集団的自衛権の行使を認めた安倍政権の閣議決定は憲法違反だとして、違憲訴訟を起こす準備を始めた三重県松阪市の市民団体「ピースウイング」による、キックオフ集会が松阪市内で開かれました。
私も、中川浩埼玉県議(狭山市)とともに参加しました。
会場には250名ほどの参加者を集め、急きょ追加で椅子を設置する盛況ぶり。松阪市外及び三重県外からも多くの参加者を集め、地方議員も東京、愛知、奈良等から県議・市議が出席。主催者に寄れば、賛同の意向を伝えてきた議員は本日時点で約60名に上るとのことでした。
ピースウイングの代表者である、山中光茂松阪市長(38歳)は、「国際紛争を解決する手段として永久に武力と戦争を放棄するのが憲法の名文そのもの。そこに集団的自衛権の概念を容認させるのは憲法違反で解釈以前の問題。また、憲法改正の手続きや国民投票といった議論を経ずに閣議決定方針を決めるのは立憲主義に反する。独裁的な行為でヒトラー以上の暴挙。」と冒頭熱を込めた挨拶がなされました。
その後参加者からも、この運動に賛意を示す意見が相次ぎました。松阪市街及び三重県外からの参加者は、議員のみならず、一般市民の方々も多く、この問題に対する不安・危機感が広がっていることが伺えました。
更に山中市長からは、「自身もアフリカの紛争地で医療支援に従事した経験から、政治の過ちで壊された平和を取り戻すのが、いかに難しいか知っているつもりだ。愚かな為政者の判断が憲法秩序に違反していないかチェックする司法という存在がある。食い止めるには、いま動くしかない。将来にわたって平和を享受できるか否か分水嶺だ」という訴えもなされました。
会場には在京メディアの取材陣も詰めかけており、TVカメラも回っている中での上記の発言は、大変勇気の要るモノだったと思います。
従来、集団的自衛権のような、外交・安保にかかわる政策決定は、政府・国会の専管事項であり、とかく「市政とは関係ない」と思われがちでありました。しかし、昨今地方議会で閣議決定に反対する意見書が可決される事例が相次いでいること鑑みるに(蕨市議会では否決)、市民に最も近い存在である自治体議員において、閣議決定の危うさが感じ取られているのではないでしょうか?
集会後の食事会(会費制)でも、山中市長からは今回の件以外でも、松阪市で行われている住民協議会等の、住民による政策提案の仕組みについてもお話を聞くことができました。
今日の集会も山中市長の支援者たちが手弁当で運営しており、市長への信頼の厚さが伺えました。山中市長は現在2期目ですが、2期目当選の際の選挙では、一切選挙運動をしなかったとのこと。余りに何もしないことを心配した支援者たちが、自主的に市選管にポスターを届出て公営掲示板にポスターを貼りだしたというエピソードもお聞きすることができました。市長曰く「市長としての仕事をキッチリやっていることを、市民の皆様は理解してくれていると思うので、一切選挙運動をしなくても不安ではなかった」とのこと。
一度でイイから言ってみたい。そんなこと。。。
市民目線、生活者目線という意識は、議員生活を続けていくと、とかく忘れがちであります。たかだか在職7年目の私でも、その危うさを感じる時があります。
「昨今の中央の政治は、地方で当たり前の生活をしている人の思いに寄り添っていないのではないか。安倍政権が力を注ぐアベノミクスや外交・防衛では、国民生活とはかけ離れた議論がされている。一方、野党も与党と違う思想を示さなかったり、安倍政権の強引さなど本質的でない手続き論の批判にとどまっている。今後は、中道的な、当たり前の市民の現実に向き合った政治勢力を作ることも大事だろう」という山中市長の発言は、集団的自衛権の問題のみならず、私も含む政治家全般に投げかけられている「民意」の様に思えました。
<写真:熱弁をふるう山中光茂松阪市長。>
私も、中川浩埼玉県議(狭山市)とともに参加しました。
会場には250名ほどの参加者を集め、急きょ追加で椅子を設置する盛況ぶり。松阪市外及び三重県外からも多くの参加者を集め、地方議員も東京、愛知、奈良等から県議・市議が出席。主催者に寄れば、賛同の意向を伝えてきた議員は本日時点で約60名に上るとのことでした。
ピースウイングの代表者である、山中光茂松阪市長(38歳)は、「国際紛争を解決する手段として永久に武力と戦争を放棄するのが憲法の名文そのもの。そこに集団的自衛権の概念を容認させるのは憲法違反で解釈以前の問題。また、憲法改正の手続きや国民投票といった議論を経ずに閣議決定方針を決めるのは立憲主義に反する。独裁的な行為でヒトラー以上の暴挙。」と冒頭熱を込めた挨拶がなされました。
その後参加者からも、この運動に賛意を示す意見が相次ぎました。松阪市街及び三重県外からの参加者は、議員のみならず、一般市民の方々も多く、この問題に対する不安・危機感が広がっていることが伺えました。
更に山中市長からは、「自身もアフリカの紛争地で医療支援に従事した経験から、政治の過ちで壊された平和を取り戻すのが、いかに難しいか知っているつもりだ。愚かな為政者の判断が憲法秩序に違反していないかチェックする司法という存在がある。食い止めるには、いま動くしかない。将来にわたって平和を享受できるか否か分水嶺だ」という訴えもなされました。
会場には在京メディアの取材陣も詰めかけており、TVカメラも回っている中での上記の発言は、大変勇気の要るモノだったと思います。
従来、集団的自衛権のような、外交・安保にかかわる政策決定は、政府・国会の専管事項であり、とかく「市政とは関係ない」と思われがちでありました。しかし、昨今地方議会で閣議決定に反対する意見書が可決される事例が相次いでいること鑑みるに(蕨市議会では否決)、市民に最も近い存在である自治体議員において、閣議決定の危うさが感じ取られているのではないでしょうか?
集会後の食事会(会費制)でも、山中市長からは今回の件以外でも、松阪市で行われている住民協議会等の、住民による政策提案の仕組みについてもお話を聞くことができました。
今日の集会も山中市長の支援者たちが手弁当で運営しており、市長への信頼の厚さが伺えました。山中市長は現在2期目ですが、2期目当選の際の選挙では、一切選挙運動をしなかったとのこと。余りに何もしないことを心配した支援者たちが、自主的に市選管にポスターを届出て公営掲示板にポスターを貼りだしたというエピソードもお聞きすることができました。市長曰く「市長としての仕事をキッチリやっていることを、市民の皆様は理解してくれていると思うので、一切選挙運動をしなくても不安ではなかった」とのこと。
一度でイイから言ってみたい。そんなこと。。。
市民目線、生活者目線という意識は、議員生活を続けていくと、とかく忘れがちであります。たかだか在職7年目の私でも、その危うさを感じる時があります。
「昨今の中央の政治は、地方で当たり前の生活をしている人の思いに寄り添っていないのではないか。安倍政権が力を注ぐアベノミクスや外交・防衛では、国民生活とはかけ離れた議論がされている。一方、野党も与党と違う思想を示さなかったり、安倍政権の強引さなど本質的でない手続き論の批判にとどまっている。今後は、中道的な、当たり前の市民の現実に向き合った政治勢力を作ることも大事だろう」という山中市長の発言は、集団的自衛権の問題のみならず、私も含む政治家全般に投げかけられている「民意」の様に思えました。
<写真:熱弁をふるう山中光茂松阪市長。>