世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

しな水の危険ないきもの大集合通 FILE:2

2019-04-19 16:34:07 | テーマパーク
多目的ホールで展示されている、危険ないきもの達、後編。

三角形の頂点、折り返し地点に展示されていたのは、モンツキシビレエイ
毒ではなく、30~80Vの電圧を発生させて身を守る。発電カテゴリー危険度2。
シビレエイ シビレエイ
その名前のとおり、背中に、マトのような大きな紋があるが・・・これじゃあ
まるで、シビレエイと言うよりも、ボンカレイだな...とか思いながら次へ進む。

ここからは出口側のエリアにある、5つの水槽です。まず一番奥の水槽には
コブヒトデモドキと、ジャノメナマコが共存。共に防御毒カテゴリー危険度1。
コブヒトデモドキ ジャノメナマコ
ヒトデやナマコなどの棘皮動物は、サポニンという毒を蓄えて身を守っているので
この種に限った事では無いようだが、この2種は見た目からして鮮やかで面白いね。
本家のコブヒトデよりも美しいコブヒトデモドキは、名前で損をしている感じが。

2つ目の水槽も毒にまつわる生き物から、イモガイの仲間の、タガヤサンミナシ
口から発射する歯舌から猛毒コノトキシンを注入する。刺毒カテゴリー危険度5!
よく見るマガキガイに似ているが、刺されると非常に危険なので気をつけよう。
イモガイとキクメイシ オオマルモンダコ
さらに3つ目の水槽にも、咬毒カテゴリー危険度5より、オオマルモンダコ!・・・が
ずっと手前のガラスに貼り付いていたので、肝心な模様をあまり見る事ができなかった。
フグ毒と同じ、テトロドトキシンが含まれた唾液を持つので、噛まれると命に関わる。

そんな危険生物が続いた後には、ふたたび番外かわいすぎて危険!?カテゴリー、ダンゴウオ
トンネル水槽の入口にいたフウセンウオの仲間だが、フウセンウオが10cmくらいだったのに対し
こいつは2cmほどと、とにかく小さい!泳ぐのが苦手なので、腹ビレの吸盤で体を固定している。
ダンゴウオ ダンゴウオ ブルーカンディル
出口側の水槽、最後は、これまたガチで危険なナマズの仲間、ブルーカンディルが登場だ!
獰猛な性質で、獲物の体の中へと侵入し、体内から食い破るという。咬むカテゴリー危険度4。
尿素に敏感に反応する習性をもち、カンディルが尿道に入り込んだという珍事件も発生した。
その獰猛さの現れか水槽の中でも、とにかくせわしなく動き回っていたので撮影に苦労する。

これで入口から出口まで、逆V字に並んだ水槽は、すべて見終えることができたが、
あと入口と出口の間にも、2つ水槽が設置されていたので、最後にそれを見てみよう。

キハッソクは、グラミスチンを分泌するソープフィッシュ。粘液毒カテゴリー危険度1。
オウゴンニジギンポは、毒腺のある犬歯で噛んでくるので、毒牙カテゴリー危険度2。
今まで見てきた生き物たちからしたら、もはや、この程度の危険度では驚かないな。
キハッソク オウゴンニジギンポ 応急処置について
あとホール内に、危険生物の毒を受けた際の応急処置についても書かれていたので
いざという時には、これを参考にしてほしい。特に危険度5の下2つの異質感が凄い。

多目的ホールにて展示されていた、しな水の危険ないきもの大集合通は
これで終わりだが、実は館内の様々な水槽でも、それぞれに危険生物を
ピックアップされているので、次回からは、そちらを見ていくとしよう。

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