こだわりのあなろぐ盤

JAZZ 親爺の聴くクラシック

使えないPX25

2011年11月02日 | オーディオ
映画を観た水曜日

若いころから、PX25のナス管をいろいろ弄ってきた。素朴ともいえる
音ももちろん気に入っているが、何よりあのルックスがいい。
近づいてみれば、細いフィラメントに灯がともっているのも、かなり
いけてる。ただ、決して丈夫な球ではないようだ。

流通量も多くなく、結構高価なので簡単には買えないが、今までに5本
手に入れた。仙台にあったオーディオガラージュで2本、香川にあった
オーディオサミットで2本、富士商会で1本、いずれも出張の折に立ち
よって譲ってもらった。

回路は、6C5を使った浅野さんの回路が最初で、トランスドライブも
SRPPもやったが、なんとなく満足できず、最近はMH41段だけの単純な
回路にしている。管球王国に定電流点火が良いという記事が出たので
やってみたが、それほどメリットは感じられなかった。点火方法と
関係があるかどうかわからないが、そのころ次々と、球が不調となり
今は2本のみ生き残っている。

写真は、エミ減で使えないPX25たち、オブジェとしては最高だが...。

生き残ったPX25を使ったsingleアンプは、球をいたわるつもりで交流
点火なのだが、やはりハムが出る。最近、ハムがひどくなったと思って
計測したら5mVくらいある。これでは使えない。
単純にブリッジダイオードで整流しただけの直流点火で、もうひと花
咲かそうと思う。

今日の1枚

[LP]
ガーシュイン作品集 / ローズマリー・クルーニー

1979年の録音

丸針SPU で、針圧4.0g で聴いている。ボーカルのアナログ盤は少し
ノイズがあったほうが気持ちが良かったりするのは、なぜだろうか?