映画「キングコング:髑髏島の巨神」:この時代に真っ正面から「怪獣映画」を問う勇気 2017年05月05日 20時02分07秒 | 映画(新作レヴュー) ピーター・ジャクソンの「キングコング」は,「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズに続く,ビッグバジェットのオリジナル・リブートという雰囲気を持った大作だった。その大作感が堂々としていた一方で,「怪獣映画」に必要な「笑えるほどの馬鹿馬鹿しさ」といった点では,オリジナルへのリスペクトに端を発したと思われる行儀の良さの方が勝っていたような印象が強い。 それに比べるとジョーダン・ボート=ロバーツというまった . . . 本文を読む