花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

雨過天青

2015年07月05日 | Weblog
磁器については詳しい事は何にも知らないんだけど...

この青磁のペパーミントグリーンが前から好きだった事と

古代中国(宋~明時代)の青磁器も展示されてるという事で興味が湧いて観に行ってきました



中の展示は3つに分かれていて...

第Ⅰ章では、日本に伝来した中国・南宋時代(12~13世紀)の官窯や龍泉窯の名品を

第Ⅱ章では、古陶磁の再現に心を砕き、次第に独自の青磁を作り出した近代の物故作家の作品を

第Ⅲ章では、人間国宝の中島宏をはじめ今を生きる現代作家10名の最新作を

という感じで、時代を追う形で観て行きましたが...

私が興味ある古代青磁の代表作品はこちら...


《 青磁鳳凰耳瓶 》 龍泉窯 中国・南宋時代 13世紀  東京国立博物館


《 青磁下蕪形瓶 》 龍泉窯 中国・南宋時代 13世紀


《 青磁盤 》 官窯 中国・南宋時代 12-13世紀  東京国立博物館

大きい瓶や、きっと高貴な皇帝ちゃんとかが使っていたんだろうな~って妄想した香炉や

いろんなモノがあったけど、古代青磁で一番気に入ったのはコレでした


《 青磁輪花碗 銘 鎹 》 龍泉窯 中国・南宋時代 13世紀  マスプロ美術館

ちょうどご飯茶碗くらいの小さい碗で、薄くて透明感があって美しい青緑色

金継ぎで補修してまで大切に使われていたんだな...と思ったらちょっぴりジ~ン

説明に 「かつて中国皇帝が「雨過天青(うかてんせい)」とその“青”を喩えた」 と書いてあるのを見て

タムさま@皇帝ちゃんを思い浮かべてニヤニヤしてたのは私だけだろな...

でも、私は古い時代のモノが美しいまま残ってるという事に浪漫を感じるので

近代~現代青磁にはそこまで心惹かれなくて、割とサクサク観て行ったんですが...

武器好きとして、ここでは足が止まりました(笑)


深見陶治 《 屹 》 2012-14年

こう見ると小さく見えますが、2mを超す見上げる大きさで圧巻 (↓参考画像)



朴刀(ぼくとう)か双手帯(そうしゅたい)の穂先のようで萌えました (作者は武器好きなんでしょうか?)

古代が無骨で、近代が洗練されてるかと言うとそんな事も無く

いいモノのいい所はちゃんと伝承されているのを見て心がほっこりしました

でも、美しい青磁器をたくさん見て目の保養になったけど

中国古代青磁が全体の5分の1くらいだったのがちょっと残念だったな...


美術館のお土産は、青磁と全っ然関係無い「ふじふせん」と金魚ポイ(笑)(@やっぱり金魚が好き



そして、展示を観終わった後で友達と待ち合わせて一緒にランチしてきました



久しぶりの 『 fu cha 』 で台湾粥と点心のランチ

お茶とお茶請けと杏仁豆腐も付いてます(杏仁は撮り忘れました(笑))



お茶請けのカボチャのタネが割れなくてキ~ッてなったけど(笑)美味しかった~

中国古代青磁を観て、中華なランチをして、夜まで台湾ラーメンだったし(笑)

たまにはこんな中華尽くしの1日もいいでしょ?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする