「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

平成26年第3回戸田競艇組合議会臨時会

2014-08-26 14:00:00 | Weblog
戸田競艇組合臨時会が開かれました。

議題は、蕨市議会選出議員改選に伴う手続きと、平成26年組合一般会計補正予算(第1号)でした。

補正予算は、9月1日より、「管理者補佐」という役職を設けるに当たり、その人件費404万9千円(半期分)の支出を成すものでありました。

競艇事業の経営改革を進めるため、外部の人材を責任ある立場で採用するという趣旨の様で、元埼玉県職員の経営コンサルをその職に充てるという内容でありました。

管理者および事務局からの説明では、現行の事務局長と事務局次長を配置転換し、この人物を事実上の事務方トップに据えるとのこと。来年度予算編成に携わらせるため、9月1日からの採用を求めたいとの説明もありました。

本件については、本会議での提案説明、所管の総務常任委員会での管理所並びに事務局からの答弁、臨時会開会前における本件に関する構成市議会等への説明の在り方等々から判断し、蕨市議会選出議員8名としては、反対を表明いたしました。

反対の理由は2点。

1点目は、管理者(戸田市長)がこの管理者補佐候補者に、何を求めるのか?どの様な方向性の改革を求めるのか?目指すビジネスモデルが不明確な点であります。この点は、総務常任委員会で蕨市議会選出議員等から再三にわたり説明を求めましたが、管理者並びに事務局からは大まかなイメージと候補者への期待が語られるのみで、充分な説明は成されませんでした。

以上の様な状況では、議案の是非に判断する情報を持ち合わせることはできませんでしたので、総務常任委員会では継続審査を求める動議も出されましたが、これも否決をされてしまいました。

2点目は、事実上の事務方トップを据える人事に伴う重要な議案であるにもかかわらず、唐突に臨時会に諮られ、事前の十分な説明が無かった点であります。この点、議案に賛成の議員からは「議会運営委員会にて十分な説明が尽くされた」との声があったようでありますが、そもそも議会運営委員会は議事日程等につき協議をする場であり、議案の内容について説明を聴取し決定をする場ではありません。議運本来の役割からすれば“付録”の様な説明の仕方を持って「説明が尽くされた」とする姿勢は筋違いと考えます。また、一部議運委員からは、「議運の中でも唐突に議案につき持ち出され、困惑した」との声も聴かれました。

さらには、漏れ伝わるところによれば、副管理者(川口市長、蕨市長)への説明も直前になってなされたとのことであります。

本来であれば、今後の組合経営を左右する様な重要な人事を伴う議案ですので、候補者を参考人招致して所信を聴取するぐらいまでの作業が必要なはずです。それを、着任予定日目前の臨時会でバタバタと審査させるような姿勢には納得ができませんでした。

しかしながら、議案については総務常任委員会並びに本会議において賛成多数を持って可決をされてしまいました。今後は、「管理者補佐」が打ち出す改革案につき注視していきたいと思います。

本日の臨時会は従来の定例会と比較して、議事が長時間に及びました。賛成の議員の中らは、議事が長時間に及んだこと自体に対する不満の声(それは、議案への反対を表明した蕨市議会選出議員に向けられていたと理解しておりますが)が聞かれました。大変残念なことです。

反対の理由・論拠等に対する批判であればともかく、議員の本分である議会で過ごす時間が「長くなったのがけしからん」というのであれば、議員を辞するべきではないでしょうか?

地方議会に対する視線が厳しくなっている最中、こうした姿勢は、更なる議会不信を招くものと危惧してなりません。

蕨ロータリークラブ創立50周年記念

2014-08-26 12:30:00 | Weblog
本年は蕨ロータリークラブ創立50周年の年ということで、11月には災害時のトイレ環境に関するフォーラム開催も予定されている様であります。

本日は、このフォーラムに向けた事前の学習として、蕨RC主催の講演会が開かれ、市議会議員にもご案内を頂きましたので、参加をさせていただきました。

講師は埼玉県危機管理防災部危機管理課主幹の方で、テーマは「震災への対応~1人でも多くの人が「助けられる人」から「助ける人」に~」というものでした。

講師からは、日本が地震多発国である現状と歴史、南関東地域の地震活動の長期評価、災害時の自助・共助の重要性、埼玉県地域防災計画のうち備蓄について、大地震に備える自助の取り組み等々幅広にお話がございました。

特に、自主防災組織については災害対策基本法上の位置づけ(住民の責務)に触れつつ、H26防災白書のデータを示しながら「普段から自治会活動をしている人は、災害時に助かる割合が高い」という点につき指摘がありました。町会・自治会の活性化、加入者拡大という視点からも興味深い指摘でありました。

かようにに災害時における地縁団体、住民組織の役割の重要性は高まっており、私が居住する南町地区でも、11月末にコミュニティ委主催の防災訓練(避難所運営等)が実施される予定となっております。