「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

第5回全国市議会議長会研究フォーラムin大分(2日目)

2010-10-21 09:00:00 | Weblog
標題研修会の2日目です。

本日は、課題討議が行われ、テーマは「政治倫理条例」と「議会の調査権」についてでした。最初の「政治倫理条例」については、石川県かほく市議会と佐賀県佐賀市議会の議長がパネラーとして、両市議会での条例制定の経緯とこれまでの運用等について報告がありました。

政治倫理条例は1983年に大阪府堺市議会で初めて制定されたものですが、当時国会でも国会議員の資産公開が法律で義務付けられる等、議員の資産、兼業、市との契約関係・請負関係のあり方について各議会で関心が高まっていた背景もあるようです。

パネラーとして登場した両市議会でも様々な問題意識から条例制定に至ったようですが、倫理と言う一義的には「個人がいかに身を律するか?」という内容のものを、どこまで強制力を持たせるか(それも資産公開等には本来強制力を持たない議会に)?少々難しいのでは?というのが私の印象でした。当然、議員本人が経営に影響力を持っている会社が市と契約を結ぶなんてことはダメではありますが。要は「お天道様の下にさらして、恥ずかしくないか否か?」と言うことに尽きるのだと考えました。

次のテーマであった「議会の調査権」については、東京都稲城市議会と長野県飯田市議会の事例が報告される予定で、楽しみにしていたのですが、帰蕨便飛行機の時間の関係で泣く泣く会場を後にしました。

全国から約2300名の市議会議員が参加した今回のフォーラムですが、「議会と市民の距離」をどう埋めて行くのか?が表のテーマではありましたが、その前段として「如何に議員が資質を向上させていくか?」が重要では?と思いました。より正確には昔と今では、必要とされる議員の資質が違うということではないでしょうか?