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愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

きほんの「き」 二日目

2007年06月05日 | TKC全国会
初級職員研修の二日目です。

◆◆ お客様に対する初期指導

ご縁をいただき、関与を始めるにあたり、初期指導の前の事前説明として下記のこ
とを説明することが大切です。

「会計事務所のできる業務とできない業務をきちんと話、理解してもらえたか」

これは、会計事務所が、誤伝票の再起票や、起票もれ取引を起票してあげるなど、決してリップサービスしてはいけません。起票代行すればするほど、自らの首を絞めることになることを肝に銘じてください。そして、会計事務所には起票権がないことを、再度確認してください。というものです。

万一、お客様企業が裁判問題に巻き込まれたときに、お客様企業の社員以外の筆跡でないとわかったときに、その帳簿の証拠能力を失うことがあるためです。



「脱税の協力と脱税相談はできないことをきちんと話したか」

脱税は犯罪ですが、その意識が欠落している方がありにも多いのが事実です。
見つかったら運が悪いぐらいの感覚の人がたくさんいます。

例えば、売上を100万円除外していて、あとで発覚すると本税・加算税をふくめて100万円を超える徴税もあり得ます。また、刑事罰に発展することもありますす。

知らないふりをするだけでも犯罪です。
税理士は資格剥奪の可能性があります。職員が勝手に加担したとしてもです。
監督義務というやつです。

事の重大性を、新入社員さんたちに理解していただく必要があります。


◆◆ ヒデオ鑑賞

巡回監査入門ビデオを上映しました。昭和の時代にできたビデオですが、システムが今と違う以外、考え方そのものは今でも大切なことを語っています。色あせしていません。

毎月の巡回監査を実行し月次決算をすることが、対税務署としても、業績管理としても大切であることを説明してくれています。

事前の問題解決、事後の問題対処。
やるなら、絶対、事前の問題解決です。
対処はやり続ける必要があります。
対策は一度実施すれば効果は続きます。


◆◆ 教育こそすべて

昨日の事務局の風土もそうですが、最初にどんな教育をするかによって大きく違ってきます。

教育とは・・・

所長・先輩が見せる背中です。
何を言っても、それと違うことを先輩がやっていては意味はありません。



◆◆ フレッシュです。

参加している方は、やはりフレッシュな方が多く、これまでの初級研修で知り合った人同士が休憩時間に和気あいあいと会話をしています。卒業旅行の話などがもれ聞こえてきます。

会計事務所自体は大きくても限度があるので、事務所の職員同士のネットワークは実はあなどれないものがあります。この楽しい雰囲気のまま、みんなが切磋琢磨しあって仕事を続けられることを願います。



◆◆ 今日の感謝

昨日に続き、基本の戻ることができたことに感謝します。