も捕まっていました。婚姻色の出たヌマムツの死体も流れてきていましたね。



 カジカガエルのオタマジャクシ。



 ヌカエビです。


photo by masapapa

 「川の生きものしらべ」終了後は、自由に遊んでもらえればOK!
 暑い日になりましたからねぇ…。



 もちろん、川の生きものさがしを続けてもらってもOKですよ。
 


 午後は混むかと思っていたら臨時駐車場も開かず、この程度で助かりました。入口付近の川原は、避難民のテント村のようになっておりましたけれどもね!?



 オオシオカラトンボのカップルです。他の虫たちも少々…。



 未熟のハグロトンボ。



 ヤブキリの終齢幼虫は、参加者の子が川に流されていたものを救出!?



 ホソヘリカメムシです。

 そういえば、「全国水生生物調査」調査結果はネットで提出できるとのことだったので、早くまとめておかないと…。また忘れちゃいますよねぇ…。
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