子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

映画「舞妓はレディ」:前作で影を潜めた周防節を堪能する

2014年09月27日 12時09分39秒 | 映画(新作レヴュー)
仕事やスポーツや芸事を通じて,人の成長と変化のダイナミズムをリズミカルに表現してきた周防正行だが,「それでもボクはやってない」のスピンオフとも取れる前作「終の信託」は,テーマの重さとそれに合わせたかのような重厚な演出と演技は,正攻法で見応えがあるという印象も受ける一方で,周防監督でなければ撮れない作品なのか,という疑問の方が勝ってしまい,残念ながら入り込むことは出来なかった。 監督自身が自作に対し . . . 本文を読む