世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

タテジマキンチャクダイの変態

2021-11-12 16:55:55 | 自然・動物の画像
幼魚から成魚へと成長するにつれて、見た目が大きく変化する
タテジマキンチャクダイこと、エンペラーエンジェルフィッシュ

サンシャイン水族館沖縄の海の水槽にて、その変化を観察できた。

幼い頃は、体の後方から波紋が広がるように続く、白と黒の縞模様。
タテジマキンチャクダイの幼魚 変態中のタテジマキンチャクダイ
これが成長するにつれて、真っ直ぐなラインへと変わっていく。
青みがかった体の色も、上の方から徐々に黄色く染まってきた。

そこから更に、口周りの色が黒から白へと変化。
ここまで来ると、もうだいぶ成魚に近づいている。
変態中のタテジマキンチャクダイ タテジマキンチャクダイ
最終的に顔周りの白いラインや、ヒレの斑模様も消えて成長完了。
子供と大人で、ここまで見た目が変わる。なんとも不思議な魚だ。

同様の変化は、同じキンチャクダイ科のサザナミヤッコなどでも見る事ができる。
こちらの幼魚は、体の後方に円形の模様が無く、縞模様の歪みも比較的になだらか。
また成長しきると縞模様はほぼ消えてしまい、体中が黒い斑模様で埋め尽くされる。
サザナミヤッコの幼魚 変態中のサザナミヤッコ ワヌケヤッコ
が、そんなサザナミヤッコの成魚の画像がなかったので、ワヌケヤッコで代用。
こちらは成長することで、幼魚の時以上に湾曲した縞模様が現れるのが特徴だ。

マレーバクなど陸上の生物もそうだったけれど、子供の時の姿を見れるのは
本当に限られた期間だけだが、そこからの変化を追っていくのもまた面白い。

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