私が大学院に通っていたころ、同期のほとんどが就職を決めていく中、一人院に残りカンボジア政治の研究に勤しんでいた友人がいた。
彼は現在大学の特別研究員として引き続き研究生活を続けている。その友人が事務局長を務めているNGOの表題セミナーがあり、かつての母校に足を運ぶ。
今日のテーマは「アンコール遺跡で暮らす人々-信仰と観光のはざまで-」というもの。講師は考古学者としてアンコール遺跡の発掘・研究をされている方。
講師からはアンコール遺跡整備の経緯、歴史的背景、遺跡を観光資源としてとらえるカンボジア政府と地元住民との関係等について講演がなされる。
もう一人の講師であったNGOスタッフからは、アンコール遺跡を中心とするカンボジアの観光産業の収入が地域の発展につながっていないのでは?という提起がなされた。「ガバナンスが効いていない」とこの方は説明をしていた。
世界遺産登録をされているアンコール遺跡群であるが、地元住民が遺跡の維持・管理に参加できていない実態があるよう。貴重な観光資源からの利益を有力者のポケットに入れてしまうか?国や地域の発展に役立てることができるか?ここでも政治の役割が問われている。
彼は現在大学の特別研究員として引き続き研究生活を続けている。その友人が事務局長を務めているNGOの表題セミナーがあり、かつての母校に足を運ぶ。
今日のテーマは「アンコール遺跡で暮らす人々-信仰と観光のはざまで-」というもの。講師は考古学者としてアンコール遺跡の発掘・研究をされている方。
講師からはアンコール遺跡整備の経緯、歴史的背景、遺跡を観光資源としてとらえるカンボジア政府と地元住民との関係等について講演がなされる。
もう一人の講師であったNGOスタッフからは、アンコール遺跡を中心とするカンボジアの観光産業の収入が地域の発展につながっていないのでは?という提起がなされた。「ガバナンスが効いていない」とこの方は説明をしていた。
世界遺産登録をされているアンコール遺跡群であるが、地元住民が遺跡の維持・管理に参加できていない実態があるよう。貴重な観光資源からの利益を有力者のポケットに入れてしまうか?国や地域の発展に役立てることができるか?ここでも政治の役割が問われている。