「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

3月議会閉会

2008-03-21 10:00:00 | Weblog
本日、蕨市議会3月議会が閉会しました。

最終日の今日は、これまで質疑をされてきた提出議案の採決が行われました。

採決に先立ち、執行部より追加提案された「蕨市名誉市民の同意について」という同意案件につき質疑が行われ、私から質疑をしました。本件は、前市長に蕨市名誉市民号を贈るというもので、私自身が訴えてきた議会改革でこれまでの古い政治のやり方を変えていくという政治姿勢に反するものと考えているものです。また、現市長も「32年間の長期政権からのしがらみ脱却」をマニフェストに高らかに掲げており、このマニフェストの整合性についても大変大きな問題を含んでいるものです。

市長からは「前市長も選挙の結果選ばれてきた方であり、その結果は尊重しなければならない。市政とは総合的なものであり、各方面の協力を得なければ進めていけない。私が前市長を批判してきたからと言って、名誉市民を与えないという姿勢を取って、この件を政局にするのは好ましくはない」という趣旨の答弁がありました。

結局、採決の結果本件は同意、可決となりました。私は退席をしました。

選挙の結果前の市長を選んできた有権者が「やはり、長期政権、しがらみは問題だ」と考えたから現市長が得られたのではないか?現市長の8年間の浪人生活を共に支えてきた人たちは、変えたいと願った長期政権を表象する前市長を「郷土の誇りとし、尊敬すべき者」と現市長が推挙したことに本当に納得しているのか?

前市長とともに公務員人生を歩んできた、市の幹部のみで構成される市政検証委員会で本当に改善策は示されるのか?

この街が本当に長期政権の呪縛から逃れられるか否か?非常に疑問を感じた最終日でした。