
土塩層(荒川左岸)
3月20日(木)は里山体験プログラム「化石でワンダー探検隊」。9日(日)の小鹿野町に続いて、深谷市の土塩層と楊井層です。

楊井層(荒川右岸)
両方どんな場所か見ておいてもらって、あとはいつでもご家族で改めて楽しんでもらえればいいので、今回はちょっとタイトなタイムスケジュールとなっております…。

まずは集合場所の天神グラウンドの駐車場にて、これまで見つかった化石を見てもらいました。参加者は5家族15名。1家族は関越道の渋滞にはまって、午後のみ参加です。土塩層へのルートは初めての方には分かりにくいので、遅れた場合は諦めてもらうしかありません…。

ここから荒川左岸の河川敷に下りて、土塩層へと向かいます。

最初はこんな感じの道があるのですが…。

初めての方はこの辺から難しいかな?

これは何の説明をしているところだったか、記憶のほうが…。

棘だらけのハリエンジュの実生の森です!? 気をつけて通過してください。

土塩層に到着。できれば事前調査の際の状況を見てもらいたかったんだけれどもなぁ…。

河床の露出状況は荒川の水量次第となるので、こればっかりはどうにもなりません。

新第三紀中新世中頃(1000万年ほど前)の泥岩層で、巨大な古代ザメ「カルカロドン メガロドン」の歯の化石が出た場所となります。

あとは例によってほぼ時間順に載せておきますね。










炭化した植物片は見つかるものの…。

今回は、二枚貝や魚の骨などは見つからなくて残念でした。

午後もあるので、短時間で引き上げます。

これはオオカマキリの卵鞘だったかな。

荒川右岸の鹿島古墳群の駐車場へ移動してお弁当タイム。

午後は楊井層へ。

明戸の堰です。

今年も上流側を利用しました。

土塩層より上の地層の楊井層ですね。

イラガの繭は誰が見つけたのかな。







樹幹の化石です。

もし何も見つからなかった場合は、この欠片をお土産にしてもらえばいいかな。



メタセコイアの葉っぱの化石ですね。


これも樹木の一部。


同じく。



これもメタセコイアの葉っぱのようです。

事前調査の際には渡れそうな感じでしたが…。





14時に再集合してもらって。

見つかった化石を見せてもらいました。やはり樹木の欠片やメタセコイアの葉っぱが中心で、今回は広葉樹の葉っぱは見つかっていなかったかな。

ここで解散。あとはお気のすむまで!? ぜひまたご家族でもお出かけください。たか爺たちはこのあと男衾自然公園に寄ってから帰宅しました。
昨日6日(日)は、ワンダースクール2025年度の初回で里山体験プログラム「春の風布川」。新年度早々にあやうく狼天気誤報に騙されるところでしたが、無事開催できてよかったですね。4~5日は新潟だったのでさすがに疲れ切って、本日予定していた「春の生きものさがし」の事前調査はパス…。明日に変更です。