「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

黒門亭

2010-10-09 15:00:00 | Weblog
京浜東北線御徒町駅を降り、松坂屋を通り過ぎると、(社)落語協会の事務所がある。すぐ近くには「黒門町」と呼ばれた8代目桂文楽師匠のお宅があったそうな。

協会事務所の2階にはお座敷があって、ここで毎週土日と安価な木戸銭で寄席「黒門亭」が開かれている。今日は川柳川柳・つくし師弟が出るとのことでやってまいりました。

御座敷に入ると既に前座さんが1席噺している最中。お客さんは落語通と思しき人たちばかりのよう。私の様な昨日今日落語好きになった人間と違い、難解な古典落語の節々で笑いが起きていました。

「川柳つくし」さんは新人OLが初めての接待ゴルフで先方の部長と繰り広げるトダバタ劇を迫真の演技で噺切り、川柳川柳はいつもの絶対映像や活字にはできそうもないおはなしをなさっていました。

トリは古今亭志ん橋。長屋の夫婦喧嘩を見事に収めるご隠居のお噺を臨場感たっぷりに演じていました。

生憎の雨にもかかわらず、お座敷はお客で一杯。根強い人気を誇る庶民の伝統芸能「落語」を満喫できました。

<写真:本日の根多表>

ノーベル平和賞に見る人権・平和外交実践への覚悟

2010-10-09 09:44:46 | Weblog
今年のノーベル平和賞は、中国の民主活動家「劉暁波」氏に贈られた。本件の顛末については、既に多くの報道があるので、そちらに譲りたいと思います。

「市場としての中国」の存在感が高まる中、中国外交筋からの圧力に屈せず劉氏の受賞を決めたノーベル賞委員会の姿勢に率直に感銘を覚えます。委員会が置かれているノルウェー・スウェーデンにとっても中国市場は魅力的なはずです。多くの欧米諸国が、イランやリビアや北朝鮮の核開発には非難の声をあげても、中国・インドの軍拡には比較的寛容なのは、目をつぶっても円滑に彼の国での商売をしたいとの思惑からではないでしょうか?

ノルウェー・スウェーデン等の北欧諸国やカナダなどもそうだが、紛争国で仲介をしたりして「平和・人権外交」を推進する中で国際社会での地位を高めてきた。なんて説を聴いたことがあります。一方日本も世界唯一の被爆国として平和憲法を掲げる国である。しかし、日本にはない多くの資源(レアアース等)が権威主義的な国々に多く埋蔵されている現状があるなかで、日本がどこまで覚悟を持って「人権・平和」外交を推進することができるか?都知事の様に「金目の噺よりも大事なものもあるだろう!」という講釈は至極ごもっとも。しかし、「武士は食わねど高楊枝」とできる日本人は皆無なのも事実でしょう。

ノーベル平和賞はこれまでも多くの「反体制活動家」に送られてきた歴史があります。その中の一人で、ミャンマー(ビルマ)の民主活動家「アウン・サン・スーチー」氏が率いた民主化運動も現在のところ「スタミナ切れ」の感が否めない。軍事政権は中国の支援を受けて「欧米諸国が人権だ何だかんだと言って援助をくれないのなら、中国からもらうから構わんよ」と言ったところか。

理想の追求。それは相応の覚悟が必要なのでは?一度、北欧諸国やカナダの外交について学んでみたいものです。